2019年10月19日土曜日

タスマニアタイガーは生きている


■タスマニアタイガー (フクロオオカミ) 生存説

絶滅した動物の目撃情報は、絶滅が宣言されたあともしばらく続きます。

日本でもニホンオオカミニホンカワウソなど、ごく稀にですが、それでも目撃情報はあります。

そんな中、タスマニアタイガー (英名サイラシン, Thylacine)の目撃情報の多さには驚くばかりです。

タスマニアタイガーが絶滅したのが1936年、それから80年以上も経過しているのに、いまだに毎年数件もの目撃情報が報告されます。

かつてタスマニアタイガー生存説について質問を受けた、オーストラリアのクイーンビクトリア美術館・アートギャラリーの館長、デビッド・メイナード (David Maynard) さんは生存説に否定的な理由をこう述べました。

「野生の個体が生き残っていたとしてもそれはせいぜい1950年ごろまでだったでしょう。最後のタスマニアタイガーは森の中で人知れずひっそりと息を引き取ったのではないでしょうか。

タスマニアでは膨大な数の野生動物が車に轢かれ死んでおり、その数は年間293,000匹ほどにもなります。

ですが、何十年もの間、その中にタスマニアタイガーはただの一匹も含まれていないんですよ」

現在でも絶滅した事実を覆す物的証拠は何一つ見つかっていません。

死体はもちろんのこと、糞であったり、足跡であったり、タスマニアタイガーの存在を間接的にでも証明してくれるものもです。

しかし、冒頭で述べた通り、現在でも目撃情報は絶えることはありません。

どうせ既知動物の誤認だろう、と思ってもなぜか期待してしまいます。

タスマニアタイガーのものと思われる足跡を見た、見慣れない背中に縞の入ったネコのような動物を見た、等々。

最近の「有力な」目撃情報には次のようなものがあります。

2019年2月と、本当にごく最近のことです。

目撃したのはタスマニアに訪れていたオーストラリア人カップル。

2人は車で移動している際に道路を横切ろうとする、背中にストライプ柄の入った「それ」を目撃しました。

「その動物は何度か車のほうに向き直ったんです。12~15秒ぐらいの間でしたが、その姿をはっきりと見たんです。わたしたち2人はその生物が100%サイラシンであったと確信しています。」

(参照サイト)
INDEPENDENT

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