2019年11月9日土曜日

ラクダ頭の謎の海生生物 ~ キャドボロサウルス


■ラクダ頭の謎の海生生物 ~ キャドボロサウルス (キャディ)

コルフ・クリーチャーの記事で久しぶりにキャディ (or キャディー, Caddy) の話題を出したので、簡単に紹介しておきます。

キャディとはカナダ・北米沿岸地域で目撃されるシーサーペント (巨大海蛇) の一種で、正式にはキャドボロサウルス (Cadborosaurus) といいます。

特にカナダのキャドボロ湾 (Cadboro Bay) での目撃が多発したことからこの名を持ち、オゴポゴ (Ogopogo) などと並びもっとも有名なカナダのUMAのひとつです。

目撃情報から体長は5~20メートル、細長い体型をしておりこの点では典型的なシーサーペントです。

しかし、キャディは他のシーサーペントと異なり、ラクダウマキリンなど陸生哺乳類を彷彿とさせる面長の頭部をしているのが特徴です。

アイルランドのコネマラ湖沼地帯で目撃が多発する巨大なウナギ「ウマウナギ」風に言えばキャディは「ラクダウナギ」です。

さて、キャディはもちろん目撃情報だけでその存在を裏付けるような決定的な動画や写真などは存在しません。

しかし、キャディのものではないか?といわれる死骸写真はいくつか存在します。


その中のひとつ、海外では通常「ナーデン湾の死骸 (Naden Harbor carcass)」と呼ばれるものは、1937年、カナダ近海で捕獲されたマッコウクジラの胃の内部から発見されたものです。

体長は3.5メートル、「頭部」と考えられている部分 (実際にそこが頭部かどうかは判断不可) はキャディの特徴であるラクダのような特徴を有しています。

よく日本のUMA本では「博物館に輸送中に行方不明」と書かれていますが、実際には博物館に送られヒゲクジラの胎児と特定されたあと投棄されたようです。

その後も、1968年、1991年、1998年と少なくとも3度にわたりキャディの幼生を捕獲した人物が現れますが、いずれの人物も海に帰してあげたと主張しており、現時点ではまったくその存在を証明する証拠はありません。


(赤ちゃんキャディ捕獲者の一人、W.ヘイゲランド氏によるスケッチ)
(image credit by Cadborosaurus.ca)




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