■自分の生まれた産婦人科がフロアごと消えていた
今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックスの話。(グリッチ・イン・ザ・マトリックスの詳細についてはこちらをご参照ください)
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私の母のかかりつけの産婦人科はテキサス州オースティンのはずれにある病院の5階にありました。
そこにはベテランの看護師兼受付のアリソンという先生がいました。
私がまだ幼いころ、母に連れられ弟とこの病院を訪れた際は、母が診療している間、とてもカラフルな森の絵が飾ってある素敵な待合室で弟とゲームをして過ごしていたのを覚えています。
アリソンはとてもやさしい女性で、私たちのベビーシッターもしてくれました。
私たちに本を読んでくれたり、塗り絵を一緒にしてくれたり、ひどいノック・ノック・ジョーク (ドアのノックから始まり、来訪者の名前のダジャレを使ったジョーク) をいくつもしてくれました。
私たちは彼女のことをアリソン・ワンダーランド (不思議の国) と呼んでいました。
それから20年の時を経て、私はオースティンを出ましたが結婚し妊娠してから再びオースティンで暮らすようになり、産婦人科を探すことになりました。
母は受付のアリソンのいるあの病院はどうかしら?と勧めてきました。
あの頃はまだ30代だったけど、今もやっているだろうか。
担当医の名前で検索しましたが、彼の名前を見つけることができませんでした。
直接あの病院に行って、彼の所在を聞いてみるのもいいと思いました。
その日、オースティンを出ていた母がちょうどこの街に訪れていたこともあり、母と一緒に懐かしの病院に行くことにしました。
ビルの前に到着し、問題が起きていることにすぐに気付きました。
この建物には5階が無いのです、最上階は4階なのです。
記憶違いかもしれない、とにかく最上階であったことは確かなのでそこへ私たちは向かいました。
しかしそこに思い出の産婦人科はありませんでした。
久しぶりということもあり、訪れた建物自体が間違っているのかもしれない、しかしそうではありませんでした。
20年前と同じ駐車場に車を停め、そして同じルートで建物に入り、、、
しかし主治医の男性医師も受付兼看護師のアリソンもどちらも名簿に載っておらず、まるで存在すらしていなかったようようなのです。
病院のスタッフにも尋ねてみました。
そして出生届も調べてもらいましたが、そのコピーには「主治医」とだけ記載されており、特定できる名前が記載されていませんでした。
主治医の男性医師とアリソン・ワンダーランドの記憶は私の記憶障害の産物でしょうか?
そうとは思えません、この記憶は母と弟も共有しています。
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