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2025年12月7日日曜日

ついに絶滅したはずのニホンカワウソが撮影された!?


■ついに絶滅したはずのニホンカワウソが撮影された!?

日本の近代の絶滅動物といえばニホンオオカミ (Canis lupus hodophilax) やニホンアシカ (Zalophus japonicus) などが有名です。

特にニホンオオカミはUMA本でも定番で、現在でも野生で個体群が「確実に」生き残っており、保護のためにその場所は伏せられている――なんて陰謀論もあるぐらいです。

陰謀論は置いておくとしても、目撃情報自体は散発しています。

おそらくは野犬を見誤ったものではないか、というのが大方の見方です。

さて、彼らと並んで同じぐらい有名なものにニホンカワウソ (Lutra nippon) があります。

かつて日本全国に棲息していたものの、毛皮目的や薬用として肝臓を採取するための乱獲で、瞬く間に数を減らし絶滅してしまいました。

ニホンカワウソはニホンオオカミと並び、過去の野生動物に対する残虐性を語る上でよく引き合いに出される代表的な生物です。

― 絶滅後の目撃情報の頻発 ―


確実な目撃証言としては1979年、高知県須崎市の新荘川 (しんじょうがわ) で目撃されたものが最後といわれています。

しかし――
ニホンオオカミ同様に、ニホンカワウソの目撃は続いています。

ただの目撃だけではなく、ニホンカワウソの足跡や糞といわれる物的証拠も発見されることがありますが、鑑定結果から「確実な生存証拠」とまでは言えません。

そんな中、ついに彼らが絶滅していない「確実な生存証拠」を掴んだかもしれないという情報が舞い込んできました。

― 海岸沿いで撮影された「ニホンカワウソ」 ―


その存在を再び騒がせる映像が高知新聞PLUS+さんに寄せられたのです。

撮影したのは高知市五台山在住の門田昌之さん。

今から3年前の2022年6月29日午後6時半ごろに撮影したといいます。

海面に黒い何かが出たり沈んだりする様子が記録されており、門田さん曰く「これはカワウソじゃないのか?」という直感が働いたそうです。

― 海に浮かぶ、複数の黒い頭らしきもの ―


映像が撮られたのは、高知県西部の海岸。

意外に思う人もいるかもしれませんが、ニホンカワウソは河川だけではなく、海岸沿いにも広く生息していました。

門田さんは、波の合間から「なにかの」頭のような影がポコポコと見え隠れするのを目撃しました。

しかも、その影はどう見ても複数。

そのとき門田さんはこう言っています。

「密漁者かと近づいたら、小さかった。間違いなくカワウソや、と」

咄嗟にスマートフォンを出し、数十メートル先の謎の生物の撮影を始めました。

距離を詰めたものの、近づくほどに「魚を追って動き回る小型の生き物」にしか見えなかったといいます。

― 親子連れと思われる3匹 ―


門田さんは「大人が2匹、子どもが1匹いたように見えた」と証言。

体色は茶色で、濡れた毛が光っており、よく海辺で見るウミガメの影とは全く違うと話しています。

映像では細部が確認しにくいものの、「岩の上でごろんと寝転んだようにも見えた」なんて描写もあって、少なくとも魚影とは全然違う動きだったのは確かです。

― なぜ今になって映像が持ち込まれたのか ―


門田さんはこの動画をずっと知り合いだけに見せて保管していたそうです。

ところが最近になって、カワウソ研究の記事を読んだことがきっかけとなり、「判断できる専門家がいるなら」と映像を託すことにしたとのことです。

― そして専門家の「断言」 ―


映像を確認したのは、高知県で長年カワウソを追ってきた高知大学名誉教授の町田吉彦さん。

教授は「これはカワウソで間違いない」と明言したといいます。

理由は非常にシンプルで、独特の息継ぎの仕方、波のある磯での俊敏な泳ぎ、上下動のリズム――

これらが、他の海洋生物では説明できないというのです。

果たしてこの動画の存在は、ニホンカワウソ生存説の論争に終止符を打つ決定的な証拠になるでしょうか。

[出典]

