2030年12月31日火曜日

このサイトについて


「くりぷと〜世界の奇妙な住人たち」は世界中のUMA(未確認生物)、絶滅種を含む不思議な動物や植物、巨大生物、そして昆虫食をはじめとする奇妙な食材や料理などを紹介しているサイトです。

2030年12月30日月曜日

UMAとは?


このブログのメインコンテンツのひとつ、UMAについて簡単に説明します。

UMAという単語に聞きなれない人もいるかもしれませんが、UMAとは "Unidentified Mysterious Animal" のそれぞれの単語から頭文字をとった略語で、「未確認動物/未確認生物」のことです。通常「ユーマ」と発音されます。

これはUFO (Unidentified Flying Object, 未確認飛行物体) をもじった一種の和製英語で、英語圏で使われることはまずありません。

英語圏では未確認動物のことを通常 "cryptid(s) (クリプティッド)"、未確認動物学のことを "cryptozoology (クリプトゾウオロジー)" といいます。

古典的なものではネス湖の怪獣 (ネッシー)ヒマラヤの雪男 (イエティ)ビッグフット、日本だとツチノコなんかが有名どころではないでしょうか。

UMAとは簡単にいうと「目撃情報があるものの存在が立証されていない野生動物 (もっと平たく言うと「未捕獲の新種の野生動物」(注1))」のことですが、実際のところ都市伝説的・オカルト的要素が強い生物がかなり含まれます。

そもそも未確認動物学という言葉はあれど、体系的に整っているわけではなく、たとえば鬼や河童といった民間伝承的生物や妖怪との線引きもあいまいです。

そういうわけでUMAと呼ばれるものは突き詰められると、ほとんどがアウトです。

ですから「そんなへんてこりんな生き物が目撃されていたのか!」とあまり深く考えず、この現代社会のどこかでひっそりと暮らすUMAたちに寛大な気持ちで接してください!



(注1)
UMAのことを「未捕獲の新種の野生動物」と表現しましたが、実は絶滅したと思われている動物の目撃もUMAに数えられることがあります。

いまだ毎年のように目撃が続くタスマニアタイガーメガロドン、日本国内ですとニホンカワウソニホンオオカミなどがそれに当たります。

また、恐竜やその時代に生きた海生爬虫類 (たとえばプレシオサウルス) の目撃もUMAに数えられます。ネッシーなどがいい例でしょう。

2030年10月3日木曜日

Welcom to CRYPTO


旧サイト 「UMAファン ~ 未確認動物」からお越しと思いますが、どうもありがとうございます。

プロフィール書いてないわ、記事も少ないためカテゴリ分けもしてないわ、等々、まだ全然出来上がってはいませんが、まとまって読める程度の記事数をアップロードしたので、公開します。

旧サイトと記事の重複もありますが、コンセプト見直しにより、なるべく記事は短く読みやすいようにすべて書き直しています。

旧サイト同様、UMA関連の記事もありますが、それだけにこだわらないもう少し広い分野をカバーしていく予定です。

徐々に記事数を増やしていく予定ですので、今後ともよろしくお願いします。

2019年12月13日金曜日

毎夜、生きた仲間を生贄にするアリ ~ フォレリウス・プシルス


■毎夜、生きた仲間を生贄にするアリ ~ フォレリウス・プシルス

社会性を営む昆虫の仲間には、巣の防衛・繁栄のためであれば惜しげもなく自らの命を巣に捧げるものがいます。

ミツバチのように命と引き換えに敵に強烈な毒を注入するものもいれば、戦闘時、毒腺を破裂させ敵もろとも爆死するアリ(※1)やシロアリ(※2)もいます。

(※1ジバクアリを参照。※2ムヘイシロアリを参照)

