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2025年11月12日水曜日

神奈川県の江川で目撃された怪生物 ~ エギー


■神奈川県の江川で目撃された怪生物 ~ エギー

今回は江川の怪物、エギー (Eggie)。

し、し、知らねーぞ、そんなUMA!

と生粋のUMAファンが慌てふためいているかもしれませんが安心してください、自分が勝手にそう呼んでいるだけですから知らなくて当然です。

誰もそんなニックネームでは呼んでいませんが、ニックネームがある方が覚えやすいですからね。

山口敏太郎さんの「本当にいる日本の未知生物案内」にて「ワニのような怪物」と紹介されているものです。

土地勘がないのでそのまま参照させていただきますが、神奈川県横浜市緑区東方町 (ひがしがたちょう) と池辺町 (いこのべちょう) の間にある江川で謎の生物が目撃されたということです。

江川がどこにあるのかよく分からないのですが、都筑区の親水施設の江川でしょうかね。

さてこの江川で、1989年4月21日の夕刻、近所に住む志田さんという女性が飼い犬の散歩中に川で謎の生物を目撃します。

体色は銀色で爬虫類的、特にワニやトカゲ的であったもののどちらでもなかったということです。

特に大きさは言及されていません。

体型的にはヘビのようにすら見えたということですが、志田さんによれば前肢で水を打って泳いでいたということで、少なくともヘビではなかったようです。

志田さんのいる川岸に向かって泳いできたといいますが、その後どうなったのかは不明です。

それからわずか3ヶ月後の同年7月20日、初めに目撃された場所から500メートルほど離れた重田さんという方の自宅庭に似たような生物が出没、目撃されています。

今回は陸上での目撃であったため、その姿もより詳細に伝えられています。

目撃した重田さんによれば、やはりその生物は爬虫類的でヘビのような体に赤い前肢、頭部はカエルに似ていたといい、尻尾を振って物置小屋の下へと潜っていったということです。

但し、この目撃証言でも大きさは語られておらず、おそらくは奇妙な姿であるものの、両目撃者が逃げようとしたような記述が無いことから、また、物置の下へ潜れるということからバカでかい生物ではなかったと推測されます。

最初に目撃された時は前肢をばたつかせて泳いでおり、その不格好な遊泳から水棲の生物とは考えられず、陸棲の生物に違いありません。

仮に両生物が同一の生物というのであればワニではなく、トカゲであった可能性が高そうです。

おそらくオオトカゲではないと思いますが、いずれにしても外来種、ペットとして飼われていたものが逃げたのかもしれません。

そこそこの大きさで、ワニにも似ておりトカゲ的であり、細長い体型でヘビをも想起させる、、、なかなか候補は出てきません。

(レッドテグー)
(image credit: Wikicommons)

ま、星の数ほど種類のあるトカゲですから特定することは不可能ですが、前肢が赤色だったという証言から、テグートカゲの仲間でレッドテグー (Salvator rufescens) なんかはいかがでしょう。

前肢だけではなく、体全体が赤褐色ではありますが。

レッドテグーは南米に棲息するトカゲで、体長は50センチを軽くオーバー、最大体長はオスで1.4メートル、メスで1メートルにもなります。

大きく存在感がある上に気性が穏和なため、世界中でペットとして出回っていることから、もしかして当時の日本でも輸入されていたかも?(正直わかんないス)

んで、

いやいやいやいや、エギーの正体は絶対に外来種なんかではない!と仰られるUMAファンもおられるでしょう。

まさにUMAファンの鑑。

そんな方はエギーの正体を純国産の未発見の大型のトカゲ、と考えるのもいいでしょう。

(参考文献)
本当にいる日本の未知生物案内 (山口敏太郎著)




2025年11月11日火曜日

2台の車の車内に突如響いた謎の嘲笑


■2台の車の車内に突如響いた謎の嘲笑


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1990年代初頭、私がまだ10~11歳ぐらいだった頃の話です。

舞台はイタリア中部で、その日私たちは2台の車に分乗して海へと向かっていました。

私が乗っている側の車は道が分からなかったため、もう1台の後ろをついていく感じでした。

海への道のりには大きな工場地帯を抜けていく必要がありました。

工場地帯を走っていると前方を走っていたもう1台の車が予期せぬ動きで突如方向転換をしたのです。

私が同乗していた運転手は焦って旧カーブを曲がらなければなりませんでした。

その時です!

