■モアブに肉食恐竜が群れを成していたという ~ モアブ・アロサウルス
今回はモアブ・アロサウルス (Moab Allosaurus)。
アメリカ、ユタ州モアブ (Moab) にある公園内で恐竜に似た生物が目撃されたといいます。
おそらくその公園、アーチーズ国立公園 (Arches National Park) を指しているのではないかと思われますが、定かではありません。
仮に同公園であれば、面積309平方キロメートル、意味はないですが東京ドーム換算6600個分であり、これだけの広さがあればある程度の数の巨大生物でも人目に触れず存在できるに違いありません。
さて、その「恐竜らしきもの」を目撃したと主張する人物によるスケッチを見ると、確かに恐竜っぽくはあります。
(古代人の壁画レベルのスケッチ)
後肢で立ち上がった前傾姿勢、長い尾に体に対し極端に小さな前肢、頭部は相対的に小さく爬虫類的です。
となると、これを仮に恐竜に当てはめると獣脚類に似ています。
複数の目撃者によれば、この生物は群れを成して走り回っていたといいます。
公園の管理官に報告したところ、他の来園者からも同様の報告を受けていたということで、1回きりの目撃ではないことが示唆されています。
これはUMAファンにとっては朗報ですね。
で、この獣脚類に似た特徴を持つ生物の正体はアロサウルス (Allosaurus) ではないかとする説があるようです。
(アロサウルス)
(image credit: Wikicommons)
1頭どころか群れを成して走っているアロサウルスを目撃なんて驚きの光景です。
と、とこらへんを持ってアロサウルス説が出てきたのかはあまりはっきりしていません。
概ね大型肉食恐竜が正体としたらアロサウルスではなくティラノサウルスが候補に挙がるのが定番です。
アロサウルスはジュラ紀最強、ティラノサウルスは白亜紀最強、棲息時代は異なるもののティラノサウルスの方がアロサウルスより大きく、特に現代では人気独り占めの感があります。
スポットライトを浴びる気かが激減しつつあるアロサウルスに注目が集まるのは嬉しいですが、理由が無ければそれはそれで???です。
目撃者が描いたといわれるスケッチはあるものの、洞窟で発見された古代人の描いた壁画レベルでありこれをもってティラノサウルスではなくアロサウルスと断定できるわけもありません。
しかし、これはもしかすると1990年代にアメリカで放映されたモキュメンタリー (疑似ドキュメンタリー)、もしくはドキュメンタリーが元ネタになっているかも?しれません。
1990年代、アメリカ西部のどこかの鉱山でアロサウルスの卵が発見され、それが孵化に成功、成長したアロサウルスが山間部を駆け巡っているらしい、というもので、ユタ州はアメリカ西部に位置し、鉱業も盛んであることからこの説は十分考えられます。
そして、、、夢のない話をすればこれはカンガルーだったのではないかとする説もあります。
ペットとして飼われていたものが逃げ出したと思われる個体がときおり目撃・撮影されており、これらはファントム・カンガルーと呼ばれます。
モアブ・アロサウルスもファントム・カンガルーが正体ではないか?ということです。
真実は如何に?
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