2020年2月20日木曜日

目のない肉塊モンスター ~ モランビン・ビーチの怪物

(image credit by Daily Mail & Michael Havis)

■目のない肉塊モンスター ~ モランビン・ビーチの怪物

メキシコの海岸に目もヒレもないイルカが漂着 ~ デスティラデラスの怪物」の記事を書いていて旧サイトで紹介していたモランビン・ビーチの謎生物を思い出したんで、こちらも紹介しておきます。

2018年2月、オーストラリア、クイーンズランド州のモランビン・ビーチ (Mulambin Beach) を愛犬のフレンチブルドッグと散歩していたシェリー・シモンズ (Sherry Simmons) さんが砂浜で謎の生物が打ち上げられているのを発見しました。

かなり腐敗が進んでおり、生前の姿を推し量るのはかなり難しそうです。

実際、シモンズさんも発見当初は生き物とは思わず、石化した流木かなんかだろうと思ったようです。

しかし近づいてみるとそれは木ではなく、なんらかの生物であることが分かりました。

シモンズさんがこの生物を棒でつついたところ、柔らかい感触が伝わってきたといいます。

大きな頭部に尾に向かって先細りの体型、そのオタマジャクシ然としたシルエットだけを見るとなんらかの海生物に見えます。

しかし目はなくヒレといえるような部位も確認できません。(※シモンズさんは小さなヒレが確認できるとコメントしていますが)

大きな頭部に下顎が飛び出た大きな口、それに垂れ下がったような吻部、まるで映画エイリアンのエイリアンの頭部のみを横たえたような姿です。

もともと目がないのか、それとも腐敗して皮膚や肉で覆われてしまったのか。

旧サイトでは見たままの特徴、大きな頭部に大きな口、そして垂れ下がった吻に目立たない目、尾に向かって先細りの体型、生息域からブロブフィッシュ (ニュウドウカジカ, Psychrolutes microporos) をその正体の候補として挙げました。

しかしよく考えてみるとあのゼラチン状のブヨブヨ体型が横向きになって形を維持できるわけもなく、またブロブフィッシュとしては体が長すぎる上、下顎が発達しすぎ、これは違うなと。

実物を見ているシモンズさんの意見は?

彼女はこの死骸をジュゴンではないかと考え、ゴールド・コーストにあるマリンパークにその可能性を尋ねると「可能性はある」との回答。

しかしクイーンズランド州環境局の科学者たちはそれはありそうにもないといい、候補としてなんと「サメの肝臓」を挙げました。

そしてあるスポークスマンはなんらかの海生哺乳類ではないかといいます。

結局この「生物」は回収前にどこかに流され、謎のまま終わってしまいました。

(参照サイト)
Daily Mail

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