■２０年以上もあらゆるところで遭遇する謎の男 ～ タイムトラベラー・マン
今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックス。
ややドッペルゲンガー系の要素は含まれていますが、それとは少し趣が違い系統的にはタイムトラベラーの方が近いかもしれません。
それではどうぞ。
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「私は２０年以上もの間、いろいろ場所で、そしてランダムなタイミングで、ある特定の男性を見かけ続けています。
この事象は自身の正気を疑い、２０年以上も私を悩ませています。
私は現在３８歳ですが、１０代後半から同一の男性に出会っています。
おそらく１７歳ぐらいから、様々な場所で彼を見かけるようになりました。
私は人口密度の高い地域に住んでおり、トライステートエリア (３州の跨る地域) のいくつかの場所に住んだことがあります。
駐車場で見かけることもあれば、お店の中で見かけたこともあります、イベントの開催時に目にしたこともありましたが、もっとも不自然な出会いは１０年ほど前の旅行先でのものでしょう。
私たちカップルはカリブのサン・マルタン島で結婚式を挙げたのですが、なんとそこに彼がいたのですす。
私は結婚式で彼の元に訪れ、長年の疑問をぶつけました。
『君のことをあらゆるところで見かけるのだが、一体いつまで私をストーキングするつもりなんだ？」
その場はとても気まずいものとなり、彼はなんのことやら、といった表情で笑みを浮かべ肩をすくめて去っていきました。
しかし、彼は私の話している内容をしっかり理解しているのを確信しました。
彼との遭遇は非常にランダムで、１～２年、全く会わない時期もあり、それはまるで波のように不規則にやってくるように思われます。
彼を初めて見かけた１７歳のころと現在の私は大きくその環境が変わりました。
今では妻とひとりの子供がいます。
この投稿を書く時点で最も最近彼を見かけたのは数か月前、バイバイ・ベイビー (buybuy BABY) という乳幼児向けの大型衣料量販店で生まれたばかりの赤ちゃんの衣服選びをしていた時です。
その出会った月には、そこから３０マイル (約５０キロメートル) 離れたホームセンターでも彼を既に見かけていました。
いつも彼がそうするように、彼は私に気付かない素振りをしますが、気付いていることは明白です。
もしまた彼を見かけることがあったら、何としても真相を突き止めるつもりです。
これは私が長い間考えてきたことであり、冒頭に書いた通り、自身の正気を疑っている程だからです。
奇妙なのは彼は初めて見かけた時から、全く歳を取っていないように見えることです。
結婚式で顔を突き合わせて会話もしましたし、彼が実在していることは確実です。
しかしそれでも私は自分の正気を疑っているのです」
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直接その人物と会話していることで実在性を証明しています。
２０年という期間を短いとみるか長いとみるかは意見は分かれそうですが、この間、「彼」は歳を取っていないように見える、というのが不思議なところです。
オカルト本では定番のサンジェルマン伯爵 (Count of St. Germain) を想起させます。
彼は出生に曖昧な点はあるものの完全に実在した人物であり、不老不死 (特に不老) を体現した人物として有名です。
上流階級に属し、モーツァルトをはじめとする多くの著名な人物たちと親交があったことでも知られています。
何年経っても何十年経ってもその姿に老いは見らなかったといい、自称５００歳、２０００歳、４０００歳等々、突飛な言動をしていたことで後世のオカルト本に取り上げられるようになりました。
１７８３年２月２７日に亡くなったといわれているものの、その後もサンジェルマン伯爵と思われる人物の目撃は続き、少なくとも２０世紀初頭までは目撃談が絶えなかったこともあり、タイムトラベラーと信じる人もいます。
今回の話はサンジェルマン伯爵の話と比べると一瞬ともいえる２０年という期間ではありますが、それでも投稿者が目にする「彼」の存在はサンジェルマン伯爵の縮小版といった印象を受けるものです。
(参照サイト)
reddit/投稿者不明
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