今回はジーナフォイロ (ジーナファイロ, Guiafairo)。
西アフリカのセネガルやガンビアで目撃されるUMAでジーナフォイロという呼び名はウォロフ語に由来しその意味はズバリ「夜に飛ぶ恐怖」。
ジーナフォイロを一言で表現すれば「人面オオコウモリ」といえます。
翼を広げた大きさが1.2メートル、シルエットはまさにオオコウモリそのものであるものの頭部のみ人間的だといいます。(翼を持ったヒューマノイドという説もあります)
(大神秘博物館のジーナフォイロのフィギュア)
(攻めたラインナップを特徴とする大神秘博物館ならではのフィギュア化)
神出鬼没であり、いかなる厳重な警備を施した建造物にも侵入したり、また煙のように突如消え失せたりすることができる、といったスーパーナチュラルな特徴を持ちます。
勝手に現れ勝手に消え失せている分には問題ないですが、遭遇した人々が呼吸困難に陥るほどの悪臭を放ち、またその際、被爆したのような後遺症まで残るというのですから厄介です。
UMAですからこういったスーパーナチュラルな特徴を持つのは仕方のないところですが、その正体としてはやはりオオコウモリをおいて他にいません。
インドオオコウモリ (Pteropus medius)やビズマークオオコウモリ (Pteropus neohibernicus)、フィリピンオオコウモリ (Acerodon jubatus) らの大型個体は翼開長が1.5メートルを超えるほどであり、大きさについては全く問題ありません。
また、ナパ・レボブスの記事でも書きましたが、例えばソロモン諸島に生息するプテラロペクス (Pteralopex) 属のオオコウモリはモンキー・フェイスト・バット (monkey-faced bat「サルの顔をしたコウモリ」) と総称されようにサルのよううな頭部をしているのが特徴です。
サルのような顔、つまりは人面的であり、大きさ的にも頭部の特徴的にもオオコウモリはジーナフォイロの正体として合格点です。
とはいえアフリカではオオコウモリはまったくもって珍しい動物ではありません。
ですから単にオオコウモリを見ただけでUMA扱いするとは思えません。
考えられるとすれば、見慣れたオオコウモリからインスパイアされてジーナフォイロを創造したか、もしくは未発見のより人面的なオオコウモリが存在するか、いずれかではないでしょうか。
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