「急カーブだぞ!?」

という私たちの車の動きを予期したような声が車内に響き渡りました。

それはとてもはっきりと聞き取れる大きな声でした。

運転手は慌てて急ブレーキをかけ車を停めました。

私たちはみな困惑し顔を見合わせ、その声が同乗者の中に誰もいないことに気付きました。

私はとても近くから聞こえた感覚がありましたが、それが前からか後ろからか、右からか左からか、そういった方向は全く分からず、ただただ酷く怯えていたのを覚えています。

そしてその声は笑い声交じりであり、私たちを嘲笑っているような感じでした。

気が付くとナビゲートとして私たちの前方を走っていた車も停まっており、運転手がひどく困惑した表情を浮かべながら私たちの方へ駆け寄ってきました。

そして私たちに向かって叫びました。

「君たちも聞いたか!?車内で恐ろしい声が聞こえてきたんだ!」

その内容は私たちが聞いたものと全く同じものでした。

暑い夏の日、周りには人も車も建物も何もない場所だったのを覚えています。

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1台の車だけであれば、もしかするとイタズラ的に誰かが声色を変えて叫んでとぼけている、なんてこともできないこともないとは思います。(それでもバレないようにするにはかなり難しいとは思いますが)

が、この場合は離れて走っていた2台の車に同時に起こっており、そうなると車外からの声を聞き取ったと考えるのが一番合理的な考えです。

が、分譲していた人たちは車内から聞こえた、少なくとも外から聞こえたようには聞こえなかったのだと思います。

グリッチ的、もしくはパラノーマル的に考えて、慣れていない道の急カーブを曲がるため、守護神的な存在が2台の車に教えてあげた、とも取れそうですが、いずれもその声は「嘲笑的」であったというのが守護神的な役割と矛盾が生じます。

