■本栖湖の怪物 ~ モッシー
今回はモッシー (Mossie, Lake Motosu monster)
富士五湖のひとつ、山梨県の富士河口湖町に位置する本栖湖 (もとすこ / Motosu-ko / Lake Motosu)。
富士五湖で一番表面積が大きいのは山中湖ですが、本栖湖は富士五湖の中で飛び抜けて深く、最大水深121メートル、平均水深67メートルもあり、容積 (貯水量) は山中湖のおよそ5倍もあります。
この湖で1970年代以降、目撃が相次ぐようになった巨大水棲UMAがモッシーというわけです。
目撃情報によればモッシーの体長は30メートルと、とんでもない大きさです。
水面から出たモッシーの背中はワニのようなゴツゴツとした表面をしていたといいます (ネッシーのようにコブのようなものがあるという目撃もあり)。
さすがに30メートルは大きすぎるため、その巨大生物の遊泳に伴う波の軌跡を全長と見誤った可能性があります。
湖中のソナー探索が行われた際もなんらかの巨大な生物が確認されたとか。
ネッシー風に背中にコブのある生物の目撃もありますが全体像は不明で、おそらくは巨大魚系のUMAと思われます。
(ヴォルガ川で捕獲された約4.2メートル、1トンのオオチョウザメの剥製)
(image credit by Wikicommons)
かつて本栖湖にチョウザメの放流があったという噂もあり、その噂がもし本当であればモッシーの正体としてチョウザメは好都合といえます。
チョウザメであれば湖でただ1匹だけが巨大化しても長命であることから長期間にわたってUMAとして君臨することができるからです。
古くちょっと怪しい記録ではありますが、ベルーガことオオチョウザメ (Huso huso) は39フィート4インチ (約12メートル) や32フィート10インチ (約10メートル) といった淡水魚とは思えないような個体の記録があります。
信用できるところでは1827年、ロシアのヴォルガ (Volga) の河口で捕らえられた23フィート7インチ (約7.2メートル)、3,463ポンド (1,571キロ) のメスの個体が最大とされています。
これだけの巨体にして寿命も長く、一説にはミズウミチョウザメ (Acipenser fulvescens) の寿命で最大150年なんていわれているほどで、少なくとも100歳以上の個体は確認されています。
基本、底生魚ですが、クジラのようにブリーチング (水上へのジャンプ) する写真もよく撮られており、これだけの巨体で突如水上へ現れた場合はUMA化すること間違いなしです。
さてそんなモッシーですが90年代に入ると目撃情報は徐々に減っていき、今ではかなり寂しい状況となっています。
テレビ東京はこんな場所でこそ水を全部抜いてみるべきだと思う
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