1992年6月、岩手県の山形村 (やまがたむら) で奇妙極まりない足跡が発見されました。
五指のうち、四本が前向き、一本だけが後ろ向きという見慣れない形、足跡の大きさは長さ22センチ、幅15センチとなかなかの大きさ、農家の豆畑に20メートルにわたり30~40センチ間隔で足跡が残されていました。
もしかすると五指ではなく四指で後ろ向きの指に見えているものは細いかかとである可能性も考えられます。
一番気になるのはむしろ後ろ向きの指よりも前方に伸びた長い四本の指です。
後ろ向きの指を無視したとしても、これほど長い指の足跡を残す野生動物は思いつきません。
大きさからも決して小型の動物とは思えません。
(ガタゴンの足跡)
(image credit by みりぃ。via Crypto-f.com)
足跡のみで姿を目撃した人はいないものの陸棲の獣人系UMAと推測し、日本の陸棲UMAの命名法則「地名の略称+ゴン」に従いガタゴン (Gatagon) と名付けられました。
山形村で発見されたのだから「ヤマゴン」と命名される方がふつうなのでは?と思う人もいるかもしれませんが、既に10年以上前にヤマゴンという名のUMAは存在していたため命名できません。
1970年、広島県の比婆山 (ひばやま) で今では日本の代表的獣人系UMAとして知られるヒバゴンが目撃されたのに続き、1980年に山野町 (やまのちょう) で、そして1982年に久井町 (くいちょう) で獣人系UMAが目撃され、それぞれヤマゴン、クイゴンと名付けられた経緯があるからです。
(地元のガタゴンのかわいいイメージキャラ)
さてこの足跡の持ち主を見つけ出そうと愛知県の日本モンキーセンターに鑑定を依頼したものの特定には至らず現在に至ります。
足跡がひとつだけであれば偶然に自然現象等で「足跡に見える」ものが形成されたとも考えられますが、前述の通り、足跡は連続していくつも見つかっているのでその可能性は低そうです。
かといって既知生物で似たような足跡を持つものも存在しないことから、未知の生物の可能性が考えられる一方、イタズラであることも否定できません。
しかし、、、そんな本気で特定しようとするのは野暮な行為かもしれません。
ガタゴンは獣人系とは考えられつつも北米のビッグフットのようなこわ~い巨大類人猿とは一線を画し、二足歩行するかわいい妖怪風生物に復元されています。
地元ではガタゴンクッキー、ガタコンキーホルダー、ガタゴンTシャツの販売に加え、「ガタゴン祭り」も開催される等、地元岩手では愛されキャラなのですから。
岩手に訪れる際はUMAファンなら是非ともガタゴンに触れてください。
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親指の側が小さいて変な足跡ですね。多指症の鳥みたいだけど、大きさ的に鶴クラスだけど随分形違いますもんね。少なくとも霊長類では無いでしょうからモンキーセンターも良い迷惑でしため。
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