2019年11月18日月曜日

ポート・マッコーリーの謎の口


■ポート・マッコーリーの謎の口 ~

謎の漂着死骸は星の数ほどありますが、これはなかなか珍しいものです。

一目見ただけでは分からないものだからこそ「謎の漂着死骸」ですが、これはよく見てもさっぱり分からない。

これは大きな嵐のあとにオーストラリア、ニューサウスウェールズ州のポート・マッコーリー (Port Macquarie) 近くに漂着したものです。

牙状の歯のようなものが楕円形に並んでおり、しかも一部分は二重になっています。

さらに、「毛」のようなものが全体を取り囲むように生えています。

これが口であるならば、真ん中にある肉質の物体は「舌」を思わせますが、口に対してあまりに大きすぎるように感じます。


「歯」が二重に取り囲む (ように見える) のは、腐敗して上あごと下あごが重なっているから、という見かたをする人もいるかもしれません。

歯の周りにある毛のようなものは、ヒゲクジラの髭のよな濾過 (ろか) 用フィルターという人もいるかもしれません。

ただし、上あご下あご両方に髭がある (クジラであれば上あごのみ) ことや、口内のフィルターにしては短すぎる、濾過摂食するするには歯が大きすぎるのでは等々、気になる点があります。

打ち上げられたことにより海生生物と思い込んでいるものの、180度見かたを変えて、これは哺乳類の上あごかもしれないと考える人もいるかもしれません。

専門家の意見として海洋科学者のデイヴ・ハラスティ (Dave Harasti) 氏、狩猟組合のブライアン・ヒューズ (Brian Hughes) 氏に問い合わせるも揃って「分からない」との回答。

万事休すかと思いきや、アンドリュー・マーティン (Andrew Martin) という一般の人から連絡が入りました。

「みながそれをどう思っているかは分からないが、これは大型魚の鰓耙 (さいは, gill rakers) だと100%確信してるよ」

鰓耙とはエラについているエサと一緒に飲み込んだ水を分離する軟骨で出来た濾過器官です。

するとマーティン氏の鰓耙説に賛同する連絡がアラー・ホーダーン (Alar Hordern) 氏からも入りました。

「わたしもそれはムロウェイ (mulloway, オオニベに仲間) の鰓耙じゃないかと思います。たくさんのムロウェイを釣り上げましたが、鰓耙はまさにそんな感じなんです。それは喉の奥にあるんです」

まったく見当も付きませんでしたが、自分も鰓耙を見た感じ、そうではないかと思います。

(参照サイト)
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