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2024年9月30日月曜日

京都の空にモスマンが現れた!? ~ 京都モスマン


■京都の空にモスマンが現れた!? ~ 京都モスマン

越後モスマンの記事で京都モスマンに触れたので、こちらも紹介しておきましょう。

2011年4月、午前8時過ぎ、著名な玩具プロデューサー、安斎レオさんによってモスマンが撮影されたといいます。

撮影された場所が京都であることから京都モスマン (Kyoto Mothman) と命名されました。

手前の建造物に「京都嵯峨美術大学 (現在は「嵯峨美術大学」に改称)」という文字が見えることから京都市右京区嵯峨五島町 (ごとうちょう) で撮影されたようです。

モスマンは1966年11月~1967年12月の1年余り、アメリカ、ウェストバージニア州ポイント・プレザントで爆発的に目撃された有翼のUMAとして知られており、基本はポイント・プレザントのUMAです。

しかし、本家モスマンと似た特徴、つまり「黒っぽい体色の有翼のヒューマノイド」はアメリカ以外で目撃されてもモスマンとして認識されます。

モスマンはUMAの中でも特に人気・知名度があり、上記の通り定義が緩い (黒っぽい体色の有翼のヒューマノイド) ことから世界各地で目撃が報告されています。

ちなみに実際のモスマンは身長2メートル超、直立二足歩行が可能、頭部と体のつなぎ目が不明瞭 (つまり首が無い)、大きな赤い目を持つ、名前の通りモス (蛾) に似た翼を有し高速で飛翔できる、といった特徴を持ちます。

(image credit: 安斎レオ via リアルライブ)

(image credit: 安斎レオ via リアルライブ)

安斎さんによって撮影されたモスマンですが被写体までの距離があまりに遠過ぎてトリミングすると解像度が低過ぎることから、写真でモスマンに似ているかを判断するのはちょっと難しいところです。

スマホで撮影したのかデジカメで撮影したのかは分かりませんが、2011年といえばスマホの黎明期でありカメラの性能も今ほどではありません。

現在の性能のスマホで撮影していればもう少しはっきりと写っていたかもしれず惜しいです。

意図的に撮影されたものではなく偶然に写りこんだものだったらしいので肉眼での目撃証言はありません。

但し、連続写真で撮影されていたことからその生物の動きは事後ながら分かったようで安斎sさんによれば「物体の動きは非情に異様」だったそう。

写りこみであったことからフェイク写真の可能性はなく、それがなんであれ「本物」であることは確かなようです。

でも、ま、この1枚だけだと鳥かどうかすら分かりませんが、、、

(参照サイト)



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上空をサーフィン ~ 河北省邯鄲市の天人


■上空をサーフィン ~ 河北省邯鄲市の天人

おまけのミニネタです。

中国、河北省邯鄲市 (かんたんし) で観光客によりちょっと不思議なビデオが撮影されました。

何の変哲もない中国の町の風景、但し、ちょっと上空へと目を移すと、、、




真っ白い人間のような姿をした天人 (てんにん) が雲の上に乗って画面左から右へとと滑るように進んでいます。

体に頭部、両腕が確認できますが、各部位は動いているようには見えません。

雲に乗ってサーフィンをしている感じといったらいいでしょうか。

正体はもちろん雲、前方の大きな雲の後ろを走る雲が「天人」を形成しているようです。

典型的なパレイドリアですが動画であることで面白味があります。

あっという間に風に流され前方の雲に隠れてしまい、ほとんど半透明の頭部しか見えなくなってしまいました。

(参照サイト)




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2024年9月29日日曜日

カニバリズム (人肉嗜食) の世界へようこそ ~ ウェンディゴ


■カニバリズム (人肉嗜食) の世界へようこそ ~ ウェンディゴ

今回は北米大陸 (カナダ南部・アメリカ北部) に伝わるUMA、ウェンディゴ (Wendigo / Wiindigoo) です。

一般的には人喰いのヒューマノイド系UMA、もしくは精霊 (悪霊) として描かれます。

まあUMAの世界で (事実確認は取れないにせよ) 人喰いは決して珍しいことではありませんが、ウェンディゴはガチの人喰いであり、しかもオカルトとリアルの境界線上の存在です。

