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2025年7月31日木曜日

エリー湖に「確実に」棲息するUMA ~ チョンパー


■エリー湖に「確実に」棲息するUMA ~ チョンパー

今回はチョンパー (Chomper)。

北米の五大湖のひとつ、エリー湖に棲息するUMAです。

湖の名もくっつけて「エリー湖のチョンパー (Lake Erie Chomper)」という呼び方もありますが、他にチョンパーというUMAがいないので、そのままチョンパーと呼んで差し支えないでしょう。

さてチョンパーが現れたのは21世紀に入ってすぐの2001年夏。

エリー湖はカナダのオンタリオ州とアメリカのカナダの オハイオ州、ペンシルベニア州、ニューヨーク州、ミシガン州と接していますが、この目撃事件はオンタリオ州ポートドーバーのパンプハウスビーチ側で起きました。

暑さ凌ぎに湖に入っていたブレンダ・マコーマック (Brenda McCormack) でしたが、突如なにかが脚に巻き付いたような感触があると、それに続き激痛が走りました。

彼女は慌てて岸へと戻りましたが、ふくらはぎからは血が流れ、6インチ (約15センチメートル) にも渡り、切り裂かれたような複数の咬み跡が残っていました。

ひとつひとつの傷は非常に特徴的で、円形に近い咬み跡であったことからクッキーカッター・シャークことダルマザメ (Isistius brasiliensis) のそれに似ていました。

しかしダルマザメは淡水に棲息しておらず、しかも深海魚であり一時的にでもエリー湖に遡上して紛れ込むとは考えられません。

そもそも距離的に大西洋からエリー湖に入り込むには最短経路でも600キロメートル、順当にセントローレンス海路を遡上するとおそらく1,000キロメートル以上の長旅となりほぼ不可能です。

さてでは咬まれたというのは何かの間違いで、単に岩等で脚を怪我しただけでは?とお思いでしょう。

しかし翌日も親子連れがまたも何者かに咬まれたのです。

確実に何かがいるのは確かとなりました。

2日連続の咬傷事件となったことでにわかにエリー湖の怪物は注目されることとなりました。

いずれも犯人を目にしておらずその存在を証明するのは「咬み跡」だけ。

そのため「咬む」を意味する "chomp (チョンプ)" から、その怪物はチョンパー (chomper/「咬むもの」) と名づけられました。

先に挙げたダルマザメに続き、元々エリー湖の怪物といえばベッシーがいるため、ベッシーの子供説、遺棄されたピラニア説、ダルマザメのような特徴的な咬み跡を残すヤツメウナギの仲間、ウミヤツメ (Petromyzon marinus) 説、カミツキガメ (Chelydra serpentina) 説等々。

(ウミヤツメ)
(image credit: Wikicommons)

(ウミヤツメの咬み跡 (吸血跡))
(image credit: Wikicommons)

面白いものではエリー湖とは地理的にもかなり離れているクレセント湖のクレッシーも候補に挙がっていました。

結論を言うと、治療した医師でも咬み跡からその犯人を特定するには至りませんでした。

しかし、同医師はもっともありえそうなものとして古代魚ボウフィンことアミア・カルヴァ (Amia calva) を挙げました。

アミアは最大体長110センチ、体重10キロ、カムルチー (ライギョ/Channa argus) に似た魚雷のようなシルエットをしており、繁殖期は極めて縄張り意識が強く獰猛となります。

エリー湖にも棲息しており咬み跡も似ているといいます。

ちなみにカムルチーも最大1メートル以上に成長し、また外来種として北米に進出していますが、エリー湖には現時点では生息していないといいます。

エリー湖にはアミアやカムルチーに姿の似たカワメンタイ (Lota lota) が棲息していますが、姿こそ似ているものの歯は小さく人間が咬まれても危険はないといわれており、犯人が彼らである可能性は通常低そうです。

