2020年10月18日日曜日

謎のフライング・ワーム ~ オヨ・フリオ


 ■謎のフライング・ワーム ~ オヨ・フリオ

21世紀以降の日本のUMA本ではわりと定番のオヨ・フリオ (Hoyo Julio)。

しかし、有名な割にその存在はかなり神秘的、情報も乏しく謎に包まれたUMAです。

一般的にオヨ・フリオは2006年、メキシコのヌエボ・レオン州 (Nuevo León) で目撃された飛翔するワーム状UMAと考えられています。

比較する対象物の乏しい空中で目撃されたため推定される大きさはあまり当てになりませんが、25~30メートルといわれています。

(空飛ぶヘビ、アラバール)

アラバールの記事でも触れた、シー・サーペントの空中バージョン、スカイ・サーペント (Sky serpent) の一種と考えるか、有機的UFOの一種と考えるか微妙なところではありますが、取り敢えず前者ということにしておきます。

オヨ・フリオの定義づけが分からないのですが、自分的にはスカイ・サーペントの中で、より太く短い形状のもの、いわゆるイモムシ状のものをオヨ・フリオと呼んでいるのではないかと考えています。

ところでこのオヨ・フリオという呼び方、あまりというかまったく海外の記事では目にすることがないので、この呼び方は海外では一般的ではないかもしれません。

このような形状のものは「スカイ・ワーム (Sky worm)」「フライング・ワーム (flying worm)」「ワームUFO (Worm UFO)」等で呼ばれる方が多いようです。

(空飛ぶイカ状UMA ~ スカイ・スクイッド)

オヨ・フリオとはスペイン語であり直訳すると「7月の穴」となりますが、やはりその姿と名前を結びつける理由は思い浮かばず、きっと別な意味があるのでしょう。

オヨ・フリオの動作ですが、殆ど動きがない、もしくはゆっくり体をくねらせるような動きをした、といった程度であり、激しい運動をしていないと考えられます。

形状的にも動き的にもオヨ・フリオは飛翔するのに適している生物とは言い難く、正体としては単純に地上から吹き上げられたなんらかのオブジェクトであったり、特殊な形状の飛行機雲であったり、レアな自然現象といった可能性も考えられます。

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