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2025年12月6日土曜日

オハイオに現れた謎の大蛇 ~ ペニンシュラ・パイソン


■オハイオに現れた謎の大蛇 ~ ペニンシュラ・パイソン

今回はペニンシュラ・パイソン (Peninsula Python)。

アメリカ、オハイオ州ペニンシュラ村に伝わる都市伝説的UMAです。

その名の通り、パイソン (ニシキヘビ) であり、体長は19フィート (約6メートル弱) と大蛇であることは確かですが、実在可能な現実的な大きさです。

といっても実はアメリカはUMAの目撃は世界でも有数ですが、こと爬虫類系となるアメリカアリゲーター (Alligator mississippiensis) を除くと在来種はそれほど大きくないんですね。

特にオオトカゲや大蛇系には弱く、蛇の最大種はおそらくナミヘビ科のイースタンインディゴスネーク/トウブインディゴスネーク (Drymarchon couperi) で通常2メートル以下、但し大型個体で2.5メートルを超えることもあるといいます。

(イースタンインディゴスネーク)
(image credit: Wikicommons)

大きさ的に、目撃証言の半分以下であり、また、大きさを抜きにしてもパイソン (ニシキヘビ科) といわれているもののイースタンインディゴスネークは体色は黒っぽく、見た目的にもパイソンぽさはありません。

在来種で考えた場合、ペニンシュラ・パイソンの正体としてはちょっと厳しいかもしれません。

しかし心配する必要はありません。

ペニンシュラ・パイソンはいかにも都市伝説らしく、その正体はサーカス団が移動中、車両が事故を起こしそのどさくさに逃げ出した蛇だといわれているからです。

逃げ出したのは1944年夏といわれており、クヤホガバレー国立公園内の小さな村、ペニシュラ村では目撃が多発、その後大騒ぎとなり全国区となりました。

体色は暗く不規則なダークブラウンの斑紋があるといい、その体色も一般的なパイソンと変わりありません。

パイソンの種は分かりませんが、実際に伝説通り6メートル近くもあったとしたら最大種のアミメニシキヘビ (Malayopython reticulatus) やビルマニシキヘビ (Python bivittatus) のような最大クラスのニシキヘビであった可能性が高そうです。

但し、その場合、熱帯性のこれらの蛇にとってオハイオ州の冬はあまりに寒すぎ、越冬するのは困難だったかもしれません。

但しUMAであることからも分かる通り、目撃が多発したものの物的証拠はなにひとつなく、サーカス団から逃げたことも含めすべて都市伝説以上のものではありません。

実際、この記事を執筆した記者はフェイク記事を書くことで有名な人物だったということを付け加えておきましょう。

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 一家を惨殺したスネーク・アイランドのボス ~ ゴールデン・ランスヘッド・バイパー

2025年12月5日金曜日

シベリアで羊頭のレイク・モンスターが目撃されたという ~ シャリポホ湖の怪物


■シベリアで羊頭のレイク・モンスターが目撃されたという ~ シャリポホ湖の怪物

1991年11月中旬、シベリアのシャリポホ村の湖に、巨大で緑色の蛇のような長い胴体をくねらせて、ヒツジに似た頭を高くつきだしながら湖岸に沿って泳ぐ全長6、7mの怪物が出現した。

多数の村民の話では、怪物は水草の茂みに大きなソリが通り抜けたような跡を残して消えたという。

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今回はシャリポホ湖の羊頭怪物。

冒頭は「謎の動物の百科」(今泉忠明著) で紹介されたシャリポホ湖の怪物についての全文です。

さてこのシャリポホ湖の怪物、UMAだからもちろん謎に包まれていますが、その中でもトップクラスに謎です。

というのも、この本以外ではなかなか目にしないUMAだからです。

本来動物学者である今泉さんは、UMAの引用についてはそのまま日本のUMA本を参照しているものも多数見受けられますので、シャリポホ湖の怪物についてもUMA本からの引用かもしれません。