但し、カワメンタイには1.5メートル、34キロの記録があり、これぐらいのモンスター級ともなればそれなりに歯も大きくなるでしょうし、チョンパーの正体として可能性はゼロではないかもしれません。







2025年7月30日水曜日

フロリダには化け物チキンがいるらしい ~ デイトナ・ジャイアント・チキン


■フロリダには化け物チキンがいるらしい ~ デイトナ・ジャイアント・チキン

さて今回はデイトナ・ジャイアント・チキン (Daytona giant chicken)。

旧サイトで紹介したUMAですが、残念ながらもう出典 (ソース) が分かりません。

日本のUMA本ではなかったはずで、確か海外サイトがソースだったと思います。

が、もはや紹介していたそのサイトも消滅、引き継ぐサイトもなかったのでしょう、サイともろともデイトナ・ジャイアント・チキンは消え去ってしまったようです。

書いた記事は全てテキストで保存してありますが、残念ながらそこにもURL等のソースはなく、まぁ万一残していても検索しても引っかからないことからおそらくアクセス不可でしょう。

せめてソースの原文だけでも残しておいたら良かったなと。

ソースが消えてしまったので、日本発祥のUMA扱いになってしまうでしょうが、そういうの結構ありますし、どうかご了承を。

少なくとも自分が「創造」したものではないことは保証します。


ではまずこのデイトナ (Daytona) とは?

デイトナとは地名で、アメリカ、フロリダ州ボルーシャ郡にあるデイトナビーチ (Daytona Beach) のことです。

おそらく、正確にはデイトナビーチ・ジャイアント・チキン (Daytona Beach giant chicken) ということになるでしょう。

この名前で検索してもデイトナビーチ付近のチキン料理店しかヒットしません。

眩い陽光輝くデイトナビーチにニワトリが似つかわしくないことといったらありません。

しかしこのチキンが現れたのはデイトナビーチ、UMAファンであればフロリダのビーチにはフロリダ・ジャイアント・ペンギンが棲息していることはご存じでしょう。

フロリダ・ジャイアント・ペンギンは15フィート、つまり約4.5メートル。

この大きさがバカげていることは百も承知ですが、水棲であると考えればギリあり得るでしょう (ないない)。

しかしデイトナ・ジャイアント・チキンの身長は25フィート、つまり約7.5メートル、、、

放射能で巨大化したというチェルノブイリ・マンモス・チキン (これもおそらく日本のUMA本発) の体高2メートルが可愛く感じられます。

フロリダにはとてつもなく巨大な鳥類が2種存在していることになります。

デイトナ・ジャイアント・チキン、2階建ての屋根の高さ以上もあります。

この大きさで人間に見つからないよう、隠密な行動がとれるはずがありません。

詳細は分かりませんが、おそらく、、、おそらく、、、海棲に進化したお化けニワトリに違いありません、、、

デイトナビーチに旅行に行く際はくれぐれも大きなペンギンと、そしてニワトリにはご用心を!

2025年7月29日火曜日

桟橋に体当たり、桟橋を揺らした巨大生物 ~ オボジョキ


■桟橋に体当たり、桟橋を揺らした巨大生物 ~ オボジョキ

今回はオボジョキ (Obojoki)。

もしかするとオボヨキと発音する可能性もありますが、アメリカのUMAなのでオボジョキということにしておきます。

オボジョキはアイオワ州にあるビッグ・スピリット湖、西オコボジ湖、東オコボジ湖、アッパー・ガー湖、ミネワシュタ湖、ローワー・ガー湖、ルーン湖の計7つの湖で構成されるオコポジ湖 (Lake Okoboji) で目撃されるレイク・モンスターです。

オコボジ湖は巨大な湖ひしめく北米においては、7つの湖をすべて足したところで特筆すべき大きな湖ではありません (表面積50平方キロメートル強) が、スピリット湖と西オコボジ湖は水質が良く、透き通ったように「青く」見えることからブルー・ウォーター湖 (Blue Water Lake) の異名を持ちます。

そもそもオコボジ湖という名前自体が奇妙な響きを持ちますが、これは先住民のダコタ族の言葉で「葦とイグサ」を意味する "Okoboozhy (オコブージー)" に由来するといいます。

元々、オボジョキは東オコボジ湖で目撃されたといいますが、上記の通り連なった群湖 (ぐんこ) であり、オコボジ湖すべての湖で目撃されるようになります。

オボジョキも他の水棲UMA同様、目撃証言にばらつきがあり、水棲ということもありその姿は掴みづらいものとなっています。

巨魚であるともレイク・サーペント系とも、もしかすると巨大水棲爬虫類系だともいわれます。

但し、いずれにしても細長い体型をしていると考えられています。

(オボジョキが映し出されたという謎の写真)

ヨーロッパから移民がくる以前から先住民族には知られた存在でしたが、記録に残っているもっとも古いものは20世紀初頭の1903年、チャールズ・バートレット夫妻による目撃です。

夫妻がボートに乗って釣りをしていると、姿こそ見えないものの水面が波たち、驚くようなスピードでその波が近づいてきたといい、彼らは急いで岸へとボートを漕ぎました。

結局その波の持ち主の姿をはっきりと見ることはできませんでしたが、その生物は非常に遊泳に長けており、小舟をひっくり返したような形状の体の一部 (背中?) が見えたといいます。

もっとも最近のものはそれから1世紀ほどたった2001年の目撃談です。

6月23日、夕方の19時半ごろ、休暇でオコポジ湖に訪れていた母娘3人はただのんびりと桟橋に座りオコポジ湖を見渡しながらアイスクリームを食べていました。

天気も良く風もないため、水面をかき乱すものは何ひとつなく、夕方でしたがまだ明るく、水面はまるでガラスの表面を見ているかのように夕日に照らされ美しかったといいます。

そこが決してガラスではなく湖であることを思い出させるのは、時折通りかかる小舟の軌跡だけでした。

穏やかな風景を楽しんでいると、13歳の長女が母親の腕お突っつきました。

「あそこを見て」

水面を唯一かき乱す船もそこにはありませんでしたが、娘が指した先は水面が波立ち、渦を巻いていたのです。

???

すると予想もしなかったことが起こりました。

渦を巻く場所から少し離れたところに何かがゆっくりと浮かんできたのです。

それはコブのような形状で、素早く1メートルほど動くと、また水中に没してしまいました。

何らかの生物でした。

ややいびつで楕円状の球形、大きさにしてボーリングの球より若干大きく、それは巨大なトカゲの頭部のように見えました。

緑がかった濃い青色をしており、魚とは異なる爬虫類の皮膚のような鱗も確認できたといいます。

再び頭部と首らしき部分が浮かび上がると、今度は高速で移動し始めました。

頭部しか見えませんでしたが、その頭部の大きさだけで、その生物が実際にはかなり大きいであろうことは容易に推測できました。

その生物は10メートルほど高速で泳ぐと、口を開け大きく空気を吸い込むような動作をし、また水中に没しました。

しばらくするとまた頭部が浮かび、意外にも母娘たちのいる桟橋の方へ高速で向かってくると、桟橋の柱にぶつかる直前で水中に没しました。

っと、それから1秒も経たないうちにドスンッ!という大きな音と共に桟橋全体が揺れました。

母娘たちは急いでその場を立ち去ったといいます。

いかがでしょう?

信じられないような目撃談ですが、取り敢えず彼女たちの体験談が本当だとすれば、鱗や息継ぎの件から、おそらくは巨大な海生爬虫類ということになるでしょう。

夢を持って未知の巨大海生爬虫類を推してみましょうか。

但しアイオワ州の気候は爬虫類にとってはかなり厳しいことは付け加えておきましょう。

(アメリカナマズ)
(image credit: Wikicommons)

で、巨魚説はどうかというとこちらもかなり厳しく、アメリカナマズ (Ictalurus punctatus) ぐらいしかめぼしいものは棲息していません。

アメリカナマズは最大1.3メートル超、26キログラムとかなり大きくなりますが、水棲UMAの正体としてはやや物足りない感じかな。

但しそうはいってもナマズであり、頭部が大きいのは好材料で、先入観で「怪物」の頭部が水面に現れた!と思えば、巨大な爬虫類の頭部と勘違いする可能性はあるかもしれませんね。

2025年7月28日月曜日

従兄弟の娘が存在も、皆の記憶からも消え去った!


■従兄弟の娘が存在も、皆の記憶からも消え去った!

今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックス。(グリッチ・イン・ザ・マトリックスの詳細についてはこちらをどうぞ)

夏なので超ホラーテイストのグリッチを紹介します。

まるでサスペンス映画のようなストーリーですが、映画だとハラハラドキドキ、ですが、これが脚色なしの実話だとしたら単純に心底ゾッとさせられます。

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私のはとこ (またいとこ) は現在の彼の妻と結婚して20年になります。

7年ぐらい前のことです、彼と彼の妻、そして彼ら娘ふたりの4人と過ごす機会がありました。

私は彼らの二人の娘と自分たちの子供全員の面倒を見ていた時があり、一緒に釣りにも出かけました。

彼らの娘の名前はそれぞれハンナ (Hannah) とヘイリー (Hailey) といいました。

私の娘は彼女たちよりも年上だったこともあり、彼女たちのことをしっかりと覚えていました。

それから2年後、彼らのFacebookで家族でディズニーワールドに連れて行ったという投稿を目にしました。

そこにはハンナはいましたがヘイリーはいませんでした。

その投稿を見て、はてヘイリーは?と私は戸惑いました。

当然ながら彼らはディズニーワールドで過ごしたたくさんの写真を投稿していましたが、写っているのはハンナばかり、ヘイリーの姿はありません。

私も私の娘もヘイリーのことをしっかり覚えています。

私はかれらにヘイリーが写っていないがどうしたのか?と尋ねました。

すると驚いたことに彼らはヘイリーという名の娘なんていない、と答えたのです!

私たちはヘイリーらと一緒に釣りに行き、キャンプをし、父親はそこで釣った魚の調理すらしていたはずなのに、、、

私はハンナやヘイリーと過ごした時の写真を撮っていたの思い出し、Googleフォトでヘイリーの写っている写真を探しました。

しかしただの1枚も見つけることができませんでした。

娘もヘイリーと一緒にスマホで写真を撮っていたので、娘のスマホを確かめましたがやはり1枚もありません。

厳密にいえば、撮った写真はすべて残っているのですが、ヘイリーだけがその写真から消し去られたように写っていないのです。

祖父や祖母、従妹たちの写真もすべてあるにもかかわらずです。

まるで誰かがヘイリーの姿だけを消し去ったかのように、すべての写真からヘイリーだけが消えうせているのです。

私は現在でもとても狼狽しています。

一緒に釣りにも出かけた記憶もしっかり残っている女の子なのに、どうして1枚も写真が存在していないのでしょう。

もしかして私は他の家族の子を勘違いしていたのかと思い、何人かの家族にヘイリーという名の少女を知らないか尋ねてみましたが、誰も彼女のことを知りませんでした。

それどころか、私の母ですらヘイリーなんて子の名前は聞いたことがないというのです。

当時、私の娘は14歳、息子は11歳でしたが、息子もヘイリーのことを覚えていませんでした。

ヘイリーの存在を記憶しているのは私と私の娘の二人だけです。

はとこの奥さんはハンナを産んだ後に何回か流産しているといい、ハンナ以外の子は産んでいないと言っていました。

私と娘が知っているヘイリーは、流産した子の霊だったのかも、、、しれません、、、

(参照サイト)
reddit