南米ブラジルに生息する フォレリウス・プシルス (Forelius pusillus) というアリはそういった中でも特異な自己犠牲を発揮します。

社会性昆虫の自己犠牲は基本的に敵と直接対峙したときのディフェンス時に発揮されますが、フォレリウス・プシルスは敵と対峙していないにも関わらず発揮されます。

このアリは毎夜、巣穴を塞 (ふさ) ぎ外側から見てもどこに巣穴があるか見分けが付かないほどにしてしまいます。

しかしこの芸当、巣の内部からの作業だけでは単に穴を塞ぐことは出来ても「外側からどこに巣穴があるか分からないほど綺麗に」塞ぐことは不可能です。

方法は一つ、外に出て作業をするしかありません。

数日間の観察によれば、巣の外での作業に任命された働きアリは最大1日当たり8名。

最長50分もかけて念入りに巣穴を塞ぎます。

さて、家に戻りましょう、、、とはいきません、たった今自分で塞 (ふさ) いだばっかりなのだから。

逃げも隠れも出来ない巣の外で朝まで過ごさなければならないのですから大変です、、、なんて甘いものではありません。

観察期間中、巣の外で働いたアリはトータルで23名、そのうち朝まで生き残れたものはたったの6名。

サンプル数が少ないので正確な数ではありませんが、生存率はわずか26%

本来はもっと生存率が高いかもしれませんし、もっと低いかもしれませんがそれは分かりません。

ですが、巣外で過ごすことが非常に危険であることだけは確かです。

そもそもなんで死んでしまうのかがよく分かっていませんが、朝までに糖質を使い果たしてしまう、体が乾燥してしまう、年老いたものもしくは病気の働きアリが従事している、もしくはこれらの複合的要因、等の仮説が立てられています。

そもそもこのメンツがどうやって決定されているのかが分かりませんが、強制的に巣外に締め出されているとしたら人身御供ですし、自らがすすんでしているのであれば自殺です。

確かに数百、数千という命を守るために、毎夜数匹の働きアリを犠牲にするだけでその確率が飛躍的に跳ね上がることを考えればコストとしては安上がりです。

似たようなことは現代の人間社会でも常時起きているのが現実ですが、それでもゾッとする「風習」です。

(参照サイト)
AAAS

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どんなに探しても卵を見つからない! ~ ベガスヒョウガエル


■いくら探しても卵を見つからない! ~ ベガスヒョウガエル

今回はベガスヒョウガエル

別にどうでもいいでしょうが、旧サイトで紹介したときと属名が変わっていたので訂正します。

旧サイトではラナ・フィシェリ (Rana fisheri) でしたが2011年、保存されていたサンプルのDNA鑑定により分類の再考があり、リソバテス・フィシェリ (Lithobates fisheri) に変更されたようです。

さてさて1893年、ここはアメリカ、ネバダ州のカジノの都、ラスベガスが建設される前のネバダ砂漠。

この地にある砂と土に囲まれたベガスバレー (Vegas valley) の湧き水から新種のカエルが発見されました、ベガスヒョウガエルです。

体長は5~7センチ超の中型のカエルで、体色はグリーンを基調に黒っぽいヒョウのような斑点があります。

英名はベガス・バレー・レオパード・フロッグ (Vegas valley leopard frog)、直訳すると「ベガスバレーのヒョウがエル」になりますが和名はちょっと短くして上記のようになります。
見た目は現存種のヒョウガエルと変わりなく、多くの人が興味を引くようなカエルではありません。

しかしこのカエル、謎がひとつだけあり、不思議なことにいくら探してもこのカエルの卵が見つからないのです。

たとえば、カメにそっくりなことで有名なタートル・フロッグ (Myobatrachus gouldii, カメガエル) のように砂地に穴を掘って卵を産んでいたとしたら、なかなか見つかるものではありません。

土中に卵を産んだら、出てきたオタマジャクシはどうするんだ?と心配になりますがそれは問題ありません。

タートル・フロッグの赤ちゃんはオタマジャクシのステージを卵の中で過ごし、卵から出るときは既にカエルになっているからです。

ベガスヒョウガエルも同様なのでしょうか?

実は卵は見つからないものの、湧き水を元気に泳ぎ回るオタマジャクシは確認されています。

つまり土中に卵を産んでいるわけではないのです。

卵胎生でお母さんガエルが直接オタマジャクシを産むのでしょうか?

ベガスヒョウガエルに密着し徹底的に調べればこの程度の謎であれば容易に解明できそうなものです。

なぜしないのか?