北米大陸北方の先住民族、アルゴンキン語族 (クリー族、オジブワ族、ソルト―族等々) の間には彼らだけが罹患 (りかん) する「ウェンディゴ症候群 (Wendigo psychosis)」と呼ばれる精神疾患があります (実在します)。

カニバリズム (人肉嗜食) の衝動を抑えられなくなる精神疾患で、多くは飢餓が引き金となりカ「ニバリズム以外でこの飢餓を解決できない」と判断する (思い込む) と発症するといわれています。

彼ら先住民族にとって「カニバリズム = ウェンディゴ」であり、ウェンディゴの存在を知る彼らだけが罹る病です。

この疾患は自分がウェンディゴに取り憑かれ、自らがウェンディゴに変貌しようとしている過程である、と思い込むのが特徴です。

適切な栄養を摂らせることにより症状の緩和が見込めるものの、歴史的にみた場合、重篤な患者は (殺人を未然に防ぐため) 部族によって処刑されたり、まだウェンディゴに変貌途中であると錯覚した患者の中には自ら命を絶つ者もいたといわれています。

このように、一部の部族たちにとってウェンディゴはUMAや精霊以上の存在であり、オカルトとリアルの狭間に位置していることが分かるでしょう。

さて、UMAのウェンディゴの話をしましょう。

UMA (もしくは精霊) のウェンディゴと精神疾患で語られるウェンディゴは当然のようにクロスオーバーしており、UMAのウェンディゴは人間をウェンディゴに変える能力があると信じられています (それ故、取り憑かれたと錯覚するのです)。

背の高さはふつうの人間サイズから15フィート (約4.5メートル) まで様々ですが基本的にガリガリに痩せた屍 (しかばね) のような見た目というのが基本のようです。

但しUMAとして描かれるウェンディゴはビッグフットのような毛むくじゃらの獣人であり、多くの場合、シカのような角を生やしている生物として認識されているのが一般的です。

性質こそ違えど、容姿的には北米で目撃されるディア―マン (鹿男) と似ています。

ちなみにウェンディゴの本来の姿である「屍タイプ」がガリガリに痩せているのは理由があります。

彼らは人を襲って食べるも、食べた分だけ体が成長するため太ることができないのです。

それにより彼らは常に空腹です。

故にカニバリズムの欲求を抑えることができず、常に次なる犠牲者を探し森を彷徨い歩くといわれています。

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トレイルカメラに映った謎の生物 ~ デュビーナ・クリーチャー


■トレイルカメラに映った謎の生物 ~ デュビーナ・クリーチャー

おまけの記事です。

アメリカ、テキサス州のデュビーナ (Dubina)。

地元住民で建築機器の販売員、マイケル・デュマ・デメル (Michael "Dumas" Demel) さんは狩猟のため、10年以上に渡ってこの森に3台のトレイル・カメラを仕掛けていました。

カメラの動体検知機能を有しており、動物が前を横切ると自動でシャッターが切られ、毎日数多くの野生動物たちが撮影されていました。

当然、野生動物に見慣れているデメルさんでしたが、その日撮影されたものの中にデメルさんでも特定できない奇妙な写真が含まれていたのです。

鮮明とは言い難いものですが、ガリガリに痩せた小柄な四肢動物に見えます。


「3台のカメラで1日に約100枚以上撮影されるのですが、その奇妙な生物が写っているのは1枚だけでした。

ひと目見て何かがおかしいと感じたので、写真をズームしてみました。

直感では、それが猿ではないかと思いました。

とにかく普通じゃない。

私は長年にわたり何十万枚もの写真を見てきましたし、狩猟で多くの時間を森で過ごしてきましたが、今回のような経験は初めてです」

テキサス州公園・狩猟管理局 (Texas Parks and Wildlife Department) に問い合わせるも、広報担当は「写真の解像度が低すぎて特定するのは不可能」との回答。