そもそもその声が無かったら事故に遭っていたかというよりも、むしろその声のせいで事故が起こりそうになったようにも見受けられます。

気味の悪いグリッチ体験談ですね。

(参照サイト)
reddit







 ディナーの用意をしていただけなのに、、、 ~ ディナー・タイム・ボルテックス





2025年11月10日月曜日

【昆虫食】草原のギャング、健康食になる ~ トノサマバッタの逆襲


■【昆虫食】草原のギャング、健康食になる ~ トノサマバッタの逆襲

「虫なんて食えるか!」――そう叫びたくなる気持ち、わかります。
けれど、その「虫」、もしかすると未来のスーパーフードかもしれません。

今回の主役は、あのトノサマバッタ。
稲を食い荒らす草原のギャングとして知られる彼らが、なんと今、人類の健康を守る“跳ねる救世主”として注目されているのです。

― 陸のサバ、現る ―


最新の栄養分析によると、トノサマバッタ100gに含まれるタンパク質は約67グラム。
牛肉や豚肉(20グラム)、ササミ(24グラム)を軽く超えています。

しかも脂質には青魚でおなじみのオメガ3脂肪酸もたっぷり。

つまり、「トノサマバッタ = 陸に棲むサバ」ともいえます

「プロテイン + オメガ3」という、まさかの二刀流。

「筋トレ後にバッタスムージー」なんて時代、すぐそこまで来ているのかもしれませんよ。

― 血液まで跳ねる!? ―


北里大学の研究では、バッタ粉末を与えられたマウスの血中コレステロール値が下がったという結果も。

つまり、「虫を食べると血液がサラサラになる」説、あながち都市伝説とは言い切れません。

彼らはただの「害虫」ではなく、人間の内側まで静かにメンテナンスしてくれる――栄養界の忍者なのです。

― 草を食うだけで地球を救う ―


牛や豚を育てるには膨大な水と飼料が必要ですが、トノサマバッタは草原さえあればOK。

二酸化炭素排出量も極端に少なく、「地球に優しい草食系モンスター」と呼ぶ人も。

つまり彼らは、食卓の革命児であり、エコロジーとたんぱく質の奇跡的交差点なのです。

― とはいえ見た目はモンスター級 ―


ただ問題はあの見た目。

それだけで嫌悪感を示す人がほとんどです。

栄養もモンスター級ながら、見た目もモンスター級。

そこで登場するのが「粉末」や「せんべい」タイプ。
ナッツ + 抹茶風の香ばしい味わいで、正体を知らなければ、たぶん誰も気づきません。

「言われなければ、バッタとは思わなかった」――
次はリピーターになるかも?しれません。

― 敵からヒーローへ ―


かつて人間の食糧を奪ったバッタが、今は人間の健康と地球の未来を担う救世主になるかもしれません。

これはもはや進化論の逆転劇。
昆虫が「神話的リベンジ」を果たした瞬間です。

もしかしたら、未来の食卓ではこうなるかもしれません。
「今夜はサバにする? それとも――トノサマバッタ?」

そう、かつてのギャングが、あなたの身体の中で静かに跳ね始めるのです。

(参照サイト)

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2025年11月9日日曜日

発見者が「ここは呪われた地」と絶望した ~ ダンズボロー・クリーチャー


■発見者が呪われた地と絶望した ~ ダンズボロー・クリーチャー

今回は謎の漂着死骸シリーズ、ダンズボロー・クリーチャー (Dunsborough creature)。

毎年、たくさんの謎の死骸が砂浜に打ち上げられますが、海洋生物に親しんで育った日本人だとわりとすぐにわかるものも少なくありません。

ただ腐敗が進んでいるものは生前の原型が失われ、それこそ有史以前の生物を彷彿させる形状に変化しているものもあり、謎の漂着死骸はUMAの一ジャンルとして人気のあるコンテンツです。

さて、今回の漂着死骸は2024年8月、西オーストラリア州ダンズボローの砂浜に打ち上げられました。

2024年、新しめのものですね。

(ダンズボロー・クリーチャー)
(image credit:)

「ここは呪われた地よ、、、」

発見者の匿名の女性はこの生物をビーチで目にし、絶望してメディアに警告したといいます。

さて呪われているかどうかは分かりませんがこの生物を見ていきましょう。

頭部から腹部にかけては楕円状に膨らんだ形状をしていますが、全体としては割と細長い感じで尾に向かって先細りです。

頭部付近は触手もしくは触角のようなものがたくさん生えているように見えます。

写真に写っている手の大きさから全体としては120~140センチぐらいではないかと推測されます。

ちょっと大きめではありますが、映画エイリアンのフェイスハガー的シルエットですね。

(フェイス・ハガー)
(image credit: Wikicommons)

ただまぁ、腐敗後にビーチに打ち上げられ全体が焼けただれたようになっており、生前ここの姿だったのかは分かりません。

大抵の場合ヒレのような体から飛び出している突起物は取れてしまっており、このようなナマズのようなシルエットになる傾向があります。

尾は先細りだし深海魚?

それとも実際にエイリアン的姿の新種の海洋生物?

皆さんは写真だけ見て何か分かりましたか?

結論を先に言うと、クイーンズランド大学海洋科学センターのイアン・ティベッツ准教授によれば、腐敗が進行していて100%確実ではないもののテンジクザメ目に属するオオセの仲間で、クモハダオオセ (Orectolobus maculatus) ではないか、というもの。

(クモハダオオセ)
(image credit: Wikicommons)

つまりサメ。

見た目に違わずあまり活発ではなく、多くの時間を海底で過ごす夜行性のサメで最大個体は驚きの3.2メートル。

上下にかなり扁平した体型で、横長の大きな口を持ちます。

大人しそうですが割と気性は荒く、人喰いザメではありませんが近づくと無暗に咬みついてくるときもあるといい、その巨体も相まってクモハダオオセに襲われ重傷を負った記録も残っています。

漂着死骸は肌が焼けただれて模様の痕跡すら残っていませんが、体全体にリング状の斑紋があります。

オオセの仲間は英名でウォベゴン (wobbegong) と呼ばれ、本種は「スポテッド・ウォベゴン (Spotted wobbegong)」、「斑紋のあるオオセ」ですね。

この「ウォベゴン」はオーストラリアの先住民族 (アボリジニ) の言葉で「もじゃもじゃのヒゲ」を意味し、そう、この漂着死骸も触手に見えたのはこのヒゲの組織部分のようですね。

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