2030年12月31日火曜日

このサイトについて



「くりぷと〜世界の奇妙な住人たち」は世界中のUMA(未確認生物)、絶滅種を含む不思議な動物 (珍獣) や植物、巨大生物、それに加えゴーストやUFO、そして昆虫食をはじめとする奇妙な食材や料理などを紹介しているサイトです。

特にUMAをメインとし、超メジャーなものから日本ではあまり馴染みのない超マイナーなUMAも数多く紹介しています。

不思議なお話が好きな方はどうぞごゆっくりご鑑賞ください。

2022年9月22日木曜日

メナード・メイ・パークで撮影された巨大生物

(image credit by Joe Tille)

■メナード・メイ・パークで撮影された巨大生物

2022年9月9日、アメリカ、フロリダ州のエッジウォーターにあるメナード・メイ・パーク内、この公園内を走るインディアン・リバー (Indian River) で巨大な生物が泳いでいる姿を撮影することに成功しました。

撮影したのはボストン・ホエラー社でボート製作に従事するジョー・テイラー (Joe Tiller) さん。

この日は奥様のエイプリル (April) さんとボートに乗って休日を楽しんでいました。

「この辺りでマナティーを見かけることはそう珍しいことではありません。

ですが今回のそれは見た目が全然違います!

肩の筋肉たるやまるで雄牛のようでしたから。

水中に入ったクマが肩をぐるぐる回しているかのようでしたよ。

ですけど毛もありませんし、頭も手も足も、なにも見えなかったんです」

テイラー夫妻のボートの近くを巨大な黒い塊が前後に収縮するような動きで通り過ぎていきます。

背中しか見えていませんが、実際に目撃したジョーさんの見積もりで全長は12~15フィート (約3.6~4.5メートル) ぐらいとしています。

夫妻はフロリダに住んでまだ5年と、それほど長くはないですがマナティーは見慣れており、この生物はマナティーではないと断言しています。

そしてこの生物がマナティーでないと断言したもう一つの理由に、「唸り声」をあげていたことを挙げています。

(image credit by Wikicommons)

夫婦は フロリダ鳥類・野生動物保護団体 (Florida Birds and Wildlife Facebook) のフェイスブックに動画を投稿し、この生物の特定を依頼しましたが現時点で明確な回答は得られていないようです。

しかし、、、この動画内の生物が既知動物であると仮定した場合、目撃された場所、大きさや皮膚の質感、そして動き的にマナティー一択となります。

アメリカに生息するのはアメリカマナティー (Trichechus manatus) で、アンティルマナティー (Trichechus manatus manatus) とフロリダマナティー (Trichechus manatus latirostris) の2つの亜種に分けられます。

アメリカマナティーの最大体長は15フィート、3.649ポンド (約1.655キロ) ということなので、ジョーさんの見積もりが正しいとすれば、アメリカマナティーの最大体長ぐらいあったということになります。

気になる「唸り声」ですが、少なくとも動画内では確認できません。

マナティーは鳴きますが、唸り声 (grunting) という感じではありません。

マナティーの鳴き声は甲高く、「唸り声」にもいろいろあると思いますが、それが一般的に認知されている「唸り」というのであればマナティーのそれは当てはまらない感じはします。

また、確かにその動き (泳ぎ方) はマナティーの泳いでいる姿には見えませんが、この謎の生物のすぐ後ろに水鳥が我関せずという感じで呑気に立っていることから、かなり水深が浅いことが分かります。

マナティーはエサでも探しているうちに間違ってかなりの浅瀬に入り込んでしまい、おそらくは腹部が完全に川底に接してしまっているようで、そこから抜け出そうともがいている可能性があります。