せめてこのシャリポホ村、もしくはシャリポホ湖についてぐらい情報が欲しいのですが見つかりません。

30年以上も前の著作だけにおそらく現在では「シャリポホ」と表記されていないに違いないと思い、探したところロシア連邦にあるバシコルトスタン共和国のアブゼリロフスキー地区に「シャリポヴォ (Sharipovo)」という村があるのが分かりました。

バシコルトスタンはシベリアにはたぶん含まれないと思うんですが、スペル的にこの村を指しているに違いありません。

なので、一応、「シャリポヴォ湖の怪物 (Sharipovo Lake monster)」と呼ぶのが正しいということになるでしょう。

(もしかして鰭脚類タイプか?)

シャリポヴォ村は人口が200人台とかなり小規模な村です。

で、調べたところ、1837年5月17日創刊のアメリカ、メリーランド州最大の日刊紙、ボルティモア・サン紙の1991年11月21日号に掲載されたようです。

内容はそれほど詳しくなく、冒頭で引用した「謎の動物の百科」と概ね大差ないです。

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シャリポヴォ近郊にある湖で、羊に似た頭部を持つ巨大で緑色のヘビのような生物が徘徊しているのが目撃されたという。

数十人もの人々がこの緑色の怪物を目撃、胴回りは大木の幹ほどの太さがあり、体長は6~7メートルぐらいであった。

目撃者の一人は怪物の写真撮影に成功、水面から頭を高くつきあげて泳いでいた。

湖岸沿いの草むらは大きなソリが走った後に残される滑車のような跡が残されていました。

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「謎の動物の百科」に書かれていなかった「写真撮影に成功」部分が気になるところです。

ピンぼけ、逆光、波だけ、みたいな写真でも構わないので見てみたいですね。

正体としては迷い込んだバイカルアザラシ (Pusa sibirica) 等の鰭脚類がやはり筆頭でしょうか。

(アムールイトウ)
(image credit: Wikicommons)

魚類であればアムールイトウ (Hucho taimen)、シベリアチョウザメ (Huso baerii) 等、大型種も存在します。

但し、新聞の話を信じれば魚類の可能性は限りなく低く、既知動物の誤認であれば、色は別として縦列泳ぎした複数の鰭脚類を誤認した可能性の方がまだ高そうです。

完全なUMAだとすれば、新聞記事の全体的な印象では大きいものの細長くはなく、レイク・サーペント系の爬虫類ではなさそうです。

もっとずんぐりとしており、水棲、もしくは半水棲の哺乳類に違いありません。

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2025年12月4日木曜日

イノゴンが裸足で逃げ出す巨大イノシシ ~ アルケオテリウム


■イノゴンが裸足で逃げ出す巨大イノシシ ~ アルケオテリウム

日本が誇るイノシシ系UMA「イノゴン」。

1970年、京都の綾部市で捕獲された体長1.8メートル、体重130キログラムの巨大なイノシシでした。

2022年に鳥取県江府町で、2024年に同じく江府町で、それぞれ200キロ、140キロという元祖を上回る「偽イノゴン」も捕獲されています。

今回はそんな日本のイノゴンファミリーを軽く超える、北米の伝説的イノシシの話です。

― 「地獄のブタ」 ―


その名は アルケオテリウム (Archaeotherium)。

およそ3000万年前に北米大陸を闊歩していたイノシシです。

最大クラスは肩の高さまでで1.6メートル、体重は1トンを超える「超巨大イノシシ」。イノゴンが裸足で逃げ出すのも無理はありません。

彼らのニックネームは「ヘル・ピッグ (地獄ブタ)」。
それは彼らが単に巨大だったからだけではありません。彼らの 歯は硬い骨さえも砕くことができたのです。

― 巨大個体と小型個体、二つの顔 ―

(アルケオテリウムの全身骨格)
(image credit: Wikicommons)

