■病院で会った「顔が壊れた男」
今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックス。
この「現実」と思って暮らしている世界は、実は「現実」ではなく「仮想世界」であり、我々はただのパソコンの中の住人に過ぎないのではないか?という陰謀論系のシリーズです。
性能の低いパソコンに、重いタスク処理をさせると画面の描画が追いつかず、まるでモザイクの (ピクセル化した) ように表示されることがあります。
もし我々が仮想世界の住人であれば、パソコンの中で起きるバグ (グリッチ) のような体験をしても不思議ではないはず、、、ピクセル化は我々が仮想世界の住人であることを証明する強力な証拠だと考える人もいます。
今月はこのピクセル化系の話をいくつか紹介していますが、その中でも代表的なものを紹介します。
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今日、とても奇妙な体験をしました。
正直、まだとても動揺しており、いったい何が起きていたのかは定かではありません。
ただ彼が確かにそこに存在したことだけは間違いありません。
- 耳鼻科での出来事 -
喉が痛かったので近所の耳鼻科に行きました。
診察は30分ほど、処方箋を書いてもらっている間、私は椅子に座って待っていました。
その時です、ノックの音と共に一人の男性が許可もなく診察室に入ってきました。
年齢は30代後半から40代といったところでしょうか、背が高くやや猫背で、ブロンドヘアー、デニムのパンツにチェック柄のシャツを着ていました。
失礼な男だな、と思い、彼を一瞥して私はすぐに視線を戻しました。
医師は「部屋の外でお待ちいただけますか?すぐにお呼びしますので」と穏やかな口調で男性に話しかけました。
しかしその男性はなぜかその言葉に従おうとせず、ただ黙ってドアの前に立ち尽くしていました。
- 壊れた顔 -
横目で視界に入った彼の顔を見て異変を感じ取りました。
先ほどまでは「ふつうの」男性でしたが、今はどこかがおかしいのです。
ゆっくりと彼の方に顔を向けると筆舌しがたい光景がそこにありました。
まるで破損した映像ファイルを見ているかのよう、バグったノイズ――
男性の顔はピンク色の破片の集合体となっており、輪郭がゆがんで「ピクセル化」していました。
デジタル化されたような顔、、、
次の瞬間、彼はドアノブに手をかけると無言で部屋を出て行き撒いた。
ドアの方へ振り返る瞬間、彼の顔が見えましたが顔はレゴのように平坦になっているのに気付きました。
- 医師の言葉 -
最初は自分の錯覚と思いました。
寝不足のせいで自分の脳がバグっているのだろう、、、そう自分に言い聞かせました。
ですが、処方箋を書いていた医師が手を止め、私のほうを向きました。
そしてためらいがちにこう話しかけてきたのです。
「あなたは見ましたか?――、彼の――顔を」
私は頷きながら「ええ、、、」と答えました。
私も医師もそれ以上何も話しませんでした。
医師は書き終えた処方箋を黙って私に手渡し、私はめまいを感じたようにふらつきながら診察室を出ました。
- 廊下にいた男性 -
診察室を出ると、「あの」男性は携帯電話を見ながら椅子に座っていました。
顔は完全に元に戻っていました、穏やかな表情、どこにでもいそうなふつうの人間の顔。
あれはいったい何だったのか?
光の加減?ただの錯覚?それとも「なにものかが」人間の姿に扮している?
(参照サイト)
reddit
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