(image credit' National Museum of Natural History, Smithsonian Institution)
今回は南極の500メートル以上の深海に生息する怪物、エウラギシカ・ギガンティア。
学名からいくとエウラギスカ・ギガンティア (Eulagisca gigantea) と読むと思うんですが、日本では「エウラギシカ」で通っているのでそれに合わせます。
種小名の「ギガンティア」に恥じない巨大な体で、体長20センチ以上、幅10センチ以上に成長する巨大なゴカイ (多毛類) の仲間です。
(image credit' Roaring Earth)
さて、目を引く巨大な頭部は、実際は吻部 (ふんぶ 「口」です) ですから、この部分には当然目もなければ鼻もありません。(目は「本体」部分の背側に1対あります)
花のつぼみに牙をつけたようなこの吻部をみれば、活発な肉食性の生物であることが容易に想像できますが、実は正直なところ何を食べているのか分かっていません。
ただし、スカベンジャー (腐肉食性の生物) の可能性もあり、ダイオウグソクムシ同様に、見た目とは裏腹に海の掃除屋さんとしていてもらわないと困る存在かもしれません。
この吻部は獲物を捕らえるとき、というか食事中にのみ飛び出してくるので、普段の姿はアワビというかタワシというか楕円形で、写真のようなエイリアン・ルックじゃないです。
そしてもうひとつ特徴的なのが全身を放射状に包み込むフリルのような黄金の足で、パドル状になっており遊泳するのに適したつくりになっています。
そしてもうひとつ特徴的なのが全身を放射状に包み込むフリルのような黄金の足で、パドル状になっており遊泳するのに適したつくりになっています。
但し、体重の軽い子供時代は活発に泳ぎ回っているようですが、大型化するに従い遊泳は苦手となってくようで、成体になるとほぼ底生生活専門になるようです。
水から揚げるとゴカイなので毛虫チックで超気持ち悪く見えるかもしれませんが、遊泳時は輝きのある黄金のパドルを波打たせて、その姿は優雅です。
水から揚げるとゴカイなので毛虫チックで超気持ち悪く見えるかもしれませんが、遊泳時は輝きのある黄金のパドルを波打たせて、その姿は優雅です。
<食性について加筆 2025/06/01>
いまだにはっきりしていないものの、おそらく、より積極的に獲物を捕食しているのではと考えられており、甲殻類や棘皮動物 (きょくひどうぶつ/ウニ・ヒトデ・ナマコ等の仲間) やエウラギシカ・ギガンティアと同じゴカイの仲間、下手すると共食いすらしているのではないかとの研究結果もあるようです。
(36秒過ぎ当たりから出てきます)
(参照サイト)
ROARING EARTH
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写真の状態はネットで見たことありますが、生きている状態は知らなかったので、見てみたいですね
返信削除記事内にYouTubeのリンク貼っておきました。暇なときに見てください。
返信削除YouTubeのリンクありがとうございます
返信削除背中側は石(海底?)みたいなんですね
画像だけだとわからないものですね