■パラレルワールドに繋がるエレベーター
エレベーターには扉があり、入った場所と異なる場所へと運んでくれます。
一部のガラス張りのようなエレベーターを除き、エレベーターに乗っている間は外が見えませんが、だからといって見知らぬ場所へ連れていかれるなんてこともありません。
階段やエスカレーター等と同じ、あくまでただの移動手段の一つに過ぎません。
が、エレベーターから降りると、そこがいつもと違うように見えたとしたら?
それはただの気のせい?
いや、そこが自分の住んでいる世界ではない、動かぬ証拠を手に入れてまた元の世界へと戻ってきたとしたら、、、、
グリッチ系 (シミュレーション仮説)の話です。
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「2013年のことです、とても奇妙な体験をしました。
当時、私は大学生でロンドンのアパートで一人暮らしをしており、近所のセインズベリーズ (イギリスの大手スーパーマーケット) を利用していました。
頻繁に訪れていたため、そこで働く従業員もみな顔見知りとなっていました。
ある日の夕方、いつものようにセインズベリーズへ行こうと部屋を出て、アパートのエレベーターに乗り込みました。
とのときです、説明するのは難しいですが、とても奇妙な感覚に襲われました。
まるでどこか別の場所へ連れていかれるような感覚というのでしょうか、しかし、エレベーターを出るとそこはいつもの場所でした。
ただ、時差ボケと乗り物酔いのような感覚があったのを覚えています。
いずれにしてもいつものように私はセインズベリーズと向かいました。
すると妙なことに気付きました。
顔なじみの従業員が一人もいないのです。
おそらく顔見知りはみなたまたま休みを取っているのだろうと思い、その馴染みのないおそらく新人の従業員に尋ねました。
いつもの顔見知りの名をあげ、どうしているのか尋ねたところ、そんな人たちは知らないというのです。
それどころか自分たちは新人ではなくずっと前から働いているとさえ言うのです。
いったい何が起こっているのか?私はとても混乱したまま買い物を続け、そして家路へとつきました。
エレベーターに乗ると、さきほど出かけるときに乗った時と同じ奇妙な感覚に襲われました。
翌日、セインズベリーズへ行くと、いつもの顔見知りの従業員たちがそこにはいました。
昨日の夕方はどうしていたのか尋ねると、その時間はいつものように働いていたというのです。
自分が訪れたので見なかったか聞いてみましたが、やはり誰も自分を認識している人はいませんでした。
私は昨日の夕方ここに訪れ買い物したことを証明するために彼らにレシートを見せると、一様に驚きを隠せないようでした。
あり得ないことですが、もちろん勘違いして別のセインズベリーズで買い物をしていたわけでないことはレシートに刻まれた店の住所を見れば明白です。
これを合理的に説明するのは2つしかありません、私がパラレルワールドに滑り込んだか、それとも従業員たち全員がグルになって私を騙しているかどちらかです」
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扉の出入りでシーンが変わるプログラミングはちょっとしたミスで全く別の場所へつながることがあります。
レシートに刻印された時刻が自分の元居た世界と矛盾が無いことから、タイムリープしたわけではなく、パラレルワールドへスリップした、と考えているわけです。
仮想世界において、本来住んでいるワールドからバグ (グリッチ) により一時的に異なるワールドにスリップし、戻ってきたという解釈です。
なかなか面白いグリッチ体験ですね。
(参照サイト)
reddit/oracle101xd
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