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2025年11月5日水曜日

ウエストバージニア州もヒツジ男が目撃されている ~ シープスカッチ


■ウエストバージニア州もヒツジ男が目撃されている ~ シープスカッチ

今回はシープスカッチ (Sheepsquatch)。

UMAファンならシープスカッチを知らなくても名前を聞いただけでどんなUMAかピンとくるでしょう。

ご想像通り、「シープ (ヒツジ) + サスカッチ (ビッグフット)」のかばん語 (合成語) で「ヒツジの特徴を持った獣人」です。

アメリカの各地にはヒツジ男 (もしくはヤギ男) の都市伝説がありますが、シープスカッチはウエストバージニア州版ヒツジ男といえますね。

いつ頃から存在するのかはっきりしませんが、ビッグフットをはじめ、他のアメリカの獣人たちと比較すると歴史は割と浅そうで、20世紀末辺りから目撃されるようになったようです。

特徴はヒツジのような真っ白くモコモコした羊毛のような毛で全身が覆われていること、そして二足立ちできること、身長は6~9フィート (約1.8~2.7メートル) と獣人としては平均的です。

但し、目撃証言から判断するに「シープ」と名が付くものの、シープスカッチとして描かれるイラストのように頭部までヒツジ的であるかは一考の余地がありそうです。

むしろヒツジの顔というよりは、その毛並みから「ヒツジっぽい」と呼ばれているだけのようです。


記録に残るもっとも初期の事件は1994年であり、少なくとも異なる人物によって2度の目撃があります。

ひとりは成人男性によるもの、もうひとつは3人の子供たちによるもので白いクマのようだったと証言しています。

二足歩行していたかははっきりしないものの、少なくとも後肢で二足立ちしている姿が確認されています。

いずれも人間に気付いていたかは分からず、少なくとも人間を襲うことはなかったようです。

翌年になってもシープスカッチは目撃されました。

カップルの乗る車が道端にいる見慣れない白く巨大な生き物に気付き車を停めました。

ところがその生物は車に向かって突進してきたため、カップルは慌てて急発進したものの車には引っ掻かれたような傷が残っていたといい、間一髪だったようです。

前年からの目撃証言と類似していることから、これもシープスカッチだったのではないかと考えられています。

さて、ヒツジ男はUMAの中でも都市伝説色が強く、正体がなんであるか?なんて深掘りするようなものでもないのですが、シープスカッチに関しては他のヒツジ男より野生動物の誤認の可能性が幾ばくかあります。

多くのヒツジ男の振る舞いはより人間的であり、また、遺伝子実験から生まれた等、陰謀論的なバックグラウンド・ストーリーを持つのに対しシープスカッチの振る舞いは野生動物的であり、陰謀論も存在しません。

あり得そうなのは、やはりアメリカグマ (Ursus americanus) アルビノでしょう。

初期の子供たちの目撃証言で「白いクマに似ていた」というのも心強いです。

ハイイログマ (Ursus arctos horribilis) は生息地的にちょっと外れているので可能性は低そうですがこちらもゼロではないかもしれません。

(アメリカグマの亜種、シロアメリカグマの親子)
(image credit by Wikicommons)

また、アメリカグマ (Ursus americanus) の亜種で体色の白いシロアメリカグマ (Ursus americanus kermodei) だとばっちりですが、こちらの生息地はカナダのブリティッシュコロンビア州であるため、地理的にウエストバージニア州で目撃されるのはちょっと厳しいかもしれません。

というわけでアメリカグマのアルビノを第一候補としておきましょう。

シープスカッチは他のヒツジ男と比べると歴史が浅いのもあるのか、前述の通り (少なくとも目立った) バックグラウンド・ストーリーがありません。

時間の経過とともにUMAは都市伝説色が強くなる傾向があるため、そのうち面白い陰謀論が創作されるかもしれませんね。


 正体は実は人間か? ~ ポープ・リック・モンスター (ヤギ男・ヒツジ男)









2025年11月4日火曜日

消えた本が謎のメッセージと共に現れる ~ 「あなたは既に知っている」


■消えた本が謎のメッセージと共に現れる ~ 「あなたは既に知っている」


──ある日、あなたの本棚から一冊の本が跡形もなく消えたとしたら?
そんな「現実 (日常) のバグ」を指す言葉、それがグリッチ・イン・ザ・マトリックスです。

私たちが“現実”だと思って暮らしているこの世界が、実は「仮想世界 (コンピュータ内のシミュレーション)」に過ぎないのではないか──。
そんな仮説のもとに語られる、一種の“現実のバグ体験談。

今回はその中でも、最も多く報告される「消失系グリッチ」。
よくある「失くしたけど変なところで見つかる」といったありきたりのものではない、少し奇妙で不気味な体験談です。

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昨日起きたことを思い出すと、今でも不安でたまりません。

私は作家で、大学時代からずっと持っていたスティーブン・キングの「書くことについて ~ON WRITING~」を何度も何度も読み返しています。

友人にその本から一節を引用しようとしたのですが、一言一句正確に覚えていたわけではありませんでしたから、原文で確かめてみようと思いました。

本棚に行ってキングの本を取り出し、その引用しようとしたページを見つけました。

そのページを開いたままテーブルに置いて、飲み物を取りにキッチンへ行きました。

その間、せいぜい90秒程度でしょうか。

戻ってくると、本が──消えていました。
テーブルの上にも、床にも、どこにもありません。

私は一人暮らしです。誰かが持ち去るはずがありません。
部屋中を探しても、キングの本は跡形もなく消えていたのです。

私は途方に暮れ本を探すのを諦め、頭をリセットしようと散歩に行くことにしました。

1時間程してアパートに戻ると、なんとキングの本はテーブルの真ん中に何事もなかったように置かれていたのです!

