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2030年12月31日火曜日
2025年7月2日水曜日
二人の警官も目撃した謎の生物 ~ キャットガルーキー
■二人の警官も目撃した謎の生物 ~ キャットガルーキー
今回はキャットガルーキー (Catgarookey)、イングランドのソールズベリー北東部、ラヴァーストックで目撃されたUMAです。
イギリスのタブロイド紙、ザ・サンで紹介され、少なくとも関係性のない4人の人物により、異なる時間・場所で3度目撃されており、それがUMA (未確認動物) か既知生物の誤認かは別として、なにかしら馴染みのない生物が存在していたのは確かなようです。
2005年5月5日、初めに目撃したのはなんとパトカーでパトロール中の警官、しかも二人同時に目撃しており、彼らの車の前を通り過ぎました。
パラノーマル感はないものの、見たことのない生物だったといい、体高は2フィート (約60センチ)、長いリング状の尾を持ち、「サル」に似た動きで移動していたといいます。
その翌日の5月6日、ニッキ・ロマス (Nicki Lomas) という名の23歳の女性によりまたもキャットガルーキーが目撃されます。
彼女によればその生物は先端が白く、黄色と黒の縞模様の尾を持つ「ネコ」に似た生物だったと証言しています。(正確には「ヒョウ」に似た大型ネコ科動物と表現しています)
最後に目撃したのはレイモンド・クラーク (Raymond Clark) という79歳の男性です。
同年6月1日、謎の生物が茂みに向かって逃げていくのを目撃しましたが、長いリング状の尾を持つその生物は小柄な「カンガルー」に似たシルエットをしていたと証言しています。
目撃されたのはこの僅か1ヶ月弱の間。
彼らの見たものが本当に同一の生物なのか確実ではありませんが、長い尾を持つのは確実なようで、みな一様に頭部の特徴よりも尾の特徴を挙げています。
さてこのキャットガルーキー、奇妙名前ですが、これはそれぞれの「サル」「ネコ」「カンガルー」に似ていたという証言から、ネコ (Cat)、カンガルー (kangaroo)、サル (monkey) の名前を一部分ずつ拝借 (Cat-garoo-key) してザ・サンが命名したものです。
この不思議な生物の正体は何か?
2種の生物が有力視されています。
(アカハナグマ)
(original image credit: Wikicommons)
ひとつは最後に目撃したレイモンド・クラーク氏が提案しているアカハナグマ (Nasua nasua) です。
アカハナグマは南米に棲息するアライグマの仲間で、目撃証言の「長い縞模様の尾」や体長、シルエットすべてをほぼ満たしています。
シロバナハナグマ (Nasua narica) の可能性ももちろんありますが、いずれにしてもハナグマはかなり有力です。
そしてももうひとつがマダガスカルに棲息するワオキツネザル (Lemur catta) です。
「リング状の尾」や「サル」に似た、という点ではむしろこちらの方が有力な感じがします。
但し、ワオキツネザルはハナグマよりもひとまわり小柄であり、そこら辺がウィークポイントといえるかもしれません。
イギリスにはワオキツネザルはもちろん、ハナグマの仲間はおろかアライグマすら棲息しておらず、正体がワオキツネザルであってもハナグマであってもテレポート・アニマル (その地域に本来生息していない生物のUMA用語) であり、おそらくはペットが逃げ出したものではないかと推測されています。
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2025年7月1日火曜日
5回その名を唱えると現れる都市伝説の殺人鬼、キャンディマンは実在した!?
■5回その名を唱えると現れる都市伝説の殺人鬼、キャンディマンは実在した!?
アメリカのホラー映画では浴室の薬棚 (キャビネット) や鏡をぶち破って殺人鬼が登場することがあります。
1992年に公開されたキャンディマン (Candyman) が特に有名です。
キャンディマンは鏡に向かってその名を5回唱えると召喚され、その呼んだ人物を殺すという (映画の中の) 都市伝説上のキャラクターです。
ホラー映画の殺人鬼はどうやってそこに潜んでたんだよ、家の構造どうなってんだよ、的なツッコミたくなる演出が多いですが、キャンディマンは1890年代、この世に恨みを持って死んだ人物のスーパーナチュラルな存在、という設定なのでそこら辺は許容されます。
ところがこのキャンディマン、映画の中の都市伝説どころか実在した、なんて話があります。
到底あり得そうにもありません。
薬を入れるキャビネットはそんなに大きいものではありませんし、そもそも厚みがありません。
生身の人間がどうしてもキャビネットから登場したい!という願望を叶えるのであれば、壁の間に潜り込む以外にありません。
しかしそれはキャンディマン事件は事実でした。
映画キャンディマン公開される僅か5年前の1987年4月、ルーシー・メイ・マッコイ (Ruthie May McCoy) という名のアフリカ系アメリカ人の女性が強盗集団によって殺害された事件があります。
ルーシーさんは誰かが壁の中におり、部屋に侵入しようとしている、と911に助けを求めましたが、警察はルーシーさん宅 (集合住宅の一室) に来たものの玄関が閉まっており、応答もないためよく調べもせずに引き返してしまいました。
彼女が住んでいたのは、当時、シカゴでも最も危険な地域のひとつサウス・サイドであり、警察の取った行動はなんて杜撰な!と感じますが、実はこれには理由があります。
彼女が統合失調症の後遺症により日ごろから「誰かが家に押し入ってくる」という極度の強迫観念に悩まされおり、これがはじめての通報ではなかったからです。
近所にもその強迫観念から戸締りは怠らないようにと忠告する等、有名な存在だったようです。
警察は最初からまた妄想で通報したに違いない、という先入観が働いてしまったようです。
しかし隣に住んでいた女性は異変を感じ取っており、その集合住宅の管理人に鍵を開けて調べた方がいいと忠告し事件が発覚します。
ルーシーさんは亡くなって2日経っており、まさしく911に助けを求めた日に襲撃されていました。
そしてルーシーさんが911に話した通り、浴室の薬を入れるキャビネットから強盗が侵入したことも分かりました。
どうしてそんなことがありえたのか?
