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2024年7月11日木曜日

金縛り時に現れる謎の男 ~ ハット・マン


■金縛り時に現れる ~ ハット・マン

ハットマン (Hat man)、その名の通りハットを被った男性で、広く欧米圏で報告されます。

身長は7~10フィート (約2.1~3.0メートル) と非常に背が高く、コートを身に纏い、冒頭に書いた通りハットを被っていますが、それは日本人もハットと聞いて思い描く典型的なフェドラハット (fedora hat) です。

以前に紹介した影の住人、シャドーピープル (Shadow people) に似た存在で、影のように黒く、顔の表情等は読み取ることはできません。

また、実体があるともないともいわれ、ほとんどの場合はゴーストのように実体はなく黒い影のような存在と考えられています。

輪郭をはっきり持つものから、黒い霧のようにぼんやりとしたものまで多岐にわたります。

シャドーピープルとハットマンの違いはなにか?といわれると、広義にはハットマンはシャドーピープルの一種とも考えられており、顕著な姿の違いはありません。

しかしハットマンがシャドーピープルの中でも特殊な存在として分けて考えられるのは非常に限定的な機会でのみ出現するためで、それは睡眠中の金縛り時です。

金縛りにかかると目が覚めますが、そのときにハットマンは部屋の片隅や、その人の枕元立ち尽くしたり、まれに胸の上に浮かんだりするといいます。

何も言わず、ただ黙って立ち尽くすだけ、怖すぎますが多くの場合、決して攻撃的な存在ではありません。

多くの場合、金縛りが解ける前にそのまま消えてしまうといいます。

そのため、シャドーピープルが稀に写真に収められるのに対し、ハットマンが写真に収めらえることは基本的にありません。

ハットマンは、睡眠・夢と大きくかかわっており、ホラー映画「エルム街の悪夢」に登場する夢の中の殺人鬼、フレディ・クルーガーもフェドラハットを被っているのは偶然ではないでしょう。

それではハットマンとは?

ゴーストであり、都市伝説であり、超常現象であり、そして現実に起こりえる現象でもあると考えられています。

仮に現実ならなぜ写真に収められないのでしょう?

現在は防犯カメラを寝室に設置している人も多いので、金縛り中であっても動体検知機能が働いてくれないのでしょうか?

これはハットマンがあまりに動きが少ない、ぼんやり現れて霧のように消えてしまう、といった特性がカメラが検知できない理由かもしれません。

しかしもう少しいい説明があるようです。

ハットマンは金縛り時の特殊な覚醒状態、レム睡眠と覚醒のはざまの半覚醒状態における自身による創造物、つまりは「夢 (悪夢)」の産物と説明されています。

実体として存在しないのであればカメラが検知できなくて当然です。

故にその国々・地域の文化によりその姿は微妙に異なり、コートにハットという文化が根付いていない日本に至ってはハットマンを目にした人はかなり少ないに違いありません。

日本で体験している人は激レアに違いないハットマンを見たことがある人が居たら是非コメントを。(笑)

とはいえ、仮にハットマンの正体が夢であったとして、国を跨いでまでも多くの人々がほぼ同一の姿をしたハットマンを「体験」することは奇妙であり、とても興味深い現象です。





3 件のコメント:

  1. ハットマンではありませんが、
    自室で睡眠時(部屋には毎日鍵をかける)に誰かの気配を感じた事が1回
    「誰かいる!」と叫んで起きた事が1回あります
    (本当に叫んだのか、叫んだ事自体が夢なのか不明ですがw)

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    1. 金縛りかかっているときって半覚醒で寝ぼけたような状態なので、夢の続き?でなんか見えちゃいますよね、あれ怖いんですよね~

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  2. ハットマンを見たことはないけど、昔、白い手に足を引っ張られた事があって、そのことを思い出しました。

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