■夢の中の黒髪女性、アローラ
今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックスです。(グリッチ・イン・ザ・マトリックスの詳細についてはこちらをご参照ください)
まあ厳密にはグリッチ (バグ) というのとはちょっと違いますけどね。
それではどうぞ。
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私が20歳だったころ、黒髪ロングヘア―のアローラという名の女性が何度も夢に出てきました。
夢の内容はいつも違いましたが、その風変わりな名前と特徴的な顔つきがとても印象的でよく覚えていました。ただそんな女性の知り合いはいませんし、いつも目が覚めるともやもやが遺りイヤな気分になっていました。
彼女が自分の夢に出てくる理由が分からず、Googleで検索したりもしましたが結局何の手掛かりは掴めないでいると、数ヶ月もしたころには夢にも現れなくなりました。
それから数年経った2009年10月31日、ハロウィンの夜、友人を乗せガソリンスタンドに立ち寄り、ハイウェイに合流しようとしていた時、知らない番号から電話がかかってきました。
私は車を停め電話に出ましたが誰も応答しませんでした。その間、僅か2秒ほどでしたが私の後続の車は待ちきれなかったようでクラクションを鳴らし、私の車を追い越しハイウェイに合流しました。
その瞬間です、ハイウェイを走っていたシビックが暴走してきて私たちの車を追い越した車と衝突事故を起こしたのです。私は急いで警察を呼びガソリンスタンドで待機していましたが、結局、どちらの車の運転手も亡くなってしまいました。
携帯が鳴らなければ私たちの車は確実に事故に遭っていたでしょう。私は感謝を伝えようとその番号に折り返しましたが応答はなく、留守番電話に繋がりました。
「はい、こちらはアローラです、お名前と電話番号を残してください」
人生でこれほど鳥肌が立ったことはありません。
翌日になってもう一度その番号にかけると見知らぬ女性が電話に出ました。私は昨日の感謝を述べ、そして夢の話をしました。しかし彼女は私のことは知らないといい、電話もかけた覚えがないというのです。
奇妙な話です、夢の中のアローラは黒髪ロングの特徴的な顔をしていたので、ただの名前だけの偶然の一致かどうかを確かめるため、彼女のFacebookを教えてもらいました。
そしてその中の写真の女性は夢の中で見たあの黒髪ロングのアローラでした。
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さていかがでしょう?
どこまでの一致ならただの偶然と片付けられるか?
アローラという名前はちょっと珍しいものの夢で見た名前の人とその後に出会う、なんてことはそこまで珍しいことではないでしょう。
ただその見知らぬ名前の人から間違い電話がかかってくるとなるとかなり確率が低くなります。
そしてこの話、顔も一致している、となるとほぼ現実で起こりうる可能性が限りなく無いに等しい「奇跡」です。
あり得る可能性としてはこの夢を見た女性がその記憶はないものの、Facebookなりなんなりでその人の名前と顔を見たことがあり、特徴的な顔と名前を知らぬ間に脳が記憶していた、ということぐらいです。
但し、それならそれで、その人物から間違い電話がかかってくる、なんて確率もとんどもなく低いもので「奇跡」であることには変わりありませんが。
(参照サイト)
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