■インドに1メートルもある巨大なリスのUMAがいるらしい ~ インドオオリス (Indian giant squirrel)
ボルネオに生息するフサミミクサビオリス (Rheithrosciurus macrotis)。
先住民族ダヤク族 (Dayak) によれば、このリスはシカを殺して内臓を貪り食うと信じられています。
フサミミクサビオリスは大柄なリストしても知られており、尾を含まない体長が35センチ、尾も同じぐらいの長さがあるため全体で70センチもあります。
リスとしては非常に大柄ですがシカを仕留めらるには十分な大きさには感じられません。
実際のところ、フサミミクサビオリスは実在するリスですがそのような姿を科学的に観察されたことはありません。
(フサミミクサビオリスについてはこちらの記事をどうぞ)
インドにはこのフサミミクサビオリスよりも巨大なリスが存在するといいます。
なんでも体長は1メートル、体重3キロを超え、まるで南国のオウムを思わせる派手な毛皮で身を包んでいるといいます。
UMAなんで大きさも色もなんでもありでしょ、むしろ1メートルなんてUMAにしては控えめで全然いいほうじゃん。
そう思うかもしれません。
実はUMAではなくそのリスは実在します、インドオオリス (Ratufa indica) です。
尾を含めない体長は50センチ、尾も同等の長さのため全体で1メートルにもなります。
大柄な個体で2キロぐらいですが、最大のもので3キロ以上の記録があるといいます。
日本人が見慣れているシマリスなんかは体重100~150グラム程度であり、インドオオリスがいかに大きいか分かるでしょう。
4種知られるオオリス属 (Ratufa) はみな大柄ですが、その中でもインドオオリスは最大で世界最大のリスでもあります。
またインドオオリスはその派手な体色も特徴の一つです。
個体によってかなり色合いも異なりますが、一般的に背中から尾にかけての体色は赤紫~青紫、四肢や腹部はクリーム色、尾の先端は明るいオレンジ色をしています。
見慣れたリスとはかけ離れた体色をしていることから実物の写真を見せてもフェイクと思われ、実在を信じない人もいるほどです。
リスらしからぬ巨体、そして派手な体色は一見すると捕食者から身を守るのに不利に感じますが、この巨体にして十分すばしこく、また派手に見える体色も実際は森の中では周囲の色に溶け込みます。
リスは小柄ながらわりと長命で、シマリスも飼育下であれば10年以上生きる場合もありますが、インドオオリスでは飼育下で20年という記録があります。
(参照サイト)
ati
(関連記事)
0 件のコメント:
コメントを投稿