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2022年10月16日日曜日

モンタナのネッシー ~ フラットヘッド湖の怪物 (フレッシー)


■スクリュー尾のガー助? ~ フラットヘッド湖の怪物(モンタナ・ネッシー)

今回はアメリカのレイク・モンスター、フラットヘッド湖の怪物(Flathead Lake Monster)です。

その名の通り、アメリカ・モンタナ州にあるフラットヘッド湖(Flathead Lake)に生息しているとされるUMAです。

フラットヘッド湖は、モンタナ州ではフォート・ペック湖(Fort Peck Lake)に次ぐ2番目の大きさを誇る湖で、全米でも30番目の表面積を持ちます。

大きさこそ琵琶湖にはわずかに及びませんが、海を思わせる壮大な景観は非常に美しく、北米でも屈指の景勝地として知られています。

― スクリュー尾のガー助 ―


さて、フラットヘッド湖のUMAと聞いて、往年のUMAファンであれば「スクリュー尾のガー助」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

自分もリアルタイム世代ではない古いUMAですが、この衝撃的なネーミングは一度聞いたら忘れられません。

しかも当時は、「フラットヘッド湖周辺の現地名」、つまり本国アメリカで実際に呼ばれている名称として紹介されていたとか。
現地の言葉(英語)なのに漢字入りです。

実は、現在では、その存在も名前も写真も、すべて創作・捏造だったことが判明しています。
とはいえ、UMAというジャンル自体、こうした“遊び心”も含めて楽しむ文化。

ネーミングセンスも含め、今となっては妙に愛嬌がありますよね。
ガー助については、またいつか個別に紹介したいと思います。

― フラットヘッド湖の怪物 ―


さて、今回紹介するのは、実際に現地で目撃が多発する“正統派”のフラットヘッド湖の怪物です。

ネッシー風に、フレッシー(Flossie)や、モンタナ・ネッシー(Montana Nessie)と呼ばれることもあります。

多くの北米のレイク・モンスターらしく、そのルーツはネイティブ・アメリカンの伝承にあります。

さらに、入植者による目撃の歴史も古く、確認されている最古級の記録は1889年まで遡ります。

しかも、この怪物は過去の伝説に留まりません。
21世紀に入った現在でも目撃例は続いており、比較的新しいものでは2017年の記録も存在します。

総目撃数は100件を超えるとも言われています。

― その姿とは? ―


ネッシー風のニックネームを持つものの、目撃証言から想像される姿は、首長竜タイプというより巨大海蛇型、いわゆる「レイク・サーペント」タイプのUMAです。

漆黒の身体を持ち、そのサイズは20~40フィート(約6~12メートル)ほどとも言われています。

19世紀当時のフラットヘッド湖では蒸気船による移動が一般的で、多くの乗客たちが湖上から怪物を目撃したと伝えられています。

中には、ライフルで仕留めようとした者までいたそうですが、怪物は逃げ切ってしまったとか。

― 正体は巨大チョウザメ? ―


では、その正体は何なのでしょうか。
淡水に生息できる巨大かつ細長い生物――。
定番ではありますが、候補としてまず挙がるのは巨大ウナギ、そしてチョウザメです。

特にチョウザメは長寿で知られ、種類によっては寿命100年、あるいは150年近く生きるとも言われています。

長年にわたり断続的に目撃され続ける「湖の怪物」としては、非常に都合の良い特徴です。

北米のレイク・モンスターでは、ミズウミチョウザメAcipenser fulvescens)が候補に挙がることが多いのですが、フラットヘッド湖の怪物については、より大型化するシロチョウザメAcipenser transmontanus)が有力視されています。

(巨大になることで有名なシロチョウザメ)
(image credit : Wikicommons)

実際、フラットヘッド湖にはシロチョウザメが生息しています。

さらに、ミズウミチョウザメ以上に巨大化する点も、この説を後押ししています。

記録の信頼性には議論がありますが、最大級個体は20フィート(約6メートル)に達したとも言われ、怪物のサイズ感ともある程度一致します。

― 湖に潜む「なにか」 ―


そして1955年――
フラットヘッド湖では、非常に巨大なシロチョウザメが釣り上げられたという話も残っています。

これにより、「やはり怪物の正体は巨大チョウザメだったのか!」と話題になりました。
しかし、この魚については「別の場所で釣られたものを湖に持ち込み、あたかもフラットヘッド湖産であるかのように見せたフェイク」という説も存在します。

もっとも、それが事実だったとしても、現在に至るまで「なにか」の目撃が続いているのもまた事実です。

フラットヘッド湖の怪物は、今なお正体不明のまま。
巨大な湖の深部で、得体の知れない“なにか”が、静かに暮らしているのかもしれません。

UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)


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