最近の研究では、アルケオテリウムの 歯の摩耗パターン を分析することで、彼らの食性が個体サイズによって大きく異なったことがわかってきました。

大型個体:獲物の骨をバリバリ砕き、硬い根や木の芽まで食べられる。ライオンやハイエナのような噛み方。

小型個体:肉や柔らかい植物をむしゃむしゃ食べるだけ。葉や草、時には小動物も。

つまり、同じ「地獄ブタ」でも、大きさによってまったく別の生態的役割 (ニッチ) を担っていたのです。

― 巨大な頭と小さな脳 ―


さらに面白いのは、彼らの頭部の大きさ。

頭は体長の約30%も占め、見た目はまるで小型のマンモスのよう。しかし、脳は極小、知能は爬虫類並み。

「巨大な頭部をもちますが、考える力はほとんどありません」――研究者はそう説明します。

つまり 力任せの放浪者、恐怖のパワーファイターだったのです。

現世イノシシの「猪突猛進」スタイルは、3000万年前のご先祖様が既に完成させたものだったのです――

― 捕食かスカベンジャーか、それともベジタリアンか ―


化石の歯痕からは、彼らが小型ラクダの仲間ポエブロテリウム (Poebrotherium) を襲った形跡も。

大型個体はハイエナのように他の捕食者から獲物を奪って食べることもあったでしょうし、硬い植物をかじるベジタリアン的な一面もあったと考えられています。

小型個体は柔らかい食物に特化し、大型個体の影で生き延びる。まさに 北米古代世界の食物連鎖を支配した兄弟分業といえるかもしれません。

― 骨の真相はこれから ―


今回の歯の微細摩耗パターン分析によって食性の違いが推測され、今後はカルシウム同位体分析でさらに確かめられる予定だそうです。

北米の大地には、まだまだ奇妙なUMAたちが潜んでいた──
アルケオテリウムはその象徴にして、私たちの想像力をかき立てる「古代の地獄ブタ」なのです。

(参照サイト)

(参照サイト)

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2025年12月3日水曜日

人間の子供やペットまでも食べるらしい ~ キャナル・モンスター


■人間の子供やペットまでも食べるらしい ~ キャナル・モンスター

今回はキャナル・モンスター/カナル・モンスター (Canal monster)。

キャナル・モンスター (「運河の怪物」) はエリー運河に棲息するといわれる水棲UMAです。

エリー運河は、五大湖のひとつ、エリー湖とハドソン川を繋ぐ運河で、アメリカ、ニューヨーク州に位置します。

初めて目撃されたのは1910年といわれていますが、それ以降、しばらく目撃情報がなく、21世紀になって復活したようですが、ほぼ1世紀もの間、めぼしい目撃情報がなかったことから、両者が同一の生物を指しているかは微妙なところです。

キャナル・モンスターはいかなるUMAか?

1910年にキャナル・モンスターを目撃した船長の話によれば、シー・サーペント系、つまり巨大なウミヘビのようなシルエットをしていたそうです。

全長20フィート (約6メートル) の細長い形状の怪物が、船の真下を通り過ぎて行ったといいます。

これはエリー湖の水棲UMA、ベッシーと似た特徴です。

また、目撃されたのはエリー運河であり、ハドソン川を介して大西洋と繋がっていることから一時的に運河に入った海洋生物の可能性も考えられます。

こういった環境から、キャナル・モンスターを独立した怪物とストレートに考えるのに加え、エリー湖の怪物 (ベッシー) がエリー運河で目撃された、もしくは大西洋から遡上してきたシーサーペントと捉えることもできます。

