2030年12月31日火曜日

このサイトについて


「くりぷと〜世界の奇妙な住人たち」は世界中のUMA(未確認生物)、絶滅種を含む不思議な動物 (珍獣) や植物、巨大生物、それに加えゴーストやUFO、そして昆虫食をはじめとする奇妙な食材や料理などを紹介しているサイトです。

特にUMAをメインとし、超メジャーなものから日本ではあまり馴染みのない超マイナーなUMAも数多く紹介しています。

不思議系が好きな方はどうぞごゆっくりご鑑賞ください。

2020年9月22日火曜日

たった一度だけ捕獲された幻の巨大モモンガ ~ ナムダファモモンガ

(image credit by Wikimedia)
(現存するナムダファモモンガの唯一のサンプル)

■たった一度だけ捕獲された幻の巨大モモンガ ~ ナムダファモモンガ

今回はUMAの話ではありません。

インド北東部のアルナーチャル・プラデーシュ州には広大な国立公園、ナムダファ国立公園 (Namdapha National Park) があります。

この国立公園で今からおよそ40年前の1981年、現在までただの一度だけ捕獲された幻のモモンガがいます、ナムダファモモンガ (Biswamoyopterus biswasi) です。

まさに超希少生物です。

インドの希少生物といえばおそらくバライロガモ (Rhodonessa caryophyllacea) のほうが有名かもしれませんがナムダファモモンガは同レベルの希少性です。

(すでに絶滅したともいわれているバライロガモ)
(image credit by Huub Veldhuijzen van Zanten/Wikimedia)

ナムダファモモンガ属 (Biswamoyopterus) は長い間本種のみ構成されていましたが、2013年にラオスオオモモンガ (Biswamoyopterus laoensis)が、2019年にガオリゴンモモンガ (Biswamoyopterus gaoligongensis) が新たに加わり全3種となりました。(和名は分からないので直訳してこう呼ぶことにします)

いずれもサンプル数1~2体と少なく、平均サイズなど知る由もありませんが、この少ないサンプル数の中でもっとも大きいのがラオスオオモモンガで体長46センチ、尾長62センチで全長108センチにもなります。

ナムダファモモンガは体長40.5センチ、尾長60センチで100.5センチと僅かに及びませんがこの程度のサンプル数でいずれが最大種かは判断できません。

非常に大きいモモンガの仲間であるにも関わらず、人目につかず、ナムダファモモンガのサンプル数は発見から40年でいまだに一匹だけ、他2種に至っては発見されて間もないという不思議な不思議な生物です。

(image credit by SS Saha/Zoological Survey of India)

ラオスオオモモンガはいわゆるブッシュミート・マーケット (野生動物の食肉市場) で発見されたことから地元ではそれなりに知られた存在であった可能性もあります。

とはいえ少なくとも科学者の手に渡ったのは3種合わせても数匹というまさに幻の生物です。
ナムダファモモンガに至っては40年間捕獲されていないことからも、絶滅に近い状態にある可能性も考えられます。

しかしインドのこの分野の第一人者ムラリ (Murali) 博士とアーメド (Ahmed) 博士はこの状況を楽観視しているといいます。

その理由はナムダファ国立公園のそのほとんどが人跡未踏であり調査が進んでいないから。

一応、この40年間で幾度かの目撃情報は報告されているものの、アルナーチャル・プラデーシュ州だけでも14種のモモンガやムササビが生息しており、その目撃が本当にナムダファモモンガかは確実なものではないといいます。

同地域に生息するオオアカムササビ (Petaurista petaurista) は体格的に似通っていることもあり特に誤認される傾向にあるといいます。

(オオアカムササビ)
(image credit by Rohit Naniwadekar/Wikimedia)