「家族や友人、近所の人たちにもこの写真を見せましたが、スキンウォーカー、猿、チュパカブラ、エイリアン等々、あらゆるアイデアが出されました。

テキサス南部ではチュパカブラの噂を聞くことがあります。

最もクレイジーなアイデアはスキンウォーカーでしょう。

わたしはスキンウォーカーのことを知らなかったので調べたぐらいです」

現在でもこの写真の中の生物は特定されていません。

(参照サイト)

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2024年9月28日土曜日

下水道にはワニとイヌのハイブリッドが棲むらしい ~ クロコディンゴ


■下水道にはワニとイヌのハイブリッドが棲むらしい ~ クロコディンゴ

今回はクロコディンゴ (Crocodingo)。

クロコダイル (crocodile) とディンゴ (dingo) のかばん語で、頭部がクロコダイル、体がディンゴに似た典型的なハイブリッド・クリーチャーです。

以前に紹介したアメリカ、バーモント州モンペリエ (Montpelier) で目撃されるアライグマとアリゲーターのハイブリッド・クリーチャー、クーニゲーター (Coonigator) と似ていますね。

さてディンゴはハイイロオオカミ (Canis lupus) の血を引くオーストラリアの野犬なので、クロコディンゴはオーストラリアのUMAか?と思うでしょうがそうではありません。

クロコディンゴはアメリカ、テネシー州スコット郡で目撃される未確認動物です。

但し、このUMAのバックグラウンド・ストーリーはなかなか凄いものです。

クロコディンゴがはじめて目撃されたのは1839年7月31日の夜のことです。

この日、スコット郡に住むハンク・レモン (Hank Lemon) なる人物は自宅裏の空に今まで見たことがないオーロラに似た不明瞭な緑色の光を目撃ます。

するといきなり激しい稲妻のような閃光が森を貫きました。

その時、レモン氏の周りは異臭に包まれたといい、彼は後に警察にこう語っています。

「その時、空気中には遺体安置所のようなひどい悪臭が漂っていました、それになんだろう、とにかくひどい、、、これ以上ここにとどまろうものなら正気を失いそうなほどでした。」

レモン氏が呆然としていると、それから数分後「鰐の頭を持つ犬」が森を駆け抜けたといいます。

これがどういうわけかUFOと関連付けられるようになり、クロコディンゴは宇宙人が地球の生物で遺伝子実験をしたことにより誕生した産物であり、その処置に困った宇宙人が地球の野に放ったものだというのです。

オーロラのような光に見えていたものがUFOであり、閃光はクロコディンゴをUFOから放った時の光、という解釈のようです。

この話はUFO事件として捉えればそれはそれで面白いのですが、採用するとUMAとしてのクロコディンゴの存在が一気に怪しいものになってしまいます。

まあこのストーリーは後付けで考えられたものでしょうからそれほど気にすることはないかもしれません。

元からその姿を想像するにパラノーマル感は満載ですが、規格外に吻部の長い雑種の野犬を見間違えただけかもしれませんから、実在してもそれほどおかしなものではない気がします。

レモン氏の目撃以降、特に19世紀半ばを過ぎるとテネシー州ニューリバーでクロコディンゴが爆発的に目撃されるようになります。

農作物が荒らされることもないためおそらく肉食性と考えられましたが、人や家畜を直接襲った記録はなく (間接的に襲われたとみなされているものはあり) その見た目ほど危険な存在ではないようです。

自分たちが万が一にも標的にされないようにするためでしょうか、川で魚を捕らえて食べている姿がよく目撃されていたため、クロコディンゴのために川岸に餌を置くようにしていたといいます。

主な目撃は19世紀に集中していますが、20世紀に入って以降も散見されており、特に1943年の下水道作業員、ジャック・バニスター (Jack Bannister) 氏によるものは興味深いです。

バニスター氏はコヨーテに似た生き物を発見し追いかけると、その生物は自らマンホールの蓋をずらして開け、下水道の中へと逃げていきました。

マンホールの蓋を開けているときにその生物の姿をはっきりと確認したといい「頭部がアリゲーターもしくはクロコダイルに似たみすぼらしいオオカミ」と例えました。

まさにこの特徴は1世紀ほど前から目撃されているクロコディンゴの姿そのものです。

21世紀に入っても目撃が細々と続いています。

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