2020年5月27日水曜日

未知の海生哺乳類?それとも未知の海生爬虫類? ~ ガンボ

(オーウェンくんの描いたガンボの目撃スケッチ)

■未知の海生哺乳類?それとも未知の海生爬虫類? ~ ガンボ

アフリカ大陸最小の国家、ガンビア共和国。

領土こそ小さいですが、ここではいくつかのUMAが目撃されています。

有名なところではキリンやウマ、ワニ等の特徴を併せ持ついわゆるキメラ系UMAニンキ・ナンカ (Ninki Nanka) がいます。

今回はニンキ・ナンカと双璧をなすガンボ (Gambo) を紹介したいと思います。

ガンボはガンビアのバンガロー・ビーチ (Bungalow Beach) に漂着した死骸で、1983年6月12日、15歳のイギリス人、オーウェン・バーナム (Owen Burnham) 君ら家族により発見されたものです。

発見場所であるバンガロー・ビーチを冠して「バンガロー・ビーチの野獣 (The beast of Bungalow Beach)」とも呼ばれます。

ガンボはいわゆる「謎の漂着死骸」です。

多くの謎の漂着死骸系UMAが腐敗により原型をとどめていないことに起因しUMA化しますが、ガンボの場合、ほとんど腐敗の進行が見られなかったにも関わらず正体がわからなかったUMAです。

オーウェン君はカメラを持っていなかったためその詳細をスケッチに残しました。

体長は15フィート (約4.6メートル)、そのうち頭部は4.5フィート (約1.4メートル) ありクチバシが2.5フィート (約75センチ) と頭部の半分以上を占めました。
口内にはバラクーダのような80本もの鋭く尖った歯が並んでおり、大きさは全て均等でした。

頭部はドーム状にやや隆起しているものの、イルカのメロンほどの出っ張りではなかったそう。

頭部にイルカのような噴気孔は見当たらなく、その代わり吻の先端には鼻孔とおぼしき2つの穴がありました。

四肢はヒレ状になっており、前肢は1.5フィート (約45センチ) と後肢は損傷しており正確な大きさは分かりません。

背ビレも尾ビレもなく、尾は先細りで尖っており5フィート (約1.5メートル) ありました。

皮膚は滑らかで、体色は背中側がブラウン、腹部側が白と綺麗にツートンに分かれていたといいます。

「その巨大な生物の死骸は夜間に流れ着いたんだと思います。

朝の8時半ごろ家族4人で歩いていたんですが、観光客に売る目的でその生物の頭部を切断しようとしているアフリカ人を見かけたんです。

アンラッキーなことにそのとき僕はカメラを持っていませんでした。

ですから、できる限りその生物を詳細に観察しようと努めました。

本当に驚きました、目の前の光景が信じられなかったです。

アフリカ人は法外な値段でその生物の頭部を売ろうとしていたので諦めました。

その生物はよほど丈夫だったのか解体に随分と手こずっていたのを憶えています。

切断面から見えた肉は牛肉のような濃い赤い色をしていました」

写真さえ撮影できていたら、頭骨さえあれば、オーウェンくんのお父さんが大枚はたいて買ってくれさえすれば、、、

全体の特徴としてはイルカに似ています。

(ミナミオウギハクジラ (Gray's beaked whale/Mesoplodon grayi))
(image credit by Avenue (Wikimedia))

ガンボの正体として、アカボウクジラの仲間であるタスマニアクジラ (Tasmacetus shepherdi) 説がありますが、あまり似ているとは思えません。

そもそもイルカには後肢 (腹ビレ) はなく (注)、またイルカにはある背ビレ・尾ビレはガンボにはありません。

(注:腹ビレのあるイルカ「はるか」は除く)

腐敗はしていなかったという証言から腐敗による脱落等は考えにくいところです。

ただし先天性の遺伝子異常や怪我等で失った可能性はあるかもしれません。

さらに噴気孔がなく吻の先端に鼻孔があるということも含めると、イルカ (クジラ含む) の可能性は低そうです。

そうなるとUMAの正体として人気の恐竜もしくは同時代に生きた海生爬虫類の出番となります。

(クロノサウルス)
(image credit by Nobu Tamura(Wikipedia))

オーウェン君はガンボの正体として1億年以上前に絶滅したクロノサウルス (Kronosaurus) を挙げます。

大きさはさておき、確かにそのシルエットはクロノサウルスに似ている部分もあります。

クロノサウルスは四肢がヒレ状になったワニといった姿をしており、体長は10メートルほどもありました。

クロノサウルスはどうかと思いますが、現世の生物に当てはまるものがいないのも確かです。

オーウェンくんの証言通りであればその正体は何であれ、おそらく新種であることは確実ですが、オーウェン君が仕組んだでっち上げ説ともいわれています。

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