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2024年11月16日土曜日

すれ違いに気付かなかった夫婦 ~ 異次元の階段


■すれ違いに気付かなかった夫婦 ~ 異次元の階段

グリッチ・イン・ザ・マトリックスの話です。グリッチ・イン・ザ・マトリックスの詳細についてはこちらをご参照ください。

待ち合わせ場所に時間通り集合できなかった時、お互いに相手を探しに向かって途中で出会わずにすれ違ってしまうことがあります。

異なる道を通ったり、いつもと違う服装や髪形をしていたことで気付かなかったり、すれ違う寸前にお互いにたまたまスマホに目をやったり、単純に人混みに紛れてしまっていたり、その理由は様々です。

ただたまに同じ道を通っていたし、通行人もそれほど多くなかったのにどうしてすれ違ったのに気づかなかったんだろう?という時もあります。

ちょっと不思議に感じるものの、まあすれ違う時にたまたま注意が逸れたり、他になにか原因があったんだろう、その程度で記憶からはすぐ忘れてしまいます。

誰でも経験しているだろうし、熟考するようなことではありません。

しかし本当にそうだったのか?

今回は説明のつかないすれ違いを体験した夫婦の話です。

まさにグリッチ・イン・ザ・マトリックスといえます。

Tiny-Scholar-773さんがredditに投稿したものです。

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「いつもと変わらない一日になるはずでした。夫と子供たちを迎えに義母のアパートへ向かいました。義母は古いアパートの3階に住んでいます。そのアパートにはエレベーターはないため、義母の部屋に行くには階段を使うしかありません。

私は夫が下りてくるのを期待して階下でドアベルを鳴らしました。夫はまだ子供たちと一緒だろうし階段の途中で出会うかなと思いながら義母の部屋へ向かいました。唯一の階段を使って。

しかしどういうわけか夫とすれ違うことはありませんでした。

3階に到着すると義母の部屋のドアはすでに開いていました。子供は義母と一緒にいたので軽く挨拶を交わし夫が出てくるのを待っていました。すると驚いたこと夫はもう一人の子供と一緒に部屋を出たと義母が言うのです。

私は凍り付きました。部屋を出た?私たちはすれ違っていないのに?このアパートに階段はひとつしかありません。

背筋が奇妙な感覚に襲われるのを払拭しようと、急いで階段を降り車へ向かいました。すると何事もなかったように夫は車のそばに立っていたのです。

パニックになりながらも夫に話しかけました。

「私とすれ違わずにどうやってここに来たの?」

その言葉を聞いた夫の表情で私の背筋は凍り付きました。夫も私と同様、ひどく動揺していることが分かったからです。

「君がドアベルを鳴らした時、僕はまだ母の部屋にいたんだ」彼は震える声で声を絞り出しました。

沈黙し見つめ合いました。理由は分かりません、ですが夫と私は「同じ時間」に「同じ階段」を使っていたのに、なぜか出会わなかったのです。一瞬たりとも。

夫も私と同じぐらいショックを受けていました。私たちはお互いが見えなくなり、同じ空間を共有していたにもかかわらず、お互いにの存在に気付かなかったのです。理解できません。現実?全く説明のつかない現象です。

今までにこれと似たような奇妙な話を読んだことがあります。説明できない事象でいっぱいのフォーラムを覗いたこともあります。ですが自分の身に降りかかるとは夢にも思っていませんでした。私たち夫婦はこの事件以来とても苦しんでいます。

目に見えない奇妙な境界線を越えてしまったような感覚です。すれ違ったその瞬間、夫と私は同じ世界にいなかったような、そんな現実。

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この話を聞くと、今までの自分たちのすれ違いに気付かなかったのも、実は他に原因があったのでは?と再考させます。

(参照サイト)
reddit

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