それは叶わぬ夢だからです。

静かだった砂漠地帯はカジノの都として発展し始めると、生息地域は破壊されかれらは徐々に数を減らしていくことになります。

そして発見からわずか50年、カジノの喧騒をよそにベガスヒョウガエルは地球上から完全にその姿を消してしまったからです。

(参考文献)
●失われた動物たち(プロジェクトチーム)

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2019年12月12日木曜日

ポイントプレザントの悪夢再び? ~ 再訪したモスマン


■ポイントプレザントの悪夢再び? ~ 再訪したモスマン

モスマンはビッグフットと並びアメリカを代表するUMAのひとつです。

有翼ですが、基本的にはヒューマノイド (獣人) 系のUMAです。

モスマン (mothman) はその名の通り、蛾 (moth) + 人間 (man) のハイブリッド的な姿を特徴としており、日本では稀に「蛾男」と呼ばれる (直訳される) 場合もあります。

二足歩行し、体長は2メートル、一見したところでは現存するいかなる動物にも似ておらず、とうてい存在しそうもないシルエットですが今でも時折目撃情報が続く不思議なUMAです。

モスマンは1966年に、アメリカ、ウェストバージニア州のポイントプレザント (Point Pleasant) で爆発的に目撃されたUMAです。

それ以降、アメリカ以外での目撃もありますが、やはり目撃が多いのはアメリカです。

(image credit by WCHS)

そんな中でもやはりモスマンの故郷といえるのはポイントプレザント、この地でモスマンらしき生物が久しぶりに目撃されました。

目撃したのはモスマンのことすら知らない、仕事の関係でポイントプレザントに引っ越してきた男性です。

州道を車で走っていると、木から木へと飛び移る奇妙な動物に気付き車を止めこの動物を写真のおさめました。

写真に加工の跡はなく、写っているものが何であれフェイク写真でないことは証明されています。

とはいえ、被写体までの距離がかなりあったようでトリミングすると画質は荒く、細部は一切分かりません、確認できるのはシルエットのみです。

(image credit by WCHS)

足が非常に長く、明らかに鳥として逸脱したプロポーションをしていますが、単にヘビ等を捕らえたフクロウなんじゃないか説もあります。

非常に人気のあるUMAですが、一方、縁起の悪いUMAとして知られ、モスマンが目撃された地域はまもなく大きな悲劇が起こることで有名です。

一種のデス・エンジェル的存在ですが、このあと特にポイントプレザントにはなにも悪いことは起きなかったようです。

ということはやはりモスマンじゃなかった?

(参照サイト)
WCHS

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木になるアイスクリーム ~ インガ・エドゥリス (アイスクリーム・ビーンズ)


■木になるアイスクリーム ~ インガ・エドゥリス (アイスクリーム・ビーンズ)

インガ・エドゥリス (Inga edulis) は南米原産のマメ科植物ですが、ジャックと豆の木を彷彿させる100フィート (約30メートル) の巨木に成長します。

この「インガ (Inga)」という名 (属名) は南米の先住民族トゥピ族がこの植物を呼ぶ呼称をそのまま採用したものです。

さてこのインガ・エドゥリス、またの名をアイスクリーム・ビーンズ (ice-cream beans) といいますが、これはこの植物の果実に由来します。

(image credit by YouTube nikosnature)

インガ・エドゥリスはマメ科植物であり、皆さんが想像するようなマメの入ったサヤを実らせます。

このサヤは最大で1メートルほどまで成長するといいます。

このサヤの中には真っ黒の種 (マメ) が入っていますが、この種を柔らかい真っ白な果実が包み込んでいます。

この果実こそアイスクリーム・ビーンズという名の由来となる部分です。

(image credit by YouTube nikosnature)

果実は生食でき、味も食感もバニラ風味のアイスクリームのようだといいます。

白い果実も霜の付いた氷のようで見栄えもアイスクリームのようです。

インガ・エドゥリスの品種によってはシナモン風味も加わるというまさにデザートのような植物。

真っ黒のマメのほうはバニラ味でもなければ生食もできませんが、非常に栄養価に富み、人気のある食材だそうです。

また木は建築木材、樹皮や葉、そして根は薬として用いられるなど、インガ・エドゥリスは余すことなく利用される魔法のような木です。

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2019年12月11日水曜日

生け捕りにされた怪物 ~ タグア・タグア・ラグーン (タギュア・タギュア・ラグーン)


■こんなやつはいない ~ タグア・タグア・ラグーン

旧サイトでこれを紹介したのは10年以上前 (2006年) で、まだこのUMAを日本では誰も紹介していなかったのでタギュア・タギュア・ラグーン (Tagua tagua lagoon) と何も考えず適当にカタカナ化したんですが、これたぶんタグア・タグア・ラグーンのほうが発音が近いですね。

その後他の人まで自分に追随してしまい、日本ではタギュア・タギュア・ラグーンになってしまったようです。

チリの公用語はスペイン語で、"tagua" もスペイン語由来のタグアという植物を指しているみたいですし、さらにチリにはタグア・タグア湖 (Lago Tagua-Tagua) もあります。

