2019年10月31日木曜日

中国で捕獲された生きているヒューマノイド生物

(image credit by The Hidden Underbelly 2.0)
■中国沿岸を漂うヒューマノイド

中国の海岸近くを漂っていた奇妙なもので、中国人男性に拾われました。

シルエットだけであれば、手足の短い人間のような形をしています。

表面には細かい傷や凹凸があり、粘土細工の用でもありキノコのようでもあります。

これらは漂流中に傷つきそうなったのか、元々そういうものなのか判断できません。

一方、裏側はほぼぺったんこ、大きさを考えるとかなり薄っぺらです。

生物の死骸やなにかの残骸がたまたま人間のよう形作られたのだろう、ふつうはそう思います。

(image credit by The Hidden Underbelly 2.0)

が、驚いたことに、中国人男性によって首根っこ掴んで持ち上げられたこの塊は「足」のように見える部分を、まるで蝶が羽ばたくようなパタパタと動かします。

つまり生きているのです。

その正体を巡り議論が交わされました。

新種もしくは突然変異の海綿かヒトデ説。

動物学者であり、未確認動物学者のカール・シューカー (Karl Shuker) 氏は海綿の塊をこの中国人男性が「変形」させ、人間のような形にしているのではないか、と疑いをかけます。

また、ひどいものでは宇宙人は地球の深海に潜んでいる可能性があり、これこそその証拠である、といったもの。

しかし、単純にフェイクビデオではないかともいわれています。


(参照サイト)
LAD BIBLE
International Business Times

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自爆専属の戦闘員を要するアリ ~ イエロー・グー


■自爆専属の戦闘員を要するアリ ~ イエロー・グー

自爆系昆虫も意外といますが、今回はジバクアリ Part2です。

今回のはボルネオに生息するコロボプシス・エクスプロデンス (Colobopsis explodens)、通称イエロー・グー (yellow goo)。

イエロー・グーは樹上性のアリで、数千匹で構成される非常に大きなコロニーを形成します。

フタバガキ科の大木に好んで巣を作り、その巣は最大で高さ60メートルにも及びます。

英語で「爆発する (explode)」ことを意味する「エクスプロデンス (explodens)」を種小名に冠した筋金入りの爆発種です。

(image credit by MONGABAY)

数千匹のアリたちすべてが自爆するわけではなく、複数のカーストに分かれた中でもっとも小柄な働きアリのカーストのみが自爆専属の戦闘員として育ちます。

この自爆戦闘員が爆発した際に放たれる黄色い粘着性の毒液を「イエロー・グー」と呼び、そのことからこのアリ自体もイエロー・グーと呼ばれます。

自爆戦闘員は自爆する際、腹部を地面に垂直に持ち上げてから腹部を破裂させます。

イエロー・グーは刺激性の毒液であり、敵は窒息するか窒息しないまでも撃退することが可能です。

なお、もっとも大きな働きアリのカーストは、肥大した大きな頭部を持ち頭部で巣穴をふさぐ役割を担います。

(参照サイト)
MONGABAY
Passion Entomologie

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地球上最強の猛毒生物 ~ マウイイワスナギンチャク


■地球上最強の猛毒生物 ~ マウイイワスナギンチャク

最強の毒生物は?

これはとても難しい質問です。

もっとも人間を死に至らしめた数の多い生物を挙げる人もあれば、事故にあった場合の致死率の高さをもって最強という人もいると思います。

最も短時間に人を死に至らしめるものこそ最強という人もいるでしょう。

また、有毒であることを武器に攻撃的であるものや、逆に有毒ゆえディフェンス能力が高いものを最強と答える人もいるかもしれません。

評価基準は人それぞれなので、それぞれのナンバー1があっていいと思います。

自分はキロネックス・フレッケリこそ猛毒生物ナンバー1と思っています。

(キロネックスの詳細はこちらの記事をどうぞ)

(image credit by Terry Siegel)

しかし、単純にその生物の持っている毒性の強さ、半数致死量 (LD50) をもって判断する場合、マウイイワスナギンチャク (Palythoa toxica) が最強といわれています。

「猛毒動物最恐50」(今泉忠明著) によれば、マウイイワスナギンチャクの有する猛毒パリトキシン (palytoxin) の毒性は、青酸カリの8000倍、テトロドトキシン (フグ毒) の60倍ととてつもない強さです。

マウイイワスナギンチャクのハワイでの呼び名はリムメークオハナ ("limu-make-o-Hana")、意味は「ハナの死の海草」です。(ハナとはマウイイワスナギンチャクの発見されたハワイの地名)

これだけの毒性を持ち、またマウイイワスナギンチャクはわりと浅瀬に生息するイソギンチャクのようですが、生息域も狭く目立った事故はあまりないようです。

ただし、地元での呼び名で分かるとおり、その毒性は地元では周知の事実であり部族間の争いで矢毒などに使われた過去もあったようです。

(参考文献)
猛毒動物最恐50 / 今泉忠明著

(関連記事)

ニュージーランドに流れ着いたドラゴンの骨格

(iamge credit by Adventure Sports Network)
■ワイタレレのドラゴン

ニュージーランド、レヴィンのワイタレレ (Waitarere) のビーチを散歩していたマリア・ロンバード (Maria Lombard) 氏は思いもかけず、異様なものに遭遇しました。

細長い骨格で長さは2メートル以上、一見したところでは頭骨とそれに続く背骨のように見えます。

手足に該当するものはなにも見当たりません。

その頭骨と思われる部分の形状がとても異様で、そのシルエットは伝え聞くドラゴンを彷彿とさせます。

ただし、形こそドラゴンですが眼球や鼻腔の空洞も見当たらず、頭骨として考えるとちょっとおかしいです。

(iamge credit by Adventure Sports Network)

ロンバード氏もさすがに「ドラゴンはない」と思ったものの、巨大海蛇、即ち海生UMAシーサーペントの正体といわれる、巨大ウナギ (or アナゴ、ウツボ) の可能性を疑ったそうです。

世紀の大発見の可能性もあり、彼女の行動は迅速でした。

すぐにテ・パパ・トンガレワ (Te Papa Tongarewa) という超個性的な名のニュージーランド国立博物館に連絡をいれ、この謎の生物の特定を依頼しました。

テ・パパも彼女の問いに迅速に対応しました。

テ・パパによれば、これは英名をニュージーランド・スムース・スケート (New Zealand smooth skate, 学名 Dipturus innominatus) という、ガンギエイの仲間の骨格ということです。

エイは軟骨魚なので、これら骨格は軟骨でできていますが、ドラゴンの頭骨に見えるものは脳を守るケース部分だそうです。

ニュージーランド・スムース・スケートは2.4メートル以上に成長する大きなエイで、水深15~1300メートルを生息域とします。

巨大な生物がたいていそうであるように、ニュージーランド・スムース・スケートは性成熟に13年も要し、商業的価値はないものの混獲され絶滅が危惧されているエイだそうです。

(参照サイト)
Adventure Sports Network


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