それゆえ1981年のただ一匹のサンプルのみがナムダファモモンガの実在する証拠となっています。

多くのUMAですら (そのほとんどは誤認といえども) もっとたくさんの目撃があります。

タスマニアタイガーに至っては絶滅宣言後 (1936年) から80年以上も経った現在でも数ヶ月に一度は公的機関に目撃情報が寄せられるほどです。

ムラリ博士いわく、ひとえにこれはモモンガやムササビの人気の無さが原因だといいます。

インドではこれらの生物の研究者が少なくナムダファモモンガに限らず、ほとんど調査は進んでいないといいます。

前述したとおり、ムラリ博士はナムダファモモンガの生存を楽観視しているといいますが、クラウドファンディングで集めた資金を使い2019年11月から2020年4月までに行われたナムダファモモンガの遠征調査でも写真一枚撮影することに成功しませんでした。

(参照サイト)

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2020年9月21日月曜日

十字架を背負うカワウソの王 ~ ドアーチュ


■十字架を背負うカワウソの王 ~ ドアーチュ

今回はアイルランドのUMA、ドアーチュ (Dobhar-chú)。

ドアーチュはアイルランド語で単に「カワウソ」を意味する単語ですが、UMAとしてのドアーチュはただのカワウソではありません。

ドアーチュの姿は諸説ありますが、基本的には巨大なカワウソ、もしくは巨大なカワウソと犬のハイブリッド的な姿をしているといわれ、体長は7~15フィート (約2.1~3.5メートル)、真っ白な毛で全身が覆われており背中に黒い十字模様があるともいわれています。

上記のような容姿から、英語ではキング・オッター (King otter 「カワウソの王」) やウォーター・ドッグ (Water dog 「水犬」) と呼ばれます。

非常に獰猛であるといわれており人間、そして犬に対しては特に攻撃的で、集団で襲ってくるといいます。

こんな話があります。

アイルランド北西部のグレネード湖 (Glenade Lough) のすぐ近くにグレース・マクグロイリン (Grace McGloighlin) という女性が夫テレンス (Terence) とふたりで暮らしていました。

ある日のこと、グレースはいつものように洗濯をしにひとりで湖へと出かけていきました。

平和な日常。

ところがその日は違いました、家にいたテレンスの耳にグレースの悲鳴が飛び込んできたのです。

ただ事ではないと短剣を持って家を飛び出し馬に乗って湖へと急ぎました。

しかし時既に遅し。

そこには血まみれになり変わり果てたグレースがあったのです。

そして彼女のすぐそばには巨大なカワウソ、ドアーチュの姿が。

テレンスはドアーチュに飛びかかると持ってきた短剣を突き刺して殺しましたが、今度は別のドアーチュが湖から飛び出しテレンスに突進してきます。

不意を突かれ恐怖に陥ったテレンスは馬に飛び乗ると、ドアーチュの追跡から逃れるべく何マイルも走りました。

しかしドアーチュはどこまでもどこまでも執拗に追ってきます。

そんな終わりのない逃亡劇もついに終わりの時を迎えます。

テレンスの行く手を砦が塞いでいたのです。

万事休す。

ドアーチュがテレンスに追いつくのも時間の問題です。

しかしそこはカシェルガーラン (Cashelgarron) の賢者にして鍛冶屋の男の鍛冶場だったのです。

男はテレンスに駆け寄るとドアーチュを倒すべく剣を手渡し仕留める方法を伝授します。

テレンスは男の言葉に従いドアーチュを倒すことに成功しました。

、、、と、最後は完全におとぎ話ですがグレースのお墓はコンウォールの墓地に実在します。

1722年9月22日にドバーチュによって殺されたといわれているグレース・マクグロイリンですがその名はグレース・コノリー (Grace Connolly) もしくはグラーニア・コノリー (Gráinne Connolly) と諸説あります。

さてドアーチュとは一体なんなのか?

アイルランドに生息するカワウソは絶滅した (と考えられている) ニホンカワウソ (Lutra nippon) とほぼ同じユーラシアカワウソ (Lutra lutra) で体長は大きくても70センチ程度、尾を含めてやっとこ1メートルに届くといったところで、体重も12キロ程度しかありません。

ドアーチュの体長を2メートル前後を最低ラインとすれば明らかに物足りません。

しかし現世最大のカワウソ、南米に生息するオオカワウソ (Pteronura brasiliensis) であれば体長は1.4~1.7メートル、体重30キロオーバーと桁違いに大きくドアーチュの正体としてもまあ悪くはありません。

