■マリブの砂浜に打ち上げられた奇妙な生き物
これはマリブのレオカリージョ州立公園の砂浜に打ち上げられた謎の生物の死骸です。
撮影者によるとこの謎の生物は直径5インチ (約13センチ)、重さ7ポンド (約3キロ) ということです。
「謎の巨大な肉塊」のことをグロブスター (globster) と総称しますが、そこまで大きいものではなく、また腐敗は進んでいるとはいえ肉塊といわれるほど完全に原形をとどめていないわけでもありません。
とはいえ、頭は?腕は?触手は?、、、といった細部は分からず、どちらが前でどちら後ろか、どちらが表でどちらが裏かといったことも判断できません。
専門家の意見を聞いてみましょう。
水産遺伝学のプログラムリーダーであるジョンハイド (John Hyde) 氏の見解はこうです。
「腐敗が進んでいるため特定するのは困難ですが、このエリアでは普通に見られるジャンボアメフラシ (Aplysia vaccaria) に似ているような気がします」
死骸で直径15センチ、体重3キロもあるのでアメフラシにしては大きすぎるように感じるかもしれませんがジャンボアメフラシであれば問題ありません。
ジャンボアメフラシは最大29インチ (約75センチ)、重さ30ポンド (約13.6キロ) の記録を持つ巨大なアメフラシだからです。
一方、スクリップス海洋研究所のグレッグ・ラウズ (Greg Rouse) 教授の見解は異なります。
「これはアメフラシではないでしょう。アメフラシは非常に柔らかいです。内部シェルを持ってはいますが、私個人の見解としてはサイドギル (sidegill) の可能性が高いと思っています」
サイドギルとは特定のウミウシ類の呼称です。
ラウズ教授はサイドギルであればずばり「プレウロブランケア・カリフォルニカ (Pleurobranchaea californica)」と答えています。
アメフラシもしくはウミウシ (サイドギル) ということで、いずれにしても専門家の意見は腹足類で間違いないという点では一致しています。
(参照サイト)
Live Science
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