この集合住宅は配管工が水回りの修理・修繕を簡易にするため各部屋のキャビネットを取り外して中に入れるような作りになっていたのです。
妄想が現実化するという不幸が重なった悲劇としか言いようがありません。
この事件の容疑者として二人の男性が逮捕されましたが証拠不十分で無罪となっています。
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2025年6月30日月曜日
幻だった!?古い邸宅と優しい女性、そしてその飼い犬
■幻の古い邸宅と優しい女性、そしてその飼い犬
今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックス。
山口敏太郎さんの著書で都市伝説 (?) の「幽霊ラーメン」というものがあります。
とある男性が夜にぶらりと訪れたラーメン店、どこにでもあるような店構えだったといいますが、とても美味いラーメンを提供してくれ、男性は隠れた名店を見つけたと喜んだといいます。
翌日もその美味いラーメンを食べようとお店を訪れると、そこはただの廃墟であり、ラーメン店はなくなっていたといいます。
恐る恐るその廃墟に入ってみるとカウンターには前日に自分がお勘定で置いた500円玉がそのままになっていたといいます。
今回のグリッチはその幽霊ラーメンをちょっとばかり彷彿とさせるものです。
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私は17時に仕事を終え、帰宅すると娘と一緒に飼い犬を連れ、毎日近所を散歩をしています。
いつものコース、どこにどんな家があるかは把握しているつもりでした。
しかし昨日の散歩の際、見慣れない家の前を通り過ぎました。
奇妙だと思いましたが、今まで気にも留めていなかっただけかもしれません。
その家は古く、室内では裁縫師が働いているのが見えました。
ガレージに車が停めてありましたが、これまた古い年代のものでした。
その家には女性がおり、とてもかわいい犬を飼っていました。
犬は門のところまで駆け寄ってくると私の飼い犬に挨拶にやってきました。
主人の女性も門のところまでやってきて微笑んで私に挨拶をしてくれました。
今日、また犬を連れ娘と共に散歩に出かけました。
また昨日の優しい女性とかわいい犬に会うのが楽しみでなりませんでした、が、意外なことがありました。
昨日の古い邸宅があった場所には全く違う家が建っていたのです。
何が起きたのか理解できません。
家は、彼女は、彼女の飼っていた犬はどこに行ってしまったのでしょう?
いまだに理解できません。
実はその日に犬の散歩などしておらず、私が散歩する時間に寝てしまい夢で見たものと現実をごっちゃにしている?
とてもあれがあれは夢だったとは思えません。
仮に日課の散歩を忘れていたとしたら私の犬は落ち着きなくなるのですぐに気付きますし。
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(参照サイト)
reddit / tr0uble_kid
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2025年6月29日日曜日
巨大な17個の卵も発見!ピン川の怪物 ~ ピンシー
■巨大な17個の卵も発見!ピン川の怪物 ~ ピンシー
タイ最大の河川のひとつ、チャオプラヤー川 (旧メナム川 / Chao Phraya River)。
世界最大の淡水エイ、プラークラベーンことヒマンチュラ・チャオプラヤ (Himantura chaophraya) の生息地としても知られます。
最大個体であれば2トンを超すのではないかと推測される淡水エイです。
さて、このチャオプラヤー川の主要支流のひとつにピン川 (Ping River) があります。
目撃時期がはっきりしないものの、この川ではネッシータイプの首の長い生物が目撃されたことがあります。
ピン川の名にちなみピンシー (Pingsie / Ping River monster) と呼ばれます。
情報が少なすぎ、首が長かったのか、それとも単にシーサーペント (巨大海蛇) タイプだったのかも明確ではありませんが、その極めて少ない目撃情報の中には2頭同時に泳いでいた、というものも含まれます。
珍しい特徴としては頭部にトサカのような突起物があるという点です。
尚、ピンシーが目撃された日には付近の川岸でスイカほどもある巨大な卵が17個も発見されたといい、その卵はピンシーのものと信じられています。
2頭のピンシーと卵を関連付ける明確な証拠はありませんが、もし関連するのであればその2頭はつがいであった可能性が高いでしょう。
ピンシーが存在する決定的な証拠になりえたその17個の卵がどうなってしまったのかは残念ながら分かりません。
(ジャイアント・パンガシウス)
(image credit: Wikicommons)
その正体としてはメコンオオナマズ (Pangasianodon gigas) に匹敵するほどの巨大ナマズ、チャオプラヤオオナマズ (ジャイアント・パンガシウス / Pangasius sanitwongsei) が最もあり得そうです。
チャオプラヤオオナマズの最大個体ともなると3メートル、300キロを超えるといわれ、特徴的な長い背ビレはピンシーのトサカを彷彿とさせます。
さてこのUMA、日本のUMA本でしかお目にかかったことがなく、海外のUMAながら日本限定で知られます。
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