■ニューギニアの生物発光する翼竜 ~ コー (コル)
今回は飛翔系UMA、コー (もしくはコル, Kor)。
コーが目撃されるのはアドミラルティ諸島最大にしてパプアニューギニアで5番目に大きな島、マヌス島 (Manus Island) です。
この島には貝殻コレクター垂涎 (かどうか分かりませんが) の、この島の固有種、美しいミドリパプアマイマイ (Papustyla pulcherrima) が棲息しています。
英名をエメラルド・グリーン・スネイル (Emerald green snail) といい、宝石のエメラルドに例えられるほど鮮やかなエメラルド・グリーンの殻を持ちます。
コレクターに人気が高く乱獲されたことにより生息数は激減しているといいます。
(ミドリパプアマイマイ (Papustyla pulcherrima) )
(image credit by Wikicommons)
さて、コーの話をしましょう。
コーの姿は一般的には翼竜に似ているといわれ、同じくパプアニューギニアの飛翔系UMA、ローペンと同一ではないか?ともいわれています。
ローペンはウンボイ島で目撃されており、マヌス島とはビスマルク海を挟み地理的にはそこそこ (500キロメートルぐらい?) 離れており、一応違うんじゃないかとは思います。
ただ、ニューブリテン島、ニューアイルランド島、ニューハノーヴァー島と各諸島を遠回りしながら頑張れば辿り着けなくもないので完全否定はしないでおきましょう。
コーがローペンと同一視されるのは見た目が翼竜に似ているだけではなく、実は習性も似ておりこちらも生物発光が確認されてます。
コーもまた、川で腹部を発光させその光で魚をおびき寄せ捕らえて食べているといわれています。
コーもローペンもどちらも捕獲も撮影もされていないわけですから同一、亜種、収斂進化、いずれとも判断はつきませんが、まあとてもよく似たUMAとだけは覚えておきましょう。
マヌス島の長老からの言い伝えによれば同島が第二次大戦中、日本の占領下にあったころ、島の住民からすれば憎き日本兵をコーは襲ったといいます。
その後日本兵はコーを追跡し、ねぐらである洞窟を発見し洞窟ごと爆破して殺したといいます。
それにて絶滅してしまったかというとそんなことはなく細々と現在まで目撃は続いています。
生物発光という特徴から、その正体は未知の生物に加え自然現象である可能性もこれまた否定できませんが。
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