■アウアプミュアン川の怪物 ~ アウアプス (アシュワプス)
今回はアウアプス (or アシュアプス, アシュワプス, Ashuaps)。
カナダのケベック州にあるアウアプミュアン川 (Ashuapmushuan River) に由来するのでこの名を持ちます。
アウアプミュアン川はアウアプミュアン湖 (Ashuapmushuan Lake) とサンジャン湖 (Lac Saint-Jean) を結びますが、アウアプスはその名前に反し、サンジャン湖 (Lac Saint-Jean) で目撃の多いUMAです。
アウアプミュアン川を通して行き来できるためどちらの湖でも目撃されるということでしょう。
典型的なレイク・サーペント系UMAで、細長い海蛇のような姿をしており、その体長は50~60フィート (約15~18メートル) と長大です。
目撃が始まったのは1950年代といわれおり、既にその存在は広く認識されていたようです。
というのも1955年7月23日にサンジャン湖で開催された「国際サンジャン湖横断水泳大会」において、この大会に参加する選手は「万一アウアプスによって負傷した場合でも大会開催団体に対しいかなる法的措置もとらない」こと免責事項として署名させられました。
まあジョークでしょうけどね。
1978年、マルセル・タルディフ (Marcel Tardif) 夫妻は50フィートの巨大な黒いヘビを目撃、同日マイケル・ベロー (Michael Verreault) 一家が乗っていたカヌーにアウアプスが体当たりし、三人はカヌーから投げ出されたと主張しています。
その後1980年代までは目撃情報も多かったといいますが、90年代に入るとめっきりその情報は減り、現在ではほとんどなくなってしまったそうです。
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