まぁエリー運河特有の怪物と考えるのが一番楽しいですけどね。

記録に残る目撃情報はほとんどないですが、キャナル・モンスターの特性自体 (いわゆる人喰いの水棲モンスター) は語り継がれており、実在するUMAというよりは都市伝説系のUMAの側面が強そうです。

ですが、1910年の目撃談は突拍子のないものではなく、「人喰い」とかのステータスを除けば実在しても不思議ではなさそう。

(アトランティック・スタージョンかな?)
(image credit: Wikicommons)

候補としてはシルエット的にも大きさ的にもやはり月並みながらチョウザメ。

ハドソン川にも棲息するショートノーズ・スタージョン (Acipenser brevirostrum) やミズウミチョウザメ (Huso fulvescens)、アトランティック・スタージョン (Acipenser oxyrinchus) なんかが候補でしょうか。

アトランティック・スタージョンであれば最大15フィート (約4.5メートル) 超の個体を期待できます。

シロチョウザメ (Sinosturio transmontanus) であればもっと都合がよく、大きさ的に20フィート (約6メートル) を期待できるだけに、こちらを筆頭候補に挙げたいのですが、なにせキャナル運河の真逆、北米の太平洋側に棲息しておりちょっと厳しいかもしれません。

さて、一般的には無名に近いUMAですが、エリー運河と繋がるジェネシー川の警備ゲートに「キャナル・モンスターにご注意を (BEWARE OF CANAL MONSTER)」と手書きの注意書きがあるのは興味深く、地元ではそこそこの知名度があるのかも?

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2025年12月2日火曜日

現実世界がまだマッピング途中の状態に遭遇した


■現実世界がまだマッピング途中の状態に遭遇した


仮想現実理論によれば、我々の世界を操っているであろう「マスター」的な存在がいるはずで、真夜中かつ人通りの少ない場所であることから、仮想世界の人々 (我々) の記憶を停止することを怠り、そのままで世界をレンダリングしその過程が見つかってしまった、、、マスターたちが油断してた?って感じの話です。

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これは今から18年ぐらい前 (2007年頃) の話ですが、今でもはっきりと覚えています。

真夜中、、、午前2時とか午前3時頃だったと思います、パーティをし友人と歩いて帰宅しているときのことです。

近くに水辺のある静かな道を歩いていると、前方に森が見えてきました。

近づくにつれ、その森には奇妙な長方形ともいえる木の塊のような物体があるのに気付きました。

なにかがおかしい、、、

ピクセル化されているような、そう、パソコンやゲームで画像の読み込みに時間がかかり、マッピング途中のような粗い画像を見ている感覚です。

しかしそこから僅か数秒後、その木はまるで何事もなかったようにはっきりとした、何の変哲もない木に変わっていました。

私は友人の方を振り向き、今の見たか?と尋ねると、彼も私と同じぐらい動揺しており、今自分が見たものと全く同じ体験をしたことが分かりました。

私たちは会話もせず、しばらくの間ただ黙ってその場に立ち尽くしてしまいました。

似たような経験をした記憶はありますが、しかしこれは別格で頭に焼き付いて離れません。

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グリッチ・イン・ザ・マトリックスの「この世のバグ (グリッチ)」体験の中でも、こういったピクセル化した世界を目にしたという体験もごく稀に存在します。

そもそもグリッチ・イン・ザ・マトリックスとは、我々が、パソコン、もしくはそれに近い仮想世界の住人ではないか?というのが起点となっているため、ピクセル化したものを目にする、というのはまさにバグ体験の代表といえます。

まぁそのピクセル化したものの正体がなんであれ、ちょっと体験してみたいですね。

ちなみに、、、特定のドラッグを摂取した場合、幾何学模様・格子模様 (つまりは物体がピクセル化したような絵図) が周り見えるのは茶飯事である、という話も聞きますのでそちらを少々疑ってしまいます、二人はパーティ帰りですしね。