但し、本は閉じられていました。

心臓がドキドキし始めました。

本を開こうとすると、まさにさきほど私が参照していたページがパタンと開きました。

そして、その段落の隣の余白に、私の筆跡で青ペンでこう書かれていました。

「あなたはこれを既に知っている」

私は自分の本に書き込んだりしません、絶対に!

それに、そもそも私はそんなことを書いた記憶もありませんし、これは絶対に私が書いたものではありません。

頭がおかしくなりそうです。

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さて、これは自分の身に起きたらゾッとする話です。

筆跡が自分であっても怖いですし、見覚えのないものであってもどちらにしても怖いです。

この話では自分の筆跡であることを投稿者が語っているため、それを書いたのは自分である可能性が高いですが、投稿者はその記憶もなければ、そもそもそんな (本に直接書き込む) 癖がないと語っています。

少なくとも大きく時間を失われていないのがこの話の重要なところで、世間一般で聞くような一過性全健忘や解離性健忘 (いずれも一時的な健忘)、多重人格障害 (いわゆる多重人格) には当てはまらないような気がします。

まあその筋のプロではないのでこれについては正確な判断はできませんけど。

机から離れて90秒以内に本が消え失せたので、その間に実は自分で本に書きこんだり、どこかへ本を持ち去ったりしたのを忘れ、その後1時間ほど離れている間に先ほど別の場所へ持ち去ったものを再び自分で机に戻していた、ということになります。

そしてその本に書き込んだり持ち去ったり元に戻したり、といった行動部分だけがきれいさっぱり記憶から消え去ってしまった、、、先に挙げた障害の中であれば多重人格障害なら可能な気もしますがこうもうまく記憶が繋がり、時間を失われないものなのかはちょっと分かりません。

但し、時間についてはその都度細かくチェックしていたわけではなさそうですし、実は思っている以上に時間を失っていた可能性はあったかもしれません。

グリッチ・イン・ザ・マトリックス的に考えれば、異なる次元の「本に書き込み癖のある自分」が書いた本が、バグって置き換わってしまったということになるでしょうかね。

個人的にはもし自分に同じことが起きたら、グリッチ・イン・ザ・マトリックスを疑うよりも障害の方が気になって怖くなってしまいますね~

話を戻しましょう、この投稿者さんは後にキングの「例の本」を調べたんでしょうかね?

、、、その夜、もう一度あのページを開いてみた。
だが、青い文字はどこにもなかった、、、

(参照サイト)
reddit






 ディナーの用意をしていただけなのに、、、 ~ ディナー・タイム・ボルテックス






2025年11月3日月曜日

信濃川で巨大魚が捕獲される ~ ダウリアチョウザメ


■信濃川で巨大魚が捕獲される

前日告知した通り、月曜日・木曜日は11月以降、基本、新ネタの更新はお休みとなりますが、UMA系の軽いニュースがあれば月・木も不定期で更新しますね。

今回のは2025年11月1日、新潟日報デジタルプラスさんのニュースです。

水棲UMA、特にレイク・モンスター (「湖の怪物」) の誤認として必ずといっていいほど候補に挙がるチョウザメが捕獲されました。

当ブログでも「チョウザメ」という単語を目にすることは多いと思うので、詳しい人も多いでしょう。

今回のものは10月31日、信濃川漁協組合員の本間健一さんが新潟市江南区花ノ牧付近の信濃川河口付近で鮭を漁っていた際に偶然捕獲されました。

チョウザメも種類がたくさんいますが、今回のものはダウリアチョウザメ (Huso dauricus) でチョウザメの中でも大型化する一種に数えられ、最大個体5.6メートルの記録を持ちます。

(ダウリアチョウザメと近縁種のオオチョウザメの剥製)
(image credit: Wikicommons)

今回捕獲されたものは1.5メートル、まだ成魚ではありませんが既にこの大きさ、淡水でこの魚影を見たら怪物騒ぎになること間違いなしです。

運悪く (?)、魚類に精通している漁協組合の方によって捕獲されたため怪物騒ぎとはなりませんでしたが、もう少し大型のダウリアチョウザメの魚影を一般の人が目撃したら、新潟のUMAがもう一種増えていたに違いありません。

信濃川は長いので信濃川そのものを名前に使われる可能性は低く、おそらくその目撃された地域の名前が当てられ、今回は花ノ牧だったので「ハナッシー」か「ハナノマッキー (ゴロわるっ)」になっていたでしょう。

(参照サイト)

(関連記事)




2025年11月2日日曜日

【ご連絡】今後の更新について


みなさん、こんにちは。

毎日、たくさんのアクセスいただいて大変感謝しております。

今月より、基本的に月曜日・木曜日の更新はお休み日とさせていただきます。

SNS連携での強化及びキッズ用のUMAサイトの作成 (「くりぷと」だとUMAが怖すぎる、言葉が難しすぎる、という意見がありまして) をするためで、更新日の休日はあってもSNSで読者様とは現在よりも直接やり取りがしやすくなるかと思います。

今後もこの「くりぷとUMA大全 ~ 世界の奇妙な住人たち」がメインのままですが、時間をそちらにも割きたいのでご理解いただけると幸いです。

月曜日・木曜日はUMA系・動物系・パラノーマル系の時事ネタやニュースを軽く貼る (参照する) だけの日とかもあると思いますが、基本、新作UMA系の記事の更新はお休みという感じです。

それ以外の曜日は現在と同様、18:00に自動で更新されます。(今年分は既に書き終えておりますので自動更新です)

本サイトで取り扱ってほしい系統のネタがありましたらコメント欄に書いていただくかメールしてください。

今後ともよろしくお願いいたします。