その証拠にある程度の水深が確保できると動きはスムーズになり、水中に没して消えてしまいます。

一種の座礁状態、つまり川底をはいつくばってイモムシのように歩いている感じです。

上下に体をくねらせる動きはイルカやクジラ等の哺乳類の動きです。

頭部を完全に水中に没す泳ぎ方や皮膚の質感からクマを含めた陸生の野生動物はあり得そうにもありません。

というわけで、撮影者のジョーさんは否定しているものの個人的には既存生物であればやはりマナティーかな~、そうでなければ新種の巨大水生哺乳類だったらいいな、という見解です。

(関連記事)






2022年9月21日水曜日

水生ステゴサウルス? ~ ムビエル・ムビエル・ムビエル


■水生ステゴサウルス? ~ ムビエル・ムビエル・ムビエル

マイナーなUMAが好きですが、有名でクラシックなUMAをどんどん紹介してこうと思います。

今回はムビエル・ムビエル・ムビエル (Mbielu Mbielu Mbielu)。

一般的には全然有名じゃないですけどね。

UMAファンの方ならもちろん知っていることでしょう。

同じ単語を2度繰り返すことはあっても、3度繰り返すとはとても珍しい、そんな不思議な名前を持つのが、ムビエル・ムビエル・ムビエルです。

このUMAもまたアフリカ大陸のUMAのメッカとして知られる、中央アフリカのコンゴ共和国に伝わる生物です。

モケーレ・ムベンベ同様、その名はリンガラ語 (Lingala) に由来するのかどうかわかりませんが、ムビエル・ムビエル・ムビエルとは現地の言葉で「背中に板を生やした動物」を意味するといわれています。

同じ単語を3度繰り返すと「背中に板を生やした動物」の意となる言語構造が気になります。

言い伝えによればその性質は温和で、人間に対し危害を加えることはないといわれています。

(ディメトロドン)
(image credit by Wikicommons)

さて、この「背中に板を生やした」という表現を聞けば単弓類として有名なディメトロドン (Dimetrodon) やエダフォサウルス (Edaphosaurus) なんかを真っ先に思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

しかしムビエル・ムビエル・ムビエルは単弓類ではなく剣竜の代表種、ステゴサウルス (Stegosaurus) やケントロサウルス (Kentrosaurus) に似ているといいます。

ケントロサウルスは「板」というよりむしろ「棘」といった感じですが。

ムビエル・ムビエル・ムビエルは河川で目撃され水生であることが分かっており、恐竜が生き残っていること自体がほぼあり得ないというだけでなく、この生物が水中に適応している点でも剣竜を候補として挙げるのは厳しそうです。

(スピノサウルス)
(image credit by Wikicommons)

どうせ恐竜を候補に上げるのであれば、背中に大きな「帆」を持ち、近年では半水棲説もあるスピノサウルス (Spinosaurus) のほうが適切な気はします。

ムビエル・ムビエル・ムビエルという名は「背中に板を生やした動物」を意味すると前述しましたが、実はこの怪物の伝承を伝えるピグミー族ですらその全体像を見たものはなく、「背中の板」以外はほとんどなにも分かっていないのです。

つまり目撃されるのは「背中の板」部分が水上に出たときだけであり、体は水中に没した状態であるのです。


この「背中の板」を「背びれ」と考えれば、元祖怪魚ハンタージェレミー・ウェイド (Jeremy Wade) 氏がアマゾンで撮影に成功した「地獄の牙」ことホラディラを彷彿させます。

ホラディラは先天的な遺伝子異常をもったアマゾンカワイルカ (Inia geoffrensis) 説がありますが、アフリカ大陸にカワイルカは存在しません。

(背びれが印象的なジムナーカス)
(image credit by Wikicommons)

というかそもそもホラディラもカワイルカが正体とは思えませんし、カワイルカがアフリカに生息していたにしてもムビエル・ムビエル・ムビエルの正体とはなり得ないでしょう。

水生であり背中に板をもつという特徴から、ムビエル・ムビエル・ムビエルの正体を現実路線かつできるだけ夢を保持した状態で考えた場合、「大きな背びれをもつ未知の大型魚類」が落としどころではないでしょうか。

