2019年10月31日木曜日

自爆専属の戦闘員を要するアリ ~ イエロー・グー


■自爆専属の戦闘員を要するアリ ~ イエロー・グー

自爆系昆虫も意外といますが、今回はジバクアリ Part2です。

今回のはボルネオに生息するコロボプシス・エクスプロデンス (Colobopsis explodens)、通称イエロー・グー (yellow goo)。

イエロー・グーは樹上性のアリで、数千匹で構成される非常に大きなコロニーを形成します。

フタバガキ科の大木に好んで巣を作り、その巣は最大で高さ60メートルにも及びます。

英語で「爆発する (explode)」ことを意味する「エクスプロデンス (explodens)」を種小名に冠した筋金入りの爆発種です。

(image credit by MONGABAY)

数千匹のアリたちすべてが自爆するわけではなく、複数のカーストに分かれた中でもっとも小柄な働きアリのカーストのみが自爆専属の戦闘員として育ちます。

この自爆戦闘員が爆発した際に放たれる黄色い粘着性の毒液を「イエロー・グー」と呼び、そのことからこのアリ自体もイエロー・グーと呼ばれます。

自爆戦闘員は自爆する際、腹部を地面に垂直に持ち上げてから腹部を破裂させます。

イエロー・グーは刺激性の毒液であり、敵は窒息するか窒息しないまでも撃退することが可能です。

なお、もっとも大きな働きアリのカーストは、肥大した大きな頭部を持ち頭部で巣穴をふさぐ役割を担います。

(参照サイト)
MONGABAY
Passion Entomologie

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