リンゴ ⇒ ゴリラ ⇒ ラッパ、、、
しりとりゲームは「ん」がつく言葉を言うと負けと教わりました。
理由は「ん」から始まる言葉は無いからと。
今日はそんな日本のしりとりのルールを根底から覆し、日本しりとり協会を震撼させたとかさせなかったとかいわれるUMA、ンデンデキ (Ndendecki) です。
ンデンデキはアフリカのUMAですが、実はアフリカの言語で「ん」からはじまる名詞はまったく珍しくなく、人名にもふつうにいますし、UMAだけでも他にングマモネネ (Nguma-monene) やンゴイマ (Ngoima) なんかいるほどです。
さーてそれではンデンデキの話をしましょう。
ンデンデキはモケーレ・ムベンベ (Mokele-mbembe) で有名なコンゴ共和国の、正式な発音すらわからないリコウアラ・オウクス・ヘルベス川 (Likouala-aux-Herbes) に生息するといわれるUMAで、目撃情報からそれは巨大なカメと考えられています。
但し、UMAというだけあってそんじょそこらのカメとはレベチです。
甲長 (甲羅の長さ) だけで12~15フィート (約3.6~4.5メートル) 頭部を含めたら20フィート (6メートル) 超えかもしれません。
(アーケロンの骨格)
(original image credit by Wikicommons)
巨大なカメといえばクラシック的に有名なのはやはりアーケロン・イスチイロス (Archelon ischyros) ですが、スチュペンデミス・ゲオグラフィクス (Stupendemys geographicus) のほうが大きかったともいわれます。
いずれも最大のものは頭部を含めると5メートル前後で、「絶滅生物、実は生きていました系」がンデンデキの正体だとすれば二者択一で淡水性のスチュペンデミスに軍配が上がるでしょう。
ではもう少し現実的な線で考えてみましょう。
アフリカ最大 (最重量) のカメはケヅメリクガメ (Centrochelys sulcata) ですが、さすがに目立つし動きは遅いしリクガメがンデンデキの正体とは考えにくいです。
淡水生で巨大なカメといえばやはりスッポンにおいてないでしょう。
(見よ!この巨体!マルスッポン)
(image credit by Wikicommons)
東南アジアに生息するマルスッポン (Pelochelys cantorii)、インド等南アジア代表のインドコガラシスッポン (Chitra indica)、タイに生息のタイコガラシスッポン (Chitra chitra) らは大型のものでは甲長だけで1メートルを優に超し、非公式ながら甲長1.5メートルもしくはそれ以上、2メートル近い個体もいるといわれています。
スッポンといえどカメの仲間