(関連記事)

2022年9月19日月曜日

人間の体内に侵入し、人体を食い荒らすトカゲ ~ ジー・シュー・リザード

(戦慄のジーシューリザードの記事)
(image credit by Weekly World News)

■ 人間の体内に侵入し、人体を食い荒らすトカゲ ~ ジー・シュー・リザード

今回はエジプトに生息するというトカゲ、ジーシュー・リザード (ジー・シュー・リザード, Gee-shew Lizard) が主役です、アガマ属 (Agama) の一種だといいます。

アガマ属のトカゲはすべてアフリカに生息しており、現在37種類が知られています。

概ね小柄なトカゲで、赤と青の鮮やかなツートンカラー、スパイダーマン配色で有名なオスのムワンザ・アガマトカゲ (Agama mwanzae) も和名からも推測できるように、アガマトカゲの仲間です。

(ムワンザ・アガマトカゲ)
(image credit by Wikicommons)

アガマ属の中でもひときわ小柄なのがジーシュー・リザード (ジーシュートカゲ) で、成体でも体長はわずか1インチ (約2.5センチ) しかありません。

しかし侮るなかれ、この小柄な体こそジーシュー・リザードの真骨頂、夜行性の彼らは、口を開けて眠る人間こそがかっこうの標的です。

熟睡した人間の口元に近寄ると、顔をよじ登り素早く口の中に飛び込むと、即座に喉を通過し、食堂を経て胃の中に入り込みます。

いくら小さいといえど2.5センチほどあるのです、それなりに違和感を感じることでしょう、しかし、のど元過ぎればなんとやら、本来の意味とは違いますが、熟睡した人間にとってわすかばかりの眠りの妨げにはなるものの、多くの人はそのまま再び眠りに落ちることでしょう。

いや、その時目が覚めたとしてもすでに手遅れなのですが。

ジーシューに潜入された人間は、たとえそれがどんなに疲れ切って熟睡していたとしても、朝早くに「強制的に」目覚めることになります、謎の胃の激痛によって。

人間の胃酸に耐性のあるジーシュー・リザードは、そのまま胃の内壁を貪り喰い、続いて腹部の筋肉組織、皮下脂肪と喰い進みます。

4日間に渡る激痛、その源であるジーシューはフィナーレに腹部の皮膚を食い破り外界へと脱出、犠牲者は過度の内出血により死亡、エジプトではジーシューの仕業と分かっているだけで112人が命を落としたといわれています。

と、旧サイトを読まれている方なら知っている人もいるかもしれませんが、こんなトカゲは存在しません。(笑)

この記事は1996年のウイークリー・ワールド・ニュース (Weekly World News) の記事で、ついこの前書いた巨大バッタの記事もこのアメリカの週間タブロイド紙のものです。

UMA、UFOを含む超常系のネタはほとんどがフェイクであり、特にフィクションとの注記はありませんが、ジーシュー・リザードもフェイクと考えて間違いありません。

但し、ジーシューリザードよりも小柄なトカゲは実在するんですよ。

せっかくなので紹介しましょう。

トカゲといえばUMAでも定番ですし、特に大型種はUMAの正体のひとつと考えられることも多々あります。

最大で3メートルにもなるコモドドラゴン (コモドオオトカゲ, Varanus komodoensis) なんかは特にいい例です。

ですが今回は真逆、最小のトカゲです。

世界一小さな爬虫類はマダガスカルで最近になって発見されたナノヒメカメレオン (Brookesia nana) で頭胴長 (尾を含めない体長) は13.5ミリ、尾を含めても21.6ミリしかありません。

(ハラグア・ドワーフ・ヤモリ)
(image credit by Wikicommons)

カメレオンもトカゲの仲間ですが、もっとトカゲトカゲしている、いわゆるトカゲらしいトカゲの最小種はハラグア・ドワーフ・ヤモリ (Jaragua dwarf gecko, Sphaerodactylus ariasae) (ハラグアヤモリ? アラグアヤモリ?) で、頭胴長14~16ミリとナノヒメカメレオンにわずかに及ばずも、爬虫類最小種のひとつです。

