謎の四肢生物 ～ タイタスビルの怪生物

(image credit by Kelly Garrahan)

■謎の四肢生物 ～ タイタスビルの怪生物

アメリカ、フロリダ州のタイタスビル (Titusville) で発見された謎の四肢動物の死骸です。

発見したのはケリー・ガラハン (Kelly Garrahan) さんのボーイフレンドで、発見場所は彼女の裏庭です。

完全に干からびてミイラ化しており、死んでからかなりの期間が経過しているのは確かです。

よくまあそんな長い間、裏庭で発見もされずにいたもんだと不思議に思うかもしれませんが、彼女の庭の敷地面積は５エーカー (約２万平方メートル) もあると聞けば気付かないのも納得です。

(image credit by Kelly Garrahan)

謎の動物を見てみましょう。

頭の先から尻尾の先までで３フィート (約９０センチ) とわりと小柄です。

長い尾を含めないと体長は５０センチぐらいでしょうか、猫や小型犬ぐらいの大きさです。

頭部は長く犬歯も発達し尖った歯が口中にずらり並んでいます。

正体を巡りエイリアン、チュパカブラといった定番の声があがったものの、まともな声としては犬やコヨーテ、カワウソといった哺乳類系、ワニ、コモドドラゴン、オオトカゲといった爬虫類系に分かれました。。

ガラハンさんはこの生物特定のためフロリダ魚類＆野生動物保護委員会 (Florida Fish and Wildlife Conservation Commission) に謎の生物の写真を送りました。
答えはわりとあっけなくオポッサムと特定されました。

ミイラ化してやせ細ってしまっていますが、言われてみるとそれなりに生前の原形を留めています。

オポッサムは南米・北米大陸に広く生息する有袋類で１００種以上知られ、大きさは概ねネコ程度です。

(オポッサムの必殺技「リアルな死んだ振り」)

(image credit by Johnruble (Wikipedia))

危険を感じると必殺技のリアルな死んだ振り (擬死) をすることで有名です。

半開きの口から舌をだらりと垂らし、肛門腺から死臭のような悪臭まで放つという超念入りの演技派です。

現在の繁栄を考えるとこの死んだ振りを手に入れたのはは大成功だったようです。

(関連記事)

■ 謎の死骸 ～ ラ・シエラのブラック・デーモン

■ 謎のミイラ ～ イースト・グランド・フォークスの怪生物

■ 半鳥・半獣の謎の死骸 ～ アルゼンチニアン・グリフォン

■ 角を持つ謎の巨大生物の死骸 ～ ビジャリコスの怪物

■ チャールストンのミュータント・クリーチャー

■ ポート・マッコーリーの謎の口

■ 漂着した怪物はウーリーマンモスなのか？ ～ エインズデールの怪物

■ イングランド、マージー川のツチノコ・モンスター (マージー・モンスター)

■ アバディーンの謎の漂着死骸 ～ ネコトカゲ

■ メキシコの海岸に目もヒレもないイルカが漂着 ～ デスティラデラスの怪物

■ ジョージアで撮影されたヤング・ビッグフット

■ シャチと闘った象の鼻をもつ巨大海性生物 ～ トランコ

■ 謎のアメリカン・サラマンダー ～ トリニティ・アルプス・オオサンショウウオ

■ 口も胃も腸もなにもない生物 ～ オラヴィウス・アルガルヴェンシス

■ カリフォルニアの海岸をペニス･フィッシュ (ユムシ) が覆い尽くす

■ 下水道に生息する汚物の化身 ～ メッシー

■ 中国で捕獲された生きているヒューマノイド生物

■ ウェールズで見つかった巨大コクーン ～ 龍涎香か？

■ ムジンバ・ビーチのレッド・ブロブ ～ スパニッシュ･ダンサー

■ 実在する、尾で繋がったネズミの運命共同体 ～ ラットキング

■ ハーベイ・ベイの砂浜に打ち上げられた謎の物質 ～ 龍涎香かそれとも、、、

■ タイの漁師が撮影した謎の水中生物

■ ポイントプレザントの悪夢再び？ ～ 再訪したモスマン

■ ゾウのヒューマノイド ～ ナラビーン湖の怪物

■ ウガンダの巨大３本角をもつ牛 ～ スリー・ホーンド・アンコーレ

■ ポートイザベルの巨大ウミケムシ ～ アゴヒゲウミケムシ