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2023年4月1日土曜日

高浪の池の伝説の巨大魚 ~ ナミタロウ


■高浪の池の伝説の巨大魚 ~ ナミタロウ (浪太郎)

今回は山形県の大鳥池で目撃されるタキタロウと双璧の日本を代表する巨大魚、ナミタロウ (Namitaro) です。

ナミタロウいがいにも(みどり, Midori) という相性でも呼ばれています。

ナミタロウが目撃されるのは新潟県糸魚川市の高浪の池 (たかなみのいけ) で、白馬山麓国民休養地内の標高540メートルの地点にあります。

(高浪の池)
(image credit by Wikicommons)

タキタロウと双璧の存在とはいえ、こちらはぐっと情報量は少なくなります。

海外のレイク・モンスターの目撃される湖はそれこそ海のようにだだっ広いものが多く、巨体を誇る怪物じみた生物が目撃されても不思議ではない、そんな雰囲気をもっています。

日本は国土の関係で海外の湖に大きさという点では太刀打ちできませんが、池田湖のイッシー (Issie)、北海道屈斜路湖のクッシー (Kussie)、本栖湖のモッシー (Mossie) 等、数え上げたらきりがないほど多くのレイク・モンスターが目撃されており、特にイッシーやクッシーは海外のUMA本やUMAサイトにもふつうに登場するほどです。

そんな割と小さな湖が多い日本の中でもナミタロウのライバル (?)、タキタロウの目撃される大鳥池 (実際は湖に分類) は面積0.4平方キロメートル周囲長3.2キロと本当にこじんまりとした湖です。

しかしナミタロウの故郷、高浪の池は「日本湖沼めぐり」さんの情報によれば周囲長1キロメートル、最大水深で13メートル、面積0.031平方キロメートルとさらにさらに小さな池です。

そんな小さな池に体長2~4.5メートルの超巨大魚が住んでいるというのだから驚きです。

(エラスモサウルス)
(image credit by Wikicommons)

UMAだし、どうせガセだろう?と思う人も多いかもしれませんが、いやいやなんで、目撃はもちろんのこと、魚影を撮影されたり、そもそも他のレイク・モンスターのように絶滅巨大爬虫類プレシオサウルス (Plesiosaurus) やエラスモサウルス (Elasmosaurus) に似ているというわけではなくあくまで巨大魚、その実在性はかなり高いのです。

正直、この小さな池に4メートルオーバーの巨大魚はさすがにちょっと厳しいと思いますが2メートル超、頑張って3メートル弱ならあり得ると思っています。

このナミタロウの正体として候補に挙がっているのがソウギョ (Ctenopharyngodon idellus) です。

(コクレン)
(image credit by Wikicommons)

ソウギョははアオウオ (Mylopharyngodon piceus) 、コクレン (Hypophthalmichthys nobilis)、ハクレン (Hypophthalmichthys molitrix) と共に「中国四大家魚」と呼ばれるコイ科の魚のひとつで非常に大きく成長します。

いずれも日本に移入されており (一部は偶発的に) 日本の河川にも棲息しています。

この四大家魚のうち特にソウギョとアオウオは大きくなり、ソウギョは2メートル、45キロ、アオウオは1.9メートル、109キロという記録があります。

取り敢えずはナミタロウの正体として既知の魚類であれば放流した (コイの稚魚に混じって四大家魚の稚魚も混じっていたとか) 歴史からソウギョ、アオウオが候補といえます。

ちなみに最大体長は変わらずともアオウオはほっそりしたソウギョと異なりボリューミーなシルエットで相対的にソウギョと比較し非常に大きく見えます。

(中国で釣られた75キロのアオウオ)
(image credit by YouTube / South China Morning Post)

あくまで上記の最大記録は大きな河川での記録であり、日本のような小さな湖沼、河川でここまで大きくなるかは未知数です。

ですがそこまで大きく成長できるポテンシャルを秘めた魚たちですので、一匹だけの奇跡の巨大化 = ナミタロウであってもいいのです。

仮に一匹だけの突然変異的巨大化だったとしたら既に寿命を迎えいなくなっている可能性もあります。

しかし魚類、コイ科も長命であり、もしかすると現在もさらに成長を続け高浪の池でナミタロウはひっそりと暮らしているかもしれません。





1 件のコメント:

  1. たしかにソウギョやハクレンみていな草食性なら小さい池でも個体数がいなければ食うに困らないかもですね。

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