■日本のポンド・モンスター ~ コッシー
今回は日本のUMAの中から今回はコッシー (Kossie / Pond Kuwazaki monster) を紹介しましょう。
全く知名度はありませんし、自分もほとんど情報を持っていませんので皆さんと勉強しながらこのUMA見ていきましょう。
コッシーが目撃されるのは鍬崎池 (くわざきいけ, Kuwazaki-ikeike) と呼ばれる海跡湖 (かいせきこ) で目撃されます。
鍬崎池は鹿児島県の甑四湖 (こしきよんこ) と呼ばれる4つの湖のひとつで、他に海鼠池 (なまこいえ)、貝池 (かいいけ)、須口池 (すぐちいけ) で形成されます。
コッシーというニックネームはこの甑四湖の方から取られているのでしょう。
海跡湖は海湾が砂嘴 (さし) や砂州の隆起に伴い海から分離して出来上がったもので、その性質上、塩分濃度が濃かったりします。
ではどうなのかというと、海鼠池、貝池、須口池の塩分濃度が2~3パーセント以上に対し、鍬崎池のみ0.5~0.9パーセントとかなり近い塩分濃度です。
甑四湖はいずれももあまり大きくなく、海水の出入りがあると塩分濃度はかなり上下してしまうようです。
淡水湖の定義として塩分濃度が0.5パーセント以下が一応の目安ということなので鍬崎池のみギリギリ淡水湖 ~ 汽水湖といった感じ、貝池もギリギリ汽水湖、のこりの二湖は塩水湖に分類されそうです。
UMAコッシーは巨大なウナギのような姿をしているといわれ、ウナギの養殖で有名な静岡県の浜名湖もまた汽水湖であることは好都合といえます。
初めに目撃されたのは20世紀半ば、それから現在まで随分と時間が経っており、めぼしい目撃情報はなさそうです。
目撃された当時で7メートルといわれていることから既にかなりのご老体と思われ、長命で有名なウナギといえどそのまま現在まで生き残っているとは少々考えにくいところです。
今目撃されるとしたらコッシーの偉大な巨大化遺伝子を持つ2代目、3代目ということになるでしょう。
あまり期待せずにその復活を待ちましょう。
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日本にもまだ知らないUMAがいたとはね
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