(オオカワウソ)
(image credit by Dirk Meyer/Wikimedia)

しかも社会性を営み、集団で獲物を狩るという習性もドアーチュを彷彿とさせます。

大きさ的にはちょっと不満ですが、未発見のオオカワウソの亜種がアイルランドに実は生息している (いた)、という可能性は「UMAとしては」という注釈付きであればそれほど突飛ではありません。

さらにこの種のアルビノであればまさにドアーチュということになります。

これほど巨大な哺乳類が今の今まで発見されていなかったというのであれば大ジュースになること必至ですが、UMAファンとしては今ひとつ心がときめかないかもしれません。

そう、UMAファンは化け物じみたものを見たいのです。

そういうわけでUMAファンの心をときめかせるには絶滅種の力を借りるしかありません。

候補は320~340万年前のエチオピアに生息していた巨大カワウソ、エンヒドリオドン・ディキケ (Enhydriodon dikikae) です。


頭骨や上腕部等、部分的にしか骨が発見されていないことから研究者により推定値にも幅がありますが、最大で体長は7フィート (2.1メートル) 超え、非常にガッシリとした体躯から200キロ以上にも成長したのではないかといわれています。

もはや完全にクマサイズのカワウソです。

半水生と考えられていますが、陸生と考える研究者もいます。

南米のオオカワウソは体重30~40キロ程度でもかなり怖い存在ですから、エンヒドリオドンが現代に蘇れば生身の人間では太刀打ちできず殺られるのみです。

まさにドアーチュ。

ドアーチュの正体がエンヒドリオドン (の子孫) であればみなさんUMAファンも満足いただけることでしょう。

(参照サイト)

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2020年9月20日日曜日

飛行機の窓から撮影!高度2万フィートを漂うマンタ ~ フライング・マンタ (エア・マンタ)

 (image credit by TheSmokingNug/YouTube)

■飛行機の窓から撮影!高度2万フィートを漂うマンタ ~ エア・マンタ

以前に「空飛ぶ半透明のマンタ ~ フライング・マンタ」というタイトルで、空中を舞う、マンタのようなUMAを紹介しました。

21世紀になって目撃されるようになったUMAでとても新しいものです。

ただし、似たようなUMAは古くから存在します。

UMAファンであればクリッター (critter) をご存知でしょう。

空中を漂うUMAで大きさも形も決まっていない、いわゆる「不定形」の生命体でよくアメーバに例えられますす。

(コンスタブルが撮影したクリッター)

発見したのはトレバー・ジェームズ・コンスタブル (Trevor James Constable) 氏です。

コンスタブル氏は日本のUMA本からアマチュア航空史研究家として知られていますが、海外では一般的にはUFO研究家として認識されている存在です。

クリッターの大きさは数センチから30メートル、大きさも形も瞬時に変化させることができるというとらえどころのないUMAとして知られています。

ちなみにクリッターという単語は普通名詞で単に「生物」を表すため、海外では「アトモスフェリック・ビースト (Atmospheric Beasts大気圏の野獣」)」と呼び方のほうがより一般的です。

クリッターという単語を使う場合も「スカイ・クリッター (Sky critter)」とスカイを付けられることが多いです。

また海外ではこのクリッターに学名が付けられており (もちろん無効ですが)、発見者のコンスタブル氏に献名する形でアモエベ・コンスタブレア (Amoebae constablea) と呼ばれます。

コンスタブルのアメーバ」という意味でしょう。

1977年9月20日午後1時にソビエト連邦時代に起きた、謎の自然現象、ペトロザヴォーツク現象 (Petrozavodsk phenomenon) もクリッターの一部に含める見方もあります。

(ペトロザヴォーツク現象)

さて毎度のこと説明が横道にそれてしまいましたが、フライング・マンタもクリッターの一形態といえます。

フライング・マンタはマンタそっくりというよりも半透明のような毛布状の生物が空中を浮遊する現象であり、マンタを想起させるためそのようにマンタの名をつけて呼ばれているだけだからです。

