■教師の釣り針に四肢の怪物がかかった! ~ ドゥー湖の怪物
イギリスの北アイルランドの湖、ドゥー湖 (Lough Dubh)。
この北アイルランドで湖を指す単語「ラク (Lough)」は特に入り江のような細長い湖を指し、またそのまま入り江を意味する場合もあります。
ラクと呼ばれる湖は非常に小さいものも多く、北アイルランドは北海道の1/5以下の国土にして驚くべきことに湖の数は1668にも上ります。
北アイルランドの大小入り混じるコネマラ (Connemara) 湖沼地帯ではウマウナギ (Horse eel) と呼ばれる巨大なウナギ系のUMAが目撃されることでも有名です。
さて今回注目するドゥー湖、アイルランド語で「黒い湖」を意味しそのままブラック・レイクも呼ばれますがという意味しますがそれが水の色に由来するのかは分かりません。
さて本題に入りましょう、今回はド ゥー湖の怪物 (Lough Dubh monster) です。
1961年 (もしくは1962年)、学校長を務めるアルフォンサス・ムラニー (Alphonsus Mullaney) 氏は息子とドゥー湖に釣りに来ていました。
すると校長の針になにかがかかりました、大物の手ごたえです。
しかし巨大魚が針にかかったという予測は外れ、とんでもないものが湖から顔をのぞかせました。
それは四肢のある豚のような短い毛に覆われたダークグレーの生物で大きさはロバほどもありました。
四肢は短くずんぐりとしており、頭部は幾分ブタに似ていましたが吻 (鼻先) の先端には短い角が生えていました。
陸上する前にラインは切れ、その生物はまた水の中へ消えていったといいます。
見たことのない生物です。
この生物をスピリット (精霊) と解釈する人もそれなりにおり、この生物はドゥー湖の守護的な存在である、真逆に邪悪な存在に違いないという人もいます。
ムラニー校長は非常に攻撃的な生物であったと主張していることと「黒い湖」という名前から連想されるイメージでスピリットであるなら後者のほうが理にかなっているように思えます。
しかし実在する生物 (UMA) と考えたらどうでしょう?
大きさや角は全く当てはまりませんが、やはり水棲生物かつ四肢動物であるならカワウソは外せません。
ビーバーはどうでしょう?
グレートブリテン島ではかつでビーバーが棲息していました17世紀前後に絶滅させられており、再導入で現在繁殖が確認されているもののそれは21世紀以降、ビーバーである確率は低いでしょう。
そして目撃証言とその行動には矛盾はあるものの一番確率が高いのは容姿的にイノシシです。
イノシシの鼻面に角はありませんが下あごから生える湾曲した牙は角に見間違える可能性は高いです。
イノシシの牙は上下左右に計4本生えていますが、下あごから生えた牙の一方が折れるなどして欠落している場合、一本角の野獣と誤認しても不思議ではありません、なにせほんの一瞬の出来事ですしね。
ただね、イノシシは泳ぎが得意とはいえ、すっぽり体が隠れるほど潜っているわけもなく、釣り糸にかかればそのまま上陸し校長親子に向かってきそうなもので、そこら辺はやはりイノシシとは断定できないところですけどね~
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