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2020年7月5日日曜日

人間サイズのオオコウモリが撮影される? ~ フィリピンオオコウモリ

(image credit by USA TODAY)

■人間サイズのオオコウモリ ~ フィリピンオオコウモリ

逆さまにぶら下がったオオコウモリ。

現在ネットで話題になているという「人間サイズのオオコウモリ」の写真で、フェイクではありません。

フェイクじゃないってーこたぁ、、、人間サイズのオオコウモリが実在するってこと?

確かに大きく見えますが、それは写真に写っているコウモリの近くにはっきりと大きさの比較できるものがないからです。

写真のコウモリ、これはインドオオコウモリ (Pteropus medius)やビズマークオオコウモリ (Pteropus neohibernicus) と並び世界最大のコウモリのひとつとして知られるフィリピンオオコウモリ (Acerodon jubatus) です。

これらのオオコウモリは翼を広げたときの大きさは1.5メートルを超え、個体によっては1.7メートルほどのものもいるといいます。

(インドオオコウモリ)
(image credit by Dibyendu Ash)

世界最重量はわずかな差ながらインドオオコウモリ (1.65キロ)、ついでビズマークオオコウモリ (1.45キロ)、フィリピンオオコウモリ (1.40キロ) の順となります。

いっぽう体長はというと大きく見えても最大で45センチほどです。

ただし写真のように後肢でぶら下がった場合、肢の長さ (最大29センチぐらい) もプラスされるのでトータルで70センチオーバー (体長45センチ+後肢29センチ) といったところでしょうか。

上記の通り、大きな個体であれば翼開長は1.7メートルを超えるため、UMA騒ぎを起こしたり、実際、飛翔系UMAの正体はオオコウモリではないかと考えられているものも多数存在します。

参考までに上記コウモリの英名は下記のとおりです。(調べ物などにどうぞ)

・フィリピンオオコウモリ (Giant golden-crowned flying fox)
・インドオオコウモリ (Indian flying fox)
・ビズマークオオコウモリ (Great flying fox)

(参照サイト)
USA TODAY

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