しかし今回紹介するフライング・マンタは前回紹介したフライング・マンタとは明らかに異なり、マンタの姿・動きそのものです。

フライング・マンタと区別するためこちらはエア・マンタ (Air Manta) と呼ぶことにします。

出所の超怪しい動画で、1948年頃に撮影されたものでフランス政府よりリークされたというバッググラウンドを持ちます。

飛行機の窓から右主翼のすぐ下の辺りを、マンタのようなというかマンタそのものが海の中を泳ぐように、空を羽ばたき飛行機の飛行速度についてくるというものです。

飛翔系UMAの正体は既知の鳥やコウモリの誤認というのが一般的ですが、絶対にこんな鳥いませんし、これが鳥やコウモリであるとすればそれこそ驚異の大発見です。

飛行機の窓から雲の上を超高速で飛翔するマンタを撮影。

このミスフィット感は素晴らしく、怪しいバックグラウンドに荒唐無稽な生態、古き良きUMAの特性をすべて押さえており、そんなエア・マンタの存在を否定するわけにはいきません。



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大人数が目撃・撮影!ニュージャージー上空に浮かぶUFO


 ■大人数が目撃・撮影!ニュージャージー上空に浮かぶUFO

ゴーストやUFOとどんどんUMAとかけ離れたネタを連発。

基本はUMAを中心とする動植物ネタですが、少し範囲を広げようかなと。

まあそうは言っても全体の1割以下に抑えようかなとは思っています。

さて今回は2020年9月14日にアメリカ、ニュージャージー州の上空で目撃されたUFOについてです。

人だかりができており多くの人がスマホを向けています。

複数の人物が異なるアングルで撮影したこのUFO動画はSNSやYouTubeにアップしておりフェイクでないことは明らかです。

至近距離で撮影されたUFO動画はほとんどがフェイクと分かるものですし、かといってあまりに遠距離からの撮影ですとフェイクか本物かの判断以前に、何が写っているのかわからないものも多いです。


さらにいえば撮影時間も「ちょうどいい」です。

ちょっと暗くなり始めた夕刻時。

真っ暗でUFOから放たれる光だけではその形すら捉えるのが難しいですし、かといって天気のいい真っ昼間に撮影されれば白っちゃけてこれまた判断しにくいものです。

今回のはまさに「ちょうどいい時間帯にちょうどいい距離」で撮影されたUFO動画です。

移動しているのかもしれませんが高速で移動していないことは確かです。

いわゆるUFOがホバリング状態にある感じです。

ホバリング可能な飛行機もありますが形を見てもらえば飛行機やヘリコプターでないことは明らかです。

また大きさからドローンでもありません。

元来、未確認飛行物体 (UFO, Unidentified Flying Object) とは「他惑星から宇宙人が乗ってきた飛行船」の意味ではなく、その字義通り「特定できない飛行する物体」を指します。

ですが基本的にUFO騒ぎは (暗黙的に) 前者として扱わ、今回も人工的に作られたのは明らかであるため同様です。

その場合、UFOの形はそれこそ完全に同一のものなど確認されることはありませんが、伝統的に「円盤型」のものが目撃されることが多いです。


そういうわけで今回撮影されたものも「円盤型のUFOを真横から見ている」と潜在的に思ってしまいます。

当然、円盤型のUFOは横方向から見た場合、360度どの角度から見てもその形は変わりません。

ですが、これが「葉巻型UFO」であったなら?

葉巻型UFOとは葉巻 (タバコ) のように細長い形状のUFOです。

真横から見た場合は細長いですが、縦に見ればほぼ丸い形状に見えます。

何をいいたいかというと、今回のUFOが円盤型と思い込んでいるものの葉巻型であったなら?

葉巻型、、、?

葉巻型UFOと似た形状のものなら地球にもホバリングできるものが存在します、飛行船です。

おそらくすぐに気づいた人もいるかも知れません。

ニュージャージーでUFO大騒動を起こしたこの飛行物体、正体はタイヤメーカーのグッドイヤーの飛行船だそうです。

(夜間に撮影されたグッドイヤーの飛行船)
(image credit by Jewels by the pool/YouTube)

(グッドイヤーの飛行船)
(image credit by Syfy Wire)

(動画)


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