■未来の自分を映し出した鏡 ~ ミラー・タイム・グリッチ
今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックス。(我々の住んでいる世界は実は (PC上の) 仮想世界であり、その証拠に本来の物理現象では説明できないバグが頻繁に起きはじめているという説)
以前に紹介した「テレビが1986年にタイムトラベルした!? ~ テレビののタイム・グリッチ」と若干似ている部分があるかな?
部分的なタイム・グリッチ系のお話。
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その日の朝、私はいつも通りの日課をこなしていました。
オーディオブックを聴きながらコーヒーを飲み、そしてメイクする準備にとりかかっていました。
既に洗顔を済ませ、メイクをしようと鏡の中の自分を見ました。
心臓が止まるかと思いました。
鏡に映った自分は、私であることは確かですが「現在の私」ではないのです。
現在の私は30代ですが、そこに映った自分は60歳ぐらいに見えました。
まぶたが腫れたるみがあり、額、そして口や目じりには深い皺が刻まれていました。
気のせい?
瞬きをしてもう一度、鏡の中の自分をよく観察しましたが、事態はなにも変わりませんでした。
少なくとも10秒ほどの間、私は鏡の中の「老けた自分」の顔を、信じられない気持ちで見つめていました。
私は一度鏡から目を逸らし、もう一度鏡を覗き込むと、そこには30代の現在の私の顔がありました。
とても奇妙な体験でした。
私はバスルームで洗顔してスキンケアをしたばかりで、髪の毛で顔が隠れたりもしておらず、私の顔ははっきりと確認できる状態にありました。
それに先ほども書きましたが、少なくとも10秒間、顔を観察するには十分な時間があり、一瞬だけ何か勘違いをしたただの錯覚だったとは思えません。
一体何が起こったのか分かりません。
私は自分の精神疾患を疑いましたが、統合失調症を含め、今までに精神疾患の病歴はありませんし、現在も精神的に健康です。
また、家族もみな同様です。
私の体験はグリッチ・イン・ザ・マトリックスだったのでしょうか?
とにかく奇妙な体験でした。
いつか私が年老いた時、鏡の中を覗きこんだら逆に若いころの自分が映しだされるかもしれません、なんて思いました。
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さてさて鏡は日常で特に何も考えずに使っていますが、よく考えると不思議なものですし、ホラー映画の脇役の定番でもあります。
夜中に起きて洗面所の鏡を見るときなんてリアルに怖いし。(笑)
さて今回の話をグリッチ的に考えれば、反射すべき対象の時間を間違って映し出してしまった、ということになるでしょうかね。
ただ、これは投稿者自身も自覚している通り自分の精神疾患を恐れていたといいます。
ですがこの投稿を読んだ精神科医は少なくとも統合失調症でこのような症例は自分の患者では一度も出会っていないと証言しています。
(トロクスラー効果:真ん中の十字をずっと見つめ続けると、周りの色が徐々に消えていくような錯視現象、ここでは画像が小さすぎて体験できないかもしれませんが)
(image credit: Wikicommons)
また、過度の疲労やトロクスラー効果 (Troxler effect) による幻覚、もしくは錯視現象を疑う声もあるようです。
疑われる上記の中では疲労やトロクスラー効果とかではなく、一時的な精神障害の方が可能性は高そうな気はします。
例えば日常的に自分の顔にコンプレックス、もしくは老いに対する恐怖を抱いており、刹那的にBDD (身体醜形障害) のようなものを発症してしまった?とか。
まぁ、ここはグリッチ的に未来の自分を映し出したと考えるほうが断然面白いですよね。
そうしときましょう。(笑)
(参照サイト)
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