ジーシューの体長は25ミリなのでハラグア・ドワーフ・ヤモリのほうがさらに小さいです。

ハラグア・ドワーフ・ヤモリはその名前の由来にもなっているドミニカ共和国のハラグア国立公園 (Jaragua National Park) やベタア島 (Beata Island) に生息しています。

残念ながら?人間の口から侵入し胃から人間の体内を食い荒らすということはなく、より小さな昆虫、そして果物を食べているようです。

かわいいですね。

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2022年9月17日土曜日

徳之島近辺で目撃されたシーモンスター ~ トクシー


■徳之島近辺で目撃されたシーモンスター ~ トクシー

北海道、虻田郡 (あぶたぐん) にある洞爺湖 (とうやこ) で目撃される水生UMAにトッシー (Tossie) がいますが、今回はヤツと名前がとっても似ているトクシー (Tokusie) です。

トクシーという名は長崎県に属する奄美群島のひとつ、徳之島 (とくのしま) の母間 (ぼま) 沖で目撃されたことに由来します。

「トク」はいいとして、単独でみた場合「シー」はいったいどこから来たのかさっぱり分かりませんが、ネッシーのシーから頂戴したのは明らかです。

ネッシー風のネーミングですが、レイク・モンスター (湖のUMA) でもなければネッシーのようなプレシオサウルス風の海生爬虫類系モンスターでもありません。

日本のUMAとしてはとっても珍しいシー・モンスター (海のUMA) で、海のUMAを代表するシーサーペント (巨大海蛇) タイプでもなく、その姿はまさに「巨大魚」だといいます。

また、目撃情報からクジラやイルカのような海生哺乳類、サメのような軟骨魚類ではなく、一般的な硬骨魚だと考えられています。

(額や顎が突き出たウシマンボウ)
(image credit by Wikicommons)

目撃からトクシーの見積もりは1~3トンといわれていますが、硬骨魚の最重量はマンボウ、その中でもウシマンボウ (Mola alexandrini) の2.3トンが公式的には最大といわれ、体重的にはけっして荒唐無稽な存在ではありません。

マンボウ (Mola mola) であれウシマンボウであれ、ヤリマンボウ (Masturus lanceolatus) であれ、いうほど見た目に大差なく、独特のシルエットをしていますが日本人には見慣れている魚であることから、マンボウをUMAと見間違えることはないでしょう。

(タマカイ (ジャイアント・グルーパー))
(image credit by Wikicommons)

UMA本 (旧サイトも含む) では巨大なアラ (Niphon spinosus) が候補として挙げされていますが、トクシーはアラやクエ (Epinephelus bruneus) よりも、やはりタマカイ (Epinephelus lanceolatus) ことジャイアント・グルーパー (Giant grouper) の可能性が高いような気がします。

巨大魚といえばイタヤラ (Epinephelus itajara) ことゴライアス・グルーパー (ゴリアテ・グルーパー, Atlantic goliath grouper) のほうがおそらく有名ですが、生息域からジャイアント・グルーパーのほうが候補としては適切な気がします。

(イタヤラ (ゴライアス・グルーパー))
(image credit by Wikicommons)

ちなみに上記に挙げたアラ、クエ、タマカイ、イタヤラ、すべてスズキ目のハタ科に属しています。

タマカイの公式最大記録はは2.7メートル、400キロ、同じくイタヤラは2.5メートル、363キロ、ですが、非公式なごらいずれも3メートルを超える目撃情報がある超巨大魚です。

トクシーは人を丸飲みにする、なんていわれますが、タマカイやイタヤラもその巨大な口でダイバーをひと飲みにした、なんて信じがたい逸話?都市伝説?があるぐらいですから、そういった面でもトクシーの正体として申し分ないでしょう。

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