■全米の森で目撃されるシカの角を持つ獣人 ~ 鹿男 (ディアーマン・ディアマン)
UMA本で見かける「~男」は「~ man」を直訳したもので非常に数が多いことはご存じでしょう。
カエル男 (ラブランド・フロッグ) やヒツジ男 (ヤギ男・ゴートマン) 等が有名ですが、とにかく既知の動物と人間とのハイブリッドUMAです。
今回は鹿男ことディアー・マン (or ディア・マン, Deer man)。
もちろん、人間とシカのハイブリッド系UMAで一応は獣人にカテゴライズされるでしょう。
ディアー・マンは全米の各地で目撃されるUMAで、体は人間、頭部は角を生やした牡鹿、というのが基本的な姿です。
後肢で二足立ちできますが、人間のそれとは異なり、後肢はシカのままのように見えるといいます。
普通のシカと思ってみていたら後肢でいきなり立ち上がり、人間の姿に変わった (ように見える)、といったシェイプ・シフター (姿を変える能力をもつ生物) 的なものも含まれますが
この中でもっとも最近の目撃情報である2012年のオクラホマ州でのものを紹介しましょう。
ウィチタ・マウンテンズ国立野生動物保護区で夜空の撮影に訪れていた男性二人組。
そのひとりであるカイル・ハイング (Kyle Heying) さんの話によれば突如森の静寂を破り、たくさんの野生動物たちが目の前を走り去っていきました。
バイソンやヘラジカのような大型の哺乳類も含まれていたといいます。
動物たちは「なにか」から逃げているように感じました。
動物たちが走り去るとまた何事もなかったような森には静寂が訪れました。
しかし慌てふためいて逃げ去った動物たちを見たあとです、ふたりはクマのような肉食動物が近くにいるのではないかと恐怖を感じました。
ふたりは危険を察知し装備をまとめ車に戻ることにしました。
草が揺れる音がしたためライフルを向けましたがなにもいません。
尾とのなる方を警戒しながら後ずさりするよう車に戻り発車しようとしたとき、長い草をかき分け何かが出てくるのに気づきました。
それはふたりが今まで見たことのない生物でした。
直立二足歩行するその生物はよろよろと車に近づいてきたのです。
慌てて車を発進させてふたりはその場を離れたといいますが、野営動物のものとは思えない、今まで聞いたことのない悲鳴のような声が聞こえたといいます。
シカと人間のハイブリッドなんて、、、
馬鹿げた話に聞こえるという人もいるかもしれませんが、これはオハイオ州カーメルで目撃されたカーメル・エリア・クリーチャーにも似ています。
これはカーメル・エリア・クリーチャー等でも考察される、実際シカ、カーメル・エリア・クリーチャーの場合はオジロジカ (Odocoileus virginianus)、が正体ではないかというものです。
(後肢二本で立ち上がったシカ)
(image credit by Wikicommons)
シカは後肢二本で立ち上がり高い枝の実を食べたりすることがあるからです。
幾度かのディアー・マンの目撃には実際そういったものが含まれている可能性は否定できません。
ハイングさんらの目撃はそれに当てはまるか?というと微妙です。
二足歩行でよろよろと現れた、というのは後肢二本で立ち上がって歩くのが不慣れであることを示唆しますが、その状態で人間の方に向かってくるか、ということを考えると、それはちょっと考えにくい行動です。
いずれにせよ、ディアー・マンはごく最近でも目撃されるハイブリッド系UMAであり注目に値します。
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