アルコールやドラッグの摂取については全く触れていないのでそちらについては分かりませんが、仮にそういったものを摂取していたにして、全く同じ時間に全く同じ地点・対象物に対して二人が同時に全く同じ体験する、なんてのはそれはそれで奇妙であり、とてつもない奇跡的な一致に感じます。

(参照サイト)
reddit









 ディナーの用意をしていただけなのに、、、 ~ ディナー・タイム・ボルテックス





2025年12月1日月曜日

科学が生んだもうひとつの生命 ~ ゾンビ犬


■科学が生んだもうひとつの生命 ~ ゾンビ犬

「死んだ犬を蘇らせた科学者がいる」

しかもその犬は、彼の実験のためだけに命を奪われた――

そんな話を耳にしたら、誰しも「正気を失ったマッドサイエンティスト」を思い浮かべるに違いありません。

しかし、この実験を行った人物は、果たして本当に狂気の科学者だったのか。

― 科学者の影に潜むフランケンシュタイン ―


20世紀の実験室で、ひとりの科学者が「生命の境界」へと手を伸ばしました。

その物語は、伝説や怪談ではなく、実際に記録された科学史の一幕です。

命を失った犬を再び動かそうとした科学者――
そう聞くと、多くの人はメアリー・シェリーが描いた「フランケンシュタイン博士」を思い浮かべるかもしれません。

死者を蘇らせる禁忌の研究者。
雷鳴の中、亡骸へ電流を流し命を吹き込む男。

けれど現実の科学者、セルゲイ・ブルコネンコ (Sergei Brukhonenko) はそのような狂気の人物ではなく、真摯に生理学と向き合った研究者でした。

ただし彼が触れたのは、まぎれもなく「生命の境界」という、物語の博士と同じ領域だったのです。

― 世界初の人工心肺装置「オートジェクター」 ―


ブルコネンコが用いたのは、血液を体外循環させるための機械 「オートジェクター」。
心肺の働きを人工的に肩代わりする、世界初の人工心肺装置です。

最初の実験は切断された犬の頭部だけで行われ、まさに見た目にも衝撃的なものでした。

オートジェクターを通して酸素化された血液を送り込むと、頭部だけの犬はやがて耳を動かし、舌を出し、音に反応するような仕草を見せました。

科学者たちは息をのみ、一部の人々は「死からの帰還」と感じたといいます。

この映像は世界へ広まり、「ソ連が死を超えた」という誇張混じりの噂すら流れました。

続く実験では、犬の血流をすべて外部装置に頼る形で維持する試みが行われ、数日間生き長らえたとされています。

― 生き返ったのか、動いただけなのか ―


1922~1927年に行われたこれらの実験内容は、1940年に製作された「生物の蘇生実験 (Experiments in the Revival of Organisms)」というドキュメンタリー映画で観ることができます。

しかし今日では、これらの反応は真の蘇生ではなく、血流が戻ったことで起こった一瞬の反応 (「反射」) にすぎなかったとされています。

ただし当時の人々の目には、それは「生き物の応答」に見えた。
その強烈な印象が、やがて「ゾンビ犬」という名に結びついたのかもしれません。

フランケンシュタイン博士の創作が象徴する、「生命の秘奥へ踏み込んだ者への畏れ」。
その感情とよく似たものが、ブルコネンコ博士の実験を取り巻いていました。

― 科学が照らした、生と死の揺らぎ ―


ゾンビ犬とは怪物ではなく、科学がほんの一瞬だけ映し出した「生と死の揺らぎ」でした。

倫理観の定まらなかった時代だからこそ生まれた実験。

けれどその研究は、今日の人工心肺技術や救命医療の発展に多大な影響を与えたといわれています。

1920年代のソ連――

静かな実験室の片隅で、科学者はほんの短い瞬間、「死」を越える術を手にしたと確信しました。

それはもしかすると誤解だったかもしれません――
しかし、フランケンシュタイン博士が求めた「禁じられた火」が、現実の世界にかすかに灯った瞬間でした。

UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)


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