■雄蛇ヶ池の怪?それともがっかり系UMA? ~ オジャッシー
日本のUMA(未確認生物)もどんどん紹介していきますね。
今回は、つい先日、語呂の悪さを指摘した中禅寺湖のUMA、チュッシーよりもさらに語呂が悪いことで有名なUMA、オジャッシー(Ojassie)です。
オジャッシーて……。
語呂が悪すぎて、もはやかわいらしさすら感じてきます。
― 雄蛇ヶ池のUMA ―
さてオジャッシーは、心霊スポットとしても有名な千葉県の雄蛇ヶ池(おじゃがいけ)の、知ってがっかり、見てがっかりのUMAです。
雄蛇ヶ池は1600年代に造られた貯水池で、それなりの歴史はあるものの、間違ってもネッシー(Nessie, Loch Ness Monster)のように太古の海生爬虫類が陸封され生き残っているという説は通用しません。
とはいえ、人為的に放流された生物が巨大化してUMA騒ぎになる可能性だってゼロではありません。
もしかすると、数百年前には絶滅したと考えられている生物が、400年前に放流され、この池だけで細々と生き残っている――そんな可能性だって、ゼロとは言い切れないかもしれません。
しかし、がっかり系・読んで損した系UMAの代表とまで言われるオジャッシーに、そんな期待をかけてはいけません。
― オジャッシーの正体 ―
1980年代初頭、雄蛇ヶ池に謎の生物が大量発生しました。
その生物につけられたニックネームこそがオジャッシーです。
オジャッシーは、海外ではいわゆるブロブ(Blob)と総称される、ゼリー状のブヨブヨした球状の生物です。
実は21世紀に入ってからも、海外ではこの生物の大量発生が「謎の生物」としてニュースになることがあります。
つまり、知らない人たちにとっては、十分にUMAになりえる存在なのです。
(オオマリコケムシ)
(image credit : Wikicommons)
その正体はオオマリコケムシ(Pectinatella magnifica)。
名前に「ムシ」とはつくものの、見れば分かる通りもちろん昆虫ではなく、外肛動物(がいこうどうぶつ)と呼ばれる生物です。
一匹一匹は非常に小さく(約1.5ミリ)、集合して群体となることで、巨大な球状のコロニーを形成します。
そのコロニーこそ、オジャッシーの正体です。
― 気味の悪い巨大コロニー ―
オオマリコケムシは最大直径60センチを超えるともいわれています。
しかも、池や沼のような静かな水域に大量発生する傾向があるため、人間の感覚からすれば大きさも見た目もかなり気味の悪い存在です。
一番好きなUMAにオジャッシーを挙げる人がいるとしたら、なかなかの輩だと思います。
オジャッシーことオオマリコケムシは、昨今日本で問題となっている、いわゆる外来種のひとつでもあります。
原産はアメリカで、環境が最適だと大量発生することもあり、なかなか厄介な生物です。
― ネッシーブームの遺産 ―
1980年代は、ネス湖の怪物(怪獣)ネッシー人気にあやかり、接頭語に湖などの地名、語尾に「シー」さえつければ、なんでもUMAとして注目が集まった時代でもありました。
オジャッシーは、まさにその時代の遺産的UMAといえるでしょう。
しかし逆に言えば、この名前が付いたからこそ、ただのオオマリコケムシの大量発生が、40年以上経った現在でも語り継がれているともいえます。
ニックネームをつけることは、観光客の増加を見込める、安価で容易な戦略なのかもしれません。
最近の日本では、新たに語られるUMAはめっきり減ってしまいました。
だからこそ、語尾に「シー」をつけた、久々の国産モンスターの登場が待たれるところです。
(関連記事)


.jpg)



.jpg)










0 件のコメント:
コメントを投稿