■お婆さんと会話をしたのだが、、、~ 植物園の老夫婦
グリッチ・イン・ザ・マトリックス系のお話。(グリッチ・イン・ザ・マトリックスの詳細についてはこちらをどうぞ)
No_Matter1071さんがredditに投稿していたものを紹介します。
今回のはグリッチ・イン・ザ・マトリックスの中でもゴースト・ストーリー寄りかな?
ゴースト系といってもハート・ウォームなお話です。
今日はクリスマスイブなのでライトなお話にしておきます。
いつも通り「化け物の話をしろ!」という声が聞こえてきそうですけど(笑)
舞台はアメリカ、ユタ州ソルトレークシティーのグレンデールにある国際平和ガーデンズ (International Peace Gardens)。
国際平和ガーデンズは1952年に開園した美しい植物園で、セクションで区切られた、世界の代表的な28ヵ国の庭園が見られます。
ちなみに28ヵ国の中には日本庭園も含まれています。
それではどうぞ。
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ユタ州グレンデールの国際平和ガーデンズを歩いていた時のことです、私の方に背を向けベンチに座って話をしているヒスパニック系の老夫婦がいるのに気付きました。
おばあさんはベンチから立ち上がると私が歩いていた小路 (こみち) の方へとやってきました。
小柄でとても愛らしいおばあさんで、彼女はすれ違いざまに「Hi」と声をかけてきたので、私も「Hello」と返しました。
私が茂みのあたりをぶらぶらしていると、小柄なおじいさんは独りでベンチに座っているにもかかわらず、まだぶつぶつと話し続けていました。
彼は私の存在に気付いたようで、私の方に向き直るとクスクスと笑いながら「妻と話しているだけだよ」と言いました。
「ああ、でも奥さんはもうベンチにいませんよ」と私は答えました。
妻がベンチから立ち去ったことに気付かず、男性が話し続けている姿を見て、私は少々滑稽な風景だな、なんて思っていました。
すると彼は私を見て片言の英語でこう話しかけてきたのです。
「妻はもういないんだよ、数年前に亡くなってしまってね」
私は驚いて「待ってください、僕はあなたの奥さんと今しがた挨拶を交わしたばかりですよ!」と答えました。
彼はすぐに財布を取り出すと私に自分の妻の写真を見せてくれました。
そしてこの植物園は私たち夫婦が世界で一番好きな場所だといいました。
彼が出した写真を目にしながら、あまりのことに涙が溢れてきました。
私は彼の横に腰掛けると、彼は妻の写真、そして子供たちや孫の写真まで見せてくれました。
妻亡き後でも彼がどれだけ彼女を誇り高く思い、そして幸せそうにしていたことか。
彼がこの植物園にいまだに足を運んでいるのは「妻を感じることが出来るから」だと言いました。
私はその話を信じざるを得ませんでした、なぜなら彼がいま見せてくれた写真の中の女性 (彼の妻) は先ほどわたしと挨拶を交わしたあの優しいおばあさんだったからです。
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それではみなさん良いクリスマスを!
(参照サイト)
reddit
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