そういうわけでこれからはタギュア・タギュア・ラグーン改めタグア・タグア・ラグーンと呼ぶ (または併記する) ことにします、こっちのほうが発声もしやすいですし。

前置きが長くなりました。

さてタグア・タグア・ラグーンですが、これをUMA (未確認生物) と呼んでいいのか躊躇するほど凄い存在です。

しかしこの妖怪、もといUMAの特徴はとても詳しく伝えられています。

というのも、タグア・タグア・ラグーンは生け捕りにされたからです。

伝説によれば、タグア・タグア・ラグーンは、1784年、チリのサンティアゴ (Santiago de Chile) の農場に現れました。

家畜という家畜をすべて食べつくし、傍若無人に暴れまわりました。

困り果てた農村の人々は100人の鉄砲を持った勇者を集め待ち伏せし、なんとかタグア・タグア・ラグーンを生け捕りにしたのです。

捕らえられたタグア・タグア・ラグーンは以下のような特徴を持っています。

・体長18メートル
・脚の長さ1.2メートル
・かぎ爪は足よりも長い
・たてがみは地面につくほどの長さ
・体長の半分以上もある尾
・2本ある尾のうち、上側の尾は獲物を巻き付け保持できる
・ウシのような耳は3.6メートル
・口は耳元まで裂けている

伝説といえど実はこの怪物、チリの地元住民にすら完全に忘れ去られた存在です。

というのもタグア・タグア・ラグーンの絵と記述は、スペイン人の研究家によりマドリード国立図書館に埋もれた資料の中から最近になってたまたま発掘され知られることになった存在だからです。

しかし発見された資料で分かるのはこれぐらいです。

生け捕りにされたタグア・タグア・ラグーンがその後どうなったのか、この物語の続きは現在のところ誰にも分かりません。

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2019年12月10日火曜日

絶滅巨大オオトカゲ、メガラニア風の足跡発見40周年記念


■絶滅巨大オオトカゲ、メガラニア風の足跡発見40周年記念

「メガラニアは絶滅せず今日でも生きています。ヤツが現れるのも時間の問題です」

これはオーストラリアの未確認動物学者レックス・ギルロイ (Rex Gilroy) 氏が、1979年、メガラニア風生物の足跡を発見した際に語ったものです。

「時間の問題」発言から今年は40周年記念です。

いまだ朗報が届きませんが、もう少し待ってみましょう。

さてメガラニア (Varanus prisca) はかつてオーストラリアに生息していた体長7メートルにもなる巨大トカゲです。

メガラニアと比べてしまうと最大クラスで3メートル超という現世最大の巨大トカゲ、コモドドラゴン (コモドオオトカゲ) ですらまったく子供サイズです。

オーストラリアではメガラニアというわけではありませんが、メガラニア級の巨大なトカゲ (いわゆるジャイアント・モニター) に似た生物の目撃情報が過去に頻発したため、メガラニアが生存しているのではないか、と冒頭のギルロイ氏の発言に繋がるわけです。

巨大なトカゲがはじめて目撃されたは、1975年、ワタガン山脈 (Wattagan Mountains) を車で走っていた二人の農夫によるものです。

進路を塞ぐように巨木が道路に横たわっているのに出くわしたふたりは、障害物をどけようと車を降りたところその巨木は動き出したといいます。

巨木だと思っていたそれは大きなトカゲでした。

そして同年の12月、今度はニューサウスウェールズ中東部のセスノック (Cessnock) で、巨大なトカゲが目撃されました。

全長は9メートル、首と頭だけで1.5メートルもあり、体高が1メートル近くもあったといいます。

1979年には爬虫類学者、フランク・ゴードン (Frank Gordon) による目撃がありました。

またしてもワタガン山脈で、目撃したその巨大トカゲは体長9メートル近かったと証言しています。

といったようなものが代表的な目撃談です。

メガラニアは恐竜ではなくあくまでトカゲであり、今からわずか4~5万年前までオーストラリアの大地を闊歩していました。

恐竜 (もしくは恐竜と同時代の巨大海生爬虫類) と比べればはるかに絶滅した時期が浅いため、恐竜生存説よりは可能性が高いといえます。

ちなみにオーストラリア最大のトカゲはペレンティーオオトカゲ (Varanus giganteus) で最大個体は2.5メートルという記録があります。

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