(image credit by The Sun)
■バイロン・ベイのパープル・ブロブ
ここ1ヶ月ほどの間、フィリピンやマレーシア等、東南アジア各地にピンク色のクラゲが大量発生しているニュースが相次いでいます。
クラムビオネ・マスヒゴフォラ (Crambione mastigophora) という種で、通称「シー・トマト (sea tomato)」と呼ばれているクラゲだそうです。
(image credit by The Star)
傘の直径は25~30センチぐらいあるなかなかの大物ですが、うっすらとピンク色に染まった半透明の傘はかわいらしく見えます。
しかし、強風に煽られ大挙して海岸に押し寄せる様は薄気味悪く圧迫感を感じさせます。
ところ変わってオーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州の海岸沿いの町、バイロン・ベイ。
この町の砂浜に打ち上げられた謎ブロブ。
「謎のブロブ」とはいえ、ゼリー状、円形、放射状に伸びる器官、この特徴から導き出される生物は?
そのほとんどはクラゲです (稀にそうでない場合もあるので注意)。
で、今回のはクラゲで問題ありませんが、なにクラゲか分かりますか?
自分は分かりませんでした。
正解はイボクラゲ (Cephea cephea)。
直径は50センチを超す大型のクラゲで、英語ではクラウン・ジェリーフィッシュ (crown jellyfish, 「王冠クラゲ」) とかカリフラワー・ジェリフィッシュ (cauliflower jellyfish) と呼ばれます。
クラゲなので刺胞 (毒針) を持ちますが、人間にはほとんど無害だそうです。
(参照サイト)
THE Sun
The Star
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