2030年12月31日火曜日

このサイトについて



「くりぷとUMA大全 〜世界の奇妙な住人たち」は世界中のUMA(未確認生物)、絶滅種を含む不思議な動物 (珍獣) や植物、巨大生物、それに加えゴーストやUFO、そして昆虫食をはじめとする奇妙な食材や料理などを紹介しているサイトです。

特にUMAをメインとし、超メジャーなものから日本ではあまり馴染みのない超マイナーなUMAも数多く紹介しています。

不思議なお話が好きな方はどうぞごゆっくりご鑑賞ください。

2024年4月18日木曜日

青白く発光するフライング・ワームがデラウェア川に着水するのを撮影される ~ ブルーワーム


■青白く発光するフライング・ワームがデラウェア川に着水するのを撮影される ~ ブルーワーム

アメリカ東部を流れるデラウェア川 (Delaware River)。

デラウェア州だけでなく、ニューヨーク州、ペンシルベニア州、ニュージャージー州の4州を跨ぎ、全長282マイル (454キロメートル)、ダムを持たない自然の川としてはアメリカ東部最長です。

さてこの川が流れる州のひとつ、ペンシルベニア州で奇妙な発光する飛行物体が多くの人の前で確認されました。

当然たくさんの人々がこの物体をスマホで撮影しました。(動画は本文最下部)

細長い棒状の青白く光る発光体。

地面に対し垂直にゆっくりゆっくりと降りてきます。

若干、こフレキシブルなのか棒は少し曲がったりしているようにも見えますが、単純に回転してそのように見えているだけかもしれません。

そしてそのままゆっくりと着水、水没します。

、、、

と思いきや、またゆっくりと川の中から出てくると、先ほどの逆回しを見ているかのようにゆっくりゆっくり空へと舞いあがっていきます。

とまあこんな感じで、多くの人が撮影しているので少なくともフェイクではありません。

20年以上前、いや50年以上前であれば確実にUMAかUFOで「デラウェア・ブルー・フライング・ワーム」として歴史に名を遺したでしょう。

いえ、今回ももちろん名を遺す可能性はあります。

ただ現在はLEDライトもドローンも簡単に手に入るため、あくまで「疑似的に」は似たようなことは再現可能なのため今回の件でもケチがついています。

しかしLEDライトを吊り下げて飛んでいるはずのドローン本体もドローンの音も確認されていないということです。


(関連記事)




誰も姿を見たことがない音だけで知られるUMA ~ ラク・ウッド・スクリーチャー


■誰も姿を見たことがない音だけで知られるUMA ~ ラク・ウッド・スクリーチャー

ラク・ウッド・スクリーチャー (Lac Wood Screecher)。

カナダ、ケベック州のラク・ウッド (Lac Wood) に棲息していると考えられているUMAです。

ラク・ウッド・スクリーチャーとは「ラク・ウッドの叫び声をあげるもの」を意味します。

「鳴き声」に特徴のあるUMAも少なくありません。

アフール (Ahool)ゴウロウ (Gowrow) はその鳴き声そのものが名前となっていますし、フライブルク・シュリーカー (Freiburg Shrieker) の「フライブルクの金切り声をあげるもの」やオザーク・ハウラー (Ozark Howler) の「オザークの吠えるもの」といったように泣き叫ぶ行為が名前となったものもいます。

ラク・ウッド・スクリーチャーはフライブルク・シュリーカーやオザーク・ハウラーと同様の「目撃された地名 + 鳴き方」という命名法に従っているのが分かります。

但し、このUMA、誰も姿を見た人はおらず、知られているのはそのUMAが奏でる音、つまりその不気味な鳴き声とラク・ウッド・スクリーチャーのものと言われる毛もしくは皮膚だけです。

鳴き声だけでその生物自体は目撃されていないものではザ・ブループ (The Bloop) がいます。

さてラク・ウッド・スクリーチャーやザ・ブループ のように「声はすれども 姿は見えず」の原因として、大きく分けて以下の3つのケースが考えられます。

一つ目、そのままの意味で、実在するが生息数が少ない等の理由で実際に目撃されていないケース。

二つ目、実在しており実は目撃されているものの、その生物がまさかそんな鳴き声をしているとは想像もつかないため正体が分からない、つまり鳴き声と生物が紐づけられていないために姿が分からない (と思われている) ケース

三つ目、実在していない、つまり特殊な地鳴り等、自然現象による音であり、生物の奏でる音でないケース。

ザ・ブループは三番目と考えられていますが、ラク・ウッド・スクリーチャーはどうでしょう?

