巨大なニワトリとしてブラマ (Brahma chicken) がいますが、今回はブラマと双璧を成す巨大ニワトリ、ジャージー・ジャイアント (Jersey giant) の紹介です。
ブラマもそしてジャージー・ジャイアントもUMAではなく、現存するニワトリです。
ジャージー・ジャイアントのオスは地球上でもっとも重いニワトリといわれ、15ポンド (約6.8キロ) もあるニワトリです。
羽の白いものと黒いものの2品種おり、黒い品種のものが一回り大きく育ちます。
(image by YouTube "Robert Höck")
1870~1890年ごろ七面鳥に代わる巨大な家禽と期待され、名前の通りニュージャージーで品種改良されたニワトリです。
残念ながら七面鳥がさらに品種改良により大型化されてしまったため、ジャージー・ジャイアントはその地位を奪えませんでした。
ジャージー・ジャイアントは成長に時間がかかり、また大型化するまでに非常に飼料も必要とするため経費がかさむため、商業用として大量飼育するには向いていなかったようです。
ジャージー・ジャイアントは新種のニワトリではなく、品種改良したニワトリですが、家禽としての商業価値を失ったことから「絶滅」が危惧されるほど数が減少しましたが、現在は持ち直しているようです。
というのも家禽以外としての用途が見出されたからです。
前述の通り、体重15ポンドに加え、体高も26インチ (約66センチ) と高身長で威圧感のあるニワトリです。
ですが、その見かけとは裏腹にとても人懐こく、子供にもフレンドリー、さらにその希少性からペットとしての地位をつかみつつあるからです。
ニワトリなのでメスを飼えば卵を産んでくれます。
通常のニワトリよりも大きな卵を産んでくれるそうですが、自分で卵を割ってしまうという変な性癖があるとか。
(参照サイト)
THE HAPPY CHICKEN COOP
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