■未明に目撃された奇妙な生物 ~ ミシガン・チュパカブラ
今回はミシガン・チュパカブラ(Michigan chupacabra)。
これは、海外で膨大な未確認生物の目撃談を収集・公開していることで知られる超常現象リサーチサイト『ファントムズ&モンスターズ(Phantoms & Monsters)』に投稿されたUMA目撃談です。
― ミシガン・チュパカブラ ―
2008年7月5日、アメリカ・ミシガン州で奇妙な生物を目撃したという男性がいます。
午前4時40分頃。
ホリー(Holly)近郊のノース・ホリー・ロードを、町の方向へ向かって車で走っていたときのことでした。
当時、男性はアートセンターでのボランティア活動を終えて帰宅する途中でした。
アルコールや薬物は一切摂取しておらず、眠気も感じていなかったといいます。
時速約45マイル(約72キロ)と制限速度よりも遅い速度で走行し、シカなどが突然道路へ飛び出してくることを警戒してハイビームを使用していました。
周囲には他の車もありませんでした。
そして、道路脇にあるゴミ箱の近くで、奇妙な生物の姿を目撃します。
― 巨大な灰色の怪物 ―
その生物は、通常ゴミを漁っているアライグマやウサギなどとは比較にならないほど巨大でした。
二本足で立ち上がった状態では、少なくとも3フィート(約90センチ)以上あったといいます。
全身は灰色の短い毛で覆われ、体型はどこかカンガルーを思わせるものでした。
特に目を引いたのが、その頭部です。
そこには巨大な赤い目があり、暗闇の中で不気味に輝いていました。
顔は灰色で三角形。
犬の顔にも似ていましたが、鼻と口へ向かって細く尖るような形状をしていたといいます。
そして、頭部の左右には大きく丸い耳がありました。
まるで巨大なネズミの耳のようだったといいます。
四肢もまた異様でした。
腕は細身でしたが、人間が木こりのように両手を使うかのような動作で、ゴミ箱の中身を力任せに落としていました。
さらに手には、なんと6本の指があったと証言されています。
6本の指のうち3本は太く、残りの3本は非常に細かったといいます。
脚は長く柔軟で、腕よりも曲がりにくいように見えました。
そして、この生物にはネズミのような細長い尾もありました。
ただし、普通のネズミの尾よりもはるかに長く、わずかに白っぽかったとされています。
男性が車を近づけると、生物はゴミ漁りをやめました。
そして3~4秒ほど、車の中にいる男性をじっと見つめます。
赤く輝く巨大な目。
午前4時40分という薄暗い時間帯に、道路脇のゴミ箱の前に立つ灰色の怪物。
その後、生物は両手を使ってゴミを力任せに地面へ落としました。
そして一度身体を低くかがめると、突然、四足歩行のウサギのように跳ねながら森の中へと消えていったのです。
奇妙なのは、その巨体にもかかわらず、移動中にはまったく音がしなかったことです。
車の窓を開けていたにもかかわらず、足音などは一切聞こえなかったといいます。
― チュパカブラだったのか? ―
目撃直後、男性の頭の中には様々な動物が浮かびました。
「ネズミなのか?」
「カンガルー?」
そして最後に思い浮かんだのが、チュパカブラでした。
翌日、目撃者はインターネットでチュパカブラについて調べてると、2004年に牧場主によって射殺された「チュパカブラ」といわれている生物の写真を発見します。
その姿は、前日に自分が見た生物と非常によく似ていたといいます。
もっとも、その写真の生物は骨格が露出するほど痩せており、今回の目撃個体とは外見に違いもありました。
その後、男性は警察にも通報しました。
しかし、警察はこの奇妙な目撃証言をまともに取り合ってくれなかったそうです。
ところが、この証言を詳しく見てみると、あることに気づきます。
この生物は、現代の北米で一般的に語られる「チュパカブラ」とは、かなり違っているのです。
― 「北米型」と「中南米型」 ―
現在、チュパカブラには大きく分けて2つの姿があります。
ひとつは、21世紀頃から北米で頻繁に報告されるようになった「イヌ科動物型」です。
こちらは四足歩行で、毛の抜け落ちた灰色や青黒い皮膚、長い鼻、大きな耳などを持つ姿として描写されます。
実際にチュパカブラとして捕獲・射殺された動物の中には、疥癬などによって毛が抜け落ちたコヨーテ(Canis latrans)などが多く含まれていると考えられています。
(中南米型チュパカブラ)
しかし、ミシガン州で目撃された生物は、これとはまったく異なります。
むしろ一致するのは、チュパカブラ発祥の地ともいえる中南米で語られてきた、古典的(というか厳密にはオリジナル)な「爬虫類型チュパカブラ」なのです。
中南米のチュパカブラは、二足歩行する爬虫類のような怪物として描写されます。
全長は0.9~1.5メートルほど。
灰色や緑色の鱗、あるいはゴムのような皮膚に覆われ、大きな赤い目を持ち、頭部から背中、尾にかけて鋭いトゲが並んでいます。
後肢はカンガルーのように発達し、驚異的な跳躍力を持つという特徴もあります。
今回の目撃証言と比較してみるとどうでしょう。
灰色の身体。
赤く輝く巨大な目。
カンガルーを思わせる下半身。
長い尾。
異様に長い四肢。
そして、二本足で立ち上がる姿。
さらに6本指という異常な特徴まであります。
もちろん、背中のトゲや鱗など、完全に一致するわけではありません。
しかし少なくとも、一般的な「毛のないコヨーテ型チュパカブラ」よりも、中南米で語られる古典的なチュパカブラのイメージに近いことは間違いありません。
セクション2へ続く。
(参照サイト)
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