まずこのUMAの発する鳴き声はどんな特徴があるかというと、それは「金属的な金切り声」であり聞いたものに骨の髄まで凍るほど恐怖を感じさせるものだといいます。

その鳴き声を聞いただけで「頭痛」や「吐き気」「嘔吐」といったまるで熱中症の初期症状が現れるといい、先述したラク・ウッド・スクリーチャーの残留物 (毛や皮膚) を素手で触れると発心等の皮膚疾患が出るといいます。

怖そうなイメージの割には声を聴いたり毛を触れたりしても軽傷という、ある意味安心感のあるUMAで、逆にパラノーマルな存在ではなくリアルな存在ともいえます。

分かっているのはこの程度、先に挙げたケース3つのいずれかは分かりませんが、毛や皮膚が本当に存在するというのであれば三つめは除外で一つ目か二つ目ということになります。

UMAで二つ目のケースは少なくありません。

特にフクロウなどは静寂の森に数キロ先まで響き渡る鳴き声を発することがあり、地元で迷信的な存在であった鳴き声の持ち主は実は既知のフクロウであったことも何度かあるほどです。

しかしUMAファンが好むのはなんといっても完全未知の一つ目のケースです。

ラク・ウッド・スクリーチャーの鳴き声なるものも存在していますが、聴いてもよく分かりません。

現時点では情報があまりに少なすぎ、デマの可能性をも含め全くその存在がいかなるものか掴めていません。

逆に好き勝手想像が楽しめるUMAといえます。

(関連記事)





2024年4月17日水曜日

ブリティッシュ・コロンビア・ジャイアント・レイヴン


■ブリティッシュ・コロンビア・ジャイアント・レイヴン

今回はブリティッシュ・コロンビア・ジャイアント・レイヴン (British Columbia's Giant Raven)。

長いのでジャイアント・レイヴンと呼ぶことにします。

レイヴン (raven) とはオオハシガラス (Corvus crassirostris) と並び世界最大級のカラスの仲間、ワタリガラス (Corvus corax) をを指します。

日本でそこら辺でみられるカラスはハシブトガラス (Corvus macrorhynchos) とハシボソガラス (Corvus corone) ですが、一般的にこちらはクロウ (crow) と呼び分けられます。

(※英名はそれぞれワタリガラスがコモン・レイヴン (common raven)、オオハシガラスがシック・ビルド・レイヴン (Thick-billed raven)、ハシブトガラスがラージ・ビルド・クロウ (Large-billed crow)、ハシボソガラスがキャリオン・クロウ (Carrion crow) といった感じ)

ですがレイヴンという単語は厳密な定義付けがなされておらず、実際にはとても曖昧でこれらハシブトガラス、ハシボソガラスもひっくるめてレイヴンと呼んだりし、要するに大型のカラスはレイヴンと一括りに呼ばれる場合もあります。

といっても元来レイヴンは神聖視され、クロウは邪悪なものとされその存在は全く真逆であり、あくまで見た目の大きさで適当に呼び分けた場合に限るようです。

基本的にレイヴンはワタリガラスの仲間だけを指していると考えて差支えないです。

ちなみに平均体長の大きい順に並べると、オオハシガラス (65センチ)、ワタリガラス (60センチ)、ハシブトガラス (55センチ)、ハシボソガラス (50センチ) といった感じです。

さて大型のカラスをレイヴンと呼ぶのに、ジャイアント・レイヴンですからさらに大きいカラスということになります。

目撃情報によればジャイアント・レイヴンはイヌワシ (Aquila chrysaetos) よりも大きかったといいます。

最大体長は71センチで翼開長は153センチもあるレイヴンですが、イヌワシの体長は平均でもレイヴンの最大個体以上あり、実際はもっと大きく、最大体長は1メートル超、翼開長は2.3メートルを超します。

このイヌワシほどもあるジャイアント・レイヴンは漆黒が特徴であるレイヴンとは異なり尾羽は赤かったといいます。

また飛ぶのは苦手なのか、ほとんど飛ばなかったそうです。

(アカオクロオウム)
(image credit by Wikicommons)

さてではジャイアント・レイヴンの正体は?

漆黒の羽毛に尾羽だけが赤というとオーストラリアに棲息するアカオクロオウム (Calyptorhynchus banksii) のメスなんか配色は完璧です。

体長は60センチを超え、まあまあそれなりに大柄です。

とはいってもイヌワシほどの大きさにはなりませんし、カラスと見間違えるかどうかは少し微妙なところ、そもそもカナダには棲息していないという欠点もあります。

もうひとつの候補がアカオノスリ (Buteo jamaicensis)。

英名レッド・テイルド・ホーク (Red-tailed Hawk) で分かる通りタカの仲間で、尾羽が赤みを帯びています。

生息域は完全に当てはまりますが、体長は65センチ程度とワタリガラスと大差なく、羽毛の色もアカオクロオウムほど黒と赤のコントラストが鮮やかではありません。

既知生物の誤認であれば動物園等から逃げたアカオクロオウムの方がやや軍配は上がるかな?と言った感じではありますがいずれも決め手に欠けます。

というわけでジャイアント・レイヴンの正体には上記に併せて未発見のレイヴンも挙げておきましょう。

(関連記事)

2024年4月16日火曜日

ザンビアの巨大水棲トカゲ ~ ンサンガ


■ザンビアの巨大水棲トカゲ ~ ンサンガ

今回はンサンガ (Nsanga)。

「ン」で始まっていることから分かる通りアフリカ大陸のUMAです。

ムワニ語で「砂 (sand)」を意味するようですが真逆の水棲UMAです。

ンサンガはアフリカ南部のザンビア共和国で目撃されたUMAですが、不思議なことにいくつかの国を挟んで東アフリカの南スーダン共和国でも棲息していると考えられています。

ンサンガは前述の通り水棲で爬虫類の特徴を備えており、その中でも特にオオトカゲに似ているといいます。

水棲のオオトカゲ?それはただのワニを見間違えたのではないかとみなさん思うでしょう、しかし目撃者によればンサンガはワニとは明らかに異なる生物だといいます。

確かにンサンガはワニとシルエットが似ているものの、顕著な違いがあり、それはンサンガの皮膚がワニのそれとは違い凹凸の少なくすべすべだからです。

ンサンガがはじめて西側に知られたのはドイツ軍人フリードリヒ・パウル・グレーツ (Friedrich Paul Graetz) 中尉が、1909年ザンビアのバングウェウル湿地に3ヶ月ほど滞在した際に地元住民からンサンガの存在を聞き、それを広めたことによります。

バングウェウル湿地 (Bangweulu Wetlands) はバングウェウル湖 (Bangweulu) 周辺の広大な湿地帯を指し、かの有名なUMA、モケーレ・ムベンベも目撃されたことがあります。

先住民たちはンサンガが非常に危険な動物であり恐れていたといいます。

しかしグレーツ中尉はンサンガの姿を実際には見ておらず、あくまでその噂を聞いたにとどまりますが「ンサンガの皮」なるものを手に入れたといわれています。

さてこのンサンガ、湿地帯に生息するものの半水棲というよりは完全に水中に適応しており、陸に上がることはないといいます。

ンサンガの目撃の回数が少ないことから、完全に水棲の生物であるかどうかは判断が難しいところです。

やはりワニも含めて検討すべきでしょう。

となるとやはりナイルワニ (Crocodylus niloticus) はその正体として外せません。

(ナイルワニ)
(original image credit by Wikicommons)

やはり今回もナイルワニが正体の筆頭候補か~、と思ってしまいます。

しかし今回はナイルワニではない可能性が高いです。

というのも「ンサンガ」という単語は現生の既知の魚類であるムベンガ (Hydrocynus goliath) のことを地元住民は指す言葉だというのです。

ムベンガとは英名ゴライアス・タイガーフィッシュ (goliath tigerfish) として知られる巨大肉食魚でUMAのンサンガと生息域も一致します。

ゴライアス・タイガーフィッシュを知らない人がこの魚を見て稀にUMA騒ぎを起こすことがあります。

(ムベンガことゴライアス・タイガーフィッシュ)
(image credit by Wikicommons)

物々しい英名でも想像できる通り、獰猛で一度獲物に噛みついたら離さないその尖った歯は最大2.5センチにもなるといいます。

成魚は平均で5フィート (約1.5メートル)、110ポンド (約50キロ) に成長し、最大個体6フィート弱 (約170センチ超)、154ポンド (約75キロ) の記録があります。

非公式の怪しい記録であれば体長7フィート弱 (約2メートル超)、254ポンド (約115キロ) というのがあります。

まあとにかく巨大かつ危険な魚であり、川に入った地元住民がこの魚に襲撃されたという逸話は数多く存在します。

水棲・半水棲の爬虫類と巨大魚では随分と違いますが、水から出てこないという習性、そして凶暴、またムベンガという単語がゴライアス・タイガーフィッシュを指すことから正体はこの魚であることは十分考えられます。

(関連記事)