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2024年12月3日火曜日

ドッペルゲンガー (グリッチ・イン・ザ・マトリックス)


■ドッペルゲンガー (グリッチ・イン・ザ・マトリックス)


さて今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックスのドッペルゲンガー (Doppelgänger) について。

グリッチ・イン・ザ・マトリックスの詳細はこちらを見ていただくとして、グリッチ・イン・ザ・マトリックスは簡単に言ってしまえば「この我々の世界が仮想空間であることを証明するバグ」のことです。

この現実世界だと思っている世界が実は「仮想空間」であり (シミュレーション仮設)、我々も実体を持たない存在であり、各々はパソコンの中のキャラクターに過ぎないのではないか?という思想・概念です。


グリッチ・イン・ザ・マトリックスとドッペルゲンガーは一見すると関係なさそうな感じがしますが、実はドッペルゲンガーはグリッチ (バグ) の中でも特に象徴的な現象の一つといえるかもしれません。

パソコンの得意とするもののひとつは複製 (コピー) であり、コピペにより同一のものをいくらでも量産できます。

仮想空間に人を追加したい場合、一からキャラを構築するより手抜きをしてコピペした方が数段簡単です。

ここが仮想世界だとすれば、我々の世界を作り出した外の住人 (シミュレーター) が手抜きをしキャラをコピペしたとすればそれがドッペルゲンガーの正体かもしれません。

ただ、仮にここが仮想世界だとして、我々が個々に意志を持つため、我々にシミュレーションの世界だと気付かれないようにするためには、シミュレーターはそんな手抜きはするべきではありません。

仮に全く同じ属性のキャラをこの世界に放つ場合、違う国・街に住まわせたり、存在させる時代を重複させないようにしたりし、両者が出会わないような工夫をするはずです。

が、それをミスった (同時期・同地区にコピペ) のが、もしくはシミュレターが意図的にドッペルゲンガーと遭遇した時の我々の反応を楽しむ (観察する) ために送り込んだものがドッペルゲンガーだとしたら?

それはなかなか面白いアイデアではないでしょうか。

まあこういった話はオカルト系陰謀論のひとつではありますが、そんな真剣にならずにお楽しみください。

さて、グリッチ・イン・ザ・マトリックスにはドッペルゲンガー系のネタは大変多いです。

しかし、単に他人から「どこどこで君に会った」と、訪れたこともない場所で自分とあった話を聞かされるような場合であれば、絶対ではないですが、おそらくそれは他人の空似である可能性が著しく高いといえます。

また、他人ではなく、自分が自身のドッペルゲンガーに遭遇した場合 (一説には直接出遭うと死ぬなんていわれていますが)、それが他人の空似であるとしたら、お互いに驚くだけでしょう。

それは自然な反応であり、超常的なことではありませんから。

ではそうではなかった場合、つまり一方の行動 (反応) が明らかに不自然である場合はどうでしょう。

redditには多くのドッペルゲンガー系のグリッチ・イン・ザ・マトリックスが投稿されていますが、その中から短くシンプルも印象的な2つの話を紹介しましょう。

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「私が現在住んでいる街に引っ越した時のことです。

私は引っ越してすぐに『自分自身』に遭遇しました。

私はその時散歩に出かけていました、すると通りの向こう側を『自分』が歩いているのに気付いたのです

彼も私に気付き、そして私の心を探るように見ていました、まるで狂ったもの (私) を見ているように。

私は思い切って彼に声をかけてみました、すると彼は走りだしました。

何も考えずに私も無我夢中で彼を追いましたが彼の足の速いことといったらありません。

今でもその時のことを覚えていますが、彼の走りはまるで『早送り』しているような走りでした。

足の速い私でも私のコピーに追いつくことはできず、ついに彼は私を振り切り、私は彼を追うのを諦めざるを得ませんでした。

この話を聞いて、何か幻覚でも見てたんじゃないか?一時的な記憶の錯乱じゃないか?

自分自身もそう思いましたし、そう思いたいとも思いました、それにこの話を聞いている皆さんもそう思うに違いありません。

しかし残念ながらそれは現実に起きたことでした。

私とコピーとの一連を見ていた通行人からこう声をかけられたのです。

『双子で追いかけっこでもしていたのですか?』と」

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「キッチンで料理を作っていた時のことです、リビングルームの窓から外を見たい、という激しい衝動に駆られました。

私は料理の手をいったん止め、リビングルームへ向かいました。

なぜそのような衝動に突然襲われたのか説明がつきませんでしたが、その衝動に従わざるを得なかったのです。

リビングに到着し、そして窓ガラス越しに外に目をやりました、そしてなにかおかしなことに気付きました。

道路の向こう側にある街路樹のそばにニヤニヤして立っている『自分』がいたのです。

私は全身が凍り付きました、不安、動揺、それらが複雑に絡み合った恐怖、、、に、私は襲われました。

私は『自分自身のクローン』と60秒ほど向かい合っていたと思います。

道路の向こう側にいた『わたし』は街路樹に隠れるとそのまま姿をくらましました。

私の話はこれだけです。

あまりの衝撃に20分ほどその場で立ち尽くしていました。

それが起きたのは今日の午前11時30分、この投稿をしているのは午後4時ですが今のところ何も変わったことはありません。

私は死ぬのでしょうか?」

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ドッペルゲンガーの特徴である「会話によるコミュニケーションを取らない」「消える」という特徴がいずれの話にも出てきています。

但し、前者はもしかして本当に他人の空似だった可能性は否定できません。

語り手も驚いていますが、相手も驚いており、単に怖くなって走り出した可能性があるからです。

但し、その走る速度が尋常ではなかったことはややパラノーマルではあります。






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