2020年10月11日日曜日

トレイル・カメラが捉えた謎の生物 ~ レイク (モルガン・ビースト) は本物か?


■トレイル・カメラが捉えた謎の生物 ~ レイク (モルガン・ビースト) は本物か?

UMAファンであれば冒頭の画像を一度は見たことがあるでしょう。

ハンターが森に仕掛けたトレイル・カメラにたまたま写っていたといわれる謎の生物です。

インパクト絶大な写真で一度見たら忘れそうにありません。

一般的にこの生物は「レイク (もしくはレーキ, Rake)」と呼ばれるUMAの一種と考えられています。

同系統のUMA、スキンウォーカー (Skinwalker) やクロウラー (Crawler) にカテゴライズされる場合もあります。

アメリカ、ルイジアナ州のモルガン・シティの森の中で撮影されたことから、日本ではモルガン・ビースト (Morgan beast) と呼ばれているようです。

現在は至るところに防犯としてカメラが仕掛けられています。

室内だけでなく街中くまなく防犯カメラが監視しています。

さらに車中からはドライブレコーダーが監視の目を光らせます。

それは何も街なかだけではありません、野生動物の観察にと多くのトレイルカメラが森の中に仕掛けられています。

前にも書きましたがトレイルカメラに「たまたま」写った謎の生物は、現在ではUMAの一大ジャンルです。

このレイク写真もまさにそういったトレイルカメラで撮影されたもののひとつです。

ではそれではそもそもレイクとはなにか?

レイクとは冒頭の写真に写っている生物だけを指す単語ではなく、このような気味の悪いヒューマノイド系生物の総称で、いわゆる都市伝説、もともとは架空の生物で、インターネット・ミーム (Internet meme) の一種と考えられています。

一般的にレイクは非常に凶暴で人間に敵対的な存在と考えられています。

そしてこの「レイク」という単語、古くから存在する言葉ではありますが、実際のところ現在のような生物を指すようになったのは21世紀以降であり新しいUMAと考えて差し支えありません。

なにものかによって都市伝説としてレイクのバックグラウンドが作製されると、それに呼応するようにレイクの目撃が出始めたのです。

元は都市伝説ですから、架空 → 現実のパターンです。


冒頭の写真のレイクを見てみましょう。

姿を見る限り完全にヒューマノイドであり、類人猿を含め既知の野生動物には見えません。

かといって人間が扮するにはあまりに四肢が細すぎます。

そういうわけでその正体をめぐりエイリアン説やゴースト説も噴出します。

ではフェイクの説は?

この画像はトレイル・カメラのモーション・センサー (動体検知) 機能で自動的に撮影されたものであり、タイム・スタンプも刻印されその可能性はない、画像の持ち主はそう語ります。

トレイル・カメラで撮影されたUMAが人気なのは自動的に撮影されたもので人間の手が加わっていないからです。

人間の手が加わっていない (カメラが勝手に撮影した) のであればフェイクである可能性は極めて低い、つまりは本物に違いない、と。

しかし、トレイルカメラの公明正大な点こそギミックだったりします。

つまりは不正の入る余地がないと思わせることを利用したフェイクです。

この有名なレイク写真はどうでしょう?

現在でも利用可能かどうか分かりませんが、レイクを撮影したトレイルカメラで冒頭の写真の撮影前後に撮影されたという写真も公開されていました。

もちろんその画像にレイクは映り込んでいません。

レイクが映り込んでいるのはただの一枚だけ。


当然ながら画角は全く同じです。

画像を公開した真意は不明ですが、おそらく一連の画像を見てもらえば一枚だけレイクが映り込んでおりフェイクではないということを証明するためだったのではないでしょうか。

これらの画像を入念に調査した人物によればレイクの映り込んでいる画像のみ縦横のピクセルサイズがわずかに異なり、またExifデータの改変が見られたということです。

画的 (えてき) にもレイクを縁取るように、特に頭部から右肩付近にかけて顕著ですが、不自然な黒い領域が見られます。

そしてこの黒い領域は当然ながらレイクが写っていない他の画像には存在しません。

レイクがフェイクであるという証拠はありませんが、明らかに画像になんらかの加工が加えられていることは確かで、未加工の写真ではないということだけは分かっています。

真相はいかに? 

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