今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックス (Glitch in the Matrix) のお話。
「グリッチ・イン・ザ・マトリックス」とは自分たちが現実と思っているこの世界は実は仮想現実の世界なのではないか?と思えるような体験談です。
グリッチ・イン・ザ・マトリックス自体の詳細についてはこちら (最上階から降りる方法がない!? ~ 謎のエスカレーター) の記事を参照ください。
「仮想現実に生きている」という考え方は、イメージ的には「自分たちを生み出した、あるいは管理している何者かに監視された箱庭の中で生きている」ようなものです。
仮想現実である以上、世界はプログラムによって成り立っています。
そのため、処理の綻びや想定外のバグが起きれば、物理法則や常識から外れた体験が発生してもおかしくありません。
そうした「バグ」を体験したとき、この世界は本当に現実なのだろうか、と不安になる人もいます。
今回は、そんな箱庭感を否応なく味わってしまった人物の話です。
― いつもと違う道へ ―
ある日のことです。
会社に向かう途中、理由は分からないのに、今日はどうしても違う道を通らなければならない、という強い衝動に駆られました。
わたしは大都市のど真ん中で働いています。
通勤路は決まりきっていて、普段なら変える理由などありません。
それでも、この日は「別の道を歩いてみたい」という考えが頭から離れず、その衝動に従ってしまいました。
いつもの道から、ほんの少し横道にそれただけでした。
距離にしてみれば、ほとんど誤差のようなものです。
それなのに、そこは見覚えのない通りでした。
― 崩れ始めた風景 ―
わたしの記憶では、15フィート(4.5メートル)ほど進んだところで、「グリッチ(バグ)」が起きました。
突然、周囲の感覚が一斉におかしくなったのです。
音の距離感が狂い、足元の感触が曖昧になり、自分の輪郭すら不確かに感じられました。
それこそ、自分という存在を、実体として認識できなくなるほどでした。
異次元を彷徨っている感覚、と言えば近いかもしれません。
無秩序な色や形が、意味を持たないまま、視界いっぱいに流れ込んできたのです。
― スーツ姿の人々 ―
次の瞬間、その無秩序な世界が、急に打ち砕かれたかのように感じました。
視界が一気に収束し、目の前にスーツ姿の人々が立っていたのです。
いわば、どこにでもいそうなサラリーマン風の集団でした。
しかし、彼らの存在には、はっきりとした違和感がありました。
彼らは、わたしが彼らを認識していることに気付いた瞬間、明らかに動揺したように見えたのです。
まるで、見えてはいけないものに気付かれた、という反応でした。
その中の一人が、とっさに何かをしたように見えました。
すると、世界は突如として闇に包まれました。
― 元の通勤路 ―
次に気付いたとき、わたしはいつもの通勤路に立っていました。
朝の風景も、周囲の人の流れも、何事もなかったかのように元通りでした。
わたしはこれまで、幻覚を見たこともありません。
ドラッグを使用した経験もありません。
だからこそ、この体験は、わたしにとって本当に初めての出来事でした。
あのとき、スーツ姿の「人々」が、檻の中の動物を見るような視線を向けてきたこと。
それだけは、妙に鮮明に記憶に残っています。
わたしは、自分が何者かに制御されている存在なのではないか、という考えを捨てきれずにいます。
今でも、この出来事を思い出すと、理由の分からない憂鬱さが込み上げてきます。
― あなたの日常にも”闇”は潜んでいるかもしれない ―
これは少し嫌な体験ではあります。
しかし、いつもと違う道を歩いてみること自体は、決して悪いことではありません。
皆さんも、毎日目にしているのに、まだ一度も通ったことのない道を、あえて選んでみてはいかがでしょうか。
もしかすると、そこには何も起きないかもしれません。
あるいは——。
(参照サイト)
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