■巨大透明エビ風生物 ~ ジャイアント・システィソマ
最初に断っておくと、タイトルに分かりやすいように「エビ」と付けましたが、エビではないです。
クラゲノミ (hyperiid) というエビに似た端脚目 (たんきゃくもく) の甲殻類の中にフクロウミノミ (Cystisoma) というグループがあります。
クラゲノミは現在まで320種以上知られており、すべてが海生でその生息域は深海にまで及びます。
ほどんどの種が透き通っているか半透明状、体長は1センチほどのプランクトンですが、この中にクラゲノミの仲間としては規格外の大きさを誇る種が存在します。
たとえばミジンコは顕微鏡サイズの微小な生き物なのでふだんなんとも思いませんが、拡大してみるとかなり不気味です。
微小サイズの姿をそのままに5センチ、10センチの巨大ミジンコが存在したら誰だって驚きます。
それと同様で、通常のフクロウミノミは小型でなんとも思いませんが、これがそのままの体型で巨大化すると思いのほか不気味なものとなります。
種の名前は分かりませんが、このジャイアント・システィソマ (巨大フクロウミノミ) の最大種はなんと7インチ (約18センチ) もあります。
内臓の一部を除き、からだは脚も含め完全に透明、頭部側が非常に大きく、尾に向かって先細りの体系で、見慣れているエビの前後を逆にしたような体型をしています。
動画はこちらをどうぞ。
Florarii.com
WU-JUNG LEE@APL-UW
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