■ペイエット湖のスライミーな怪物? ~ スライミー・スリム
スライミー・スリム (Slimy Slim) とはアメリカ、アイダホ州のペイエット湖 (Payette Lake) で目撃される水棲のUMAです。
このモンスターはシャーリー (Sharlie) やペイエット湖のトワイライト・ドラゴン (The Twilight Dragon of Payette Lake) とも呼ばれます。
現地では一般的にシャーリーと呼ばれることが多いようですが、個人的に語呂が気に入っているスライミー・スリムでここは統一します。
尚、ペイエット湖の北方にあり地理的に近いカスケード湖 (Lake Cascade) でも目撃されるともいわれています。
さてこのスライミー・スリム、他のUMA同様にその姿が目撃証言により食い違い、巨大海蛇 (シーサーペント) タイプとネッシータイプ (絶滅した巨大海生爬虫類) のふたつに大きく分けられます。
但し、このスライミー・スリムという呼び名、これはたぶん「ほっそりとした」の意である形容詞のスリムと名詞で人名のスリムを掛けた言葉と思われ、「ヌルヌルした細いやつ」みたいな意味だと思うのでサーペントタイプを採用したいと思います。
初めて目撃されたのは1920年のことです。
湖畔で鉄道の枕木用の木を切断していた作業員が湖に浮かぶ「丸太」に気付きました。
それはただの丸太ではありませんでした。
ゆっくりとそれは動き出すと、突如丸太はくねり、進行方向と反対側に波の軌跡を作りながら速度を上げその場を去っていったのです。
1940~50年代は最もスライミーが活動的な時期で目撃が多発しました。
現在のスライミーの姿を形作ったのは1944年の目撃でしょう。
一度に複数人によって目撃されたもので、体長は35フィート (約10.5メートル)、恐竜に似た頭部をしており、非常に印象的な顎、背にはコブがあり、装甲状の甲羅のような皮膚をしていました。、
このニュースは全国区となりこの年は30人以上の目撃情報が寄せられました。
それから2年後の1946年には20人以上のグループが同時にこの生物を目撃し、その中のひとりテイラー博士は40フィート (約12メートル) ぐらいあったと語っています。
名前に反してスライミー (「ぬるぬるした」) な目撃は少ないようで、そのウナギのようなシルエットから連想し命名されたのかもしれません。
それ以降も断続的に目撃は続きましたが2002年を最後にスライミーの目撃はぱったりと途絶えてしまい、はや20年以上の月日が経っています。
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