2020年2月16日日曜日

ネッシーは死なず ~ アバディーンのネッシー死骸

(image credit by The SUN)

■ネッシーは死なず ~ アバディーンのネッシー死骸

UMA界最高峰の知名度をもつスコットランドのスター、ロッホ・ネス・モンスター (ネス湖の怪獣) ことネッシー

と書いたものの今じゃもう有名じゃないのかな?

UMA関連の書籍にネッシーが載っていないということはなく、昔からのUMA好きにとってネッシーは食傷気味の人も多いと思われます。

知らない人のためにネッシーを一言で説明すると、スコットランドのネス湖 (Loch Ness) で目撃される首長竜タイプの未確認動物です。

ネッシー写真としては最も有名と思われるのは、婦人科医ロバート・ケネス・ウィルソン (Robert Kenneth Wilson) 氏によって撮影されたといわれる通称「外科医の写真 (surgeon's photograph)」でしょう。

(外科医の写真)

しかしこの写真はクリスチャン・スパーリング (Christian Spurling) 氏が死の直前にフェイクであることを告白。

スパーリング氏の作った潜水艦のおもちゃを彼の義父マーマデューク・ウェザラル (Marmaduke Wetherell) 氏と共謀しネッシー写真を撮影したといいます。

告白以前にフェイクを疑われていたこともあり、やはりという感じでした。

ネッシーの存在を裏付けると言われていたその他のソナー写真等も、現代の最新技術で解析されるとそれらは既知の生物であったり流木等であったりと次々と否定されます。

そもそもネス湖は定点カメラで24時間監視されており、大型爬虫類と考えられているネッシーが息継ぎにすら現れない時点でその存在はかなり厳しいものでした。

(ここでネス湖のライブ映像が見られます。イギリスと9時間の時差があるので、日本時間で午後3~4時以降でないと真っ暗です)

その存在は風前の灯状態にあるネッシーですが幾度否定されようと目撃は続きます。

そしてそれは2020年に入ってもそれは変わることはないようです。

スコットランドの港湾都市アバディーン (Aberdeen) 近くの砂浜に巨大な生物の死骸が打ち上がっているのが発見されました。

そして人々は言います、ネッシーの死骸が見つかったと。

しかし、ネッシーの故郷がいくらスコットランドといっても発見されたのはネス湖ではなく砂浜。

お膝元のスコットランドのメディアですら「ネッシーは海水に適応できなかった」などと揶揄される始末。

実際のところこの生物は何でしょう?

脊椎がむき出しになっています。

この大きさですから既知動物であればクジラサメ、サメのものには見えませんからクジラの可能性を探りたくなります。

いろいろな種類のクジラの骨格を見比べたんですが確定できずにもたもたしていると、そのうちに特定されてしまいました。

実は2019年の10月にこの場所にミンククジラが打ち上がっており、埋め立てることも海に戻すこともせずそのまま放置されていたらしいのです。

3ヶ月の時を経てミンククジラは腐敗し「ネッシーの死骸」へと変貌したというわけです。

ミンククジラが打ち上げられた際の写真も撮影されており、このネッシーの死骸の正体はミンククジラで確定のようです。

(3ヶ月前に撮影されていたミンククジラ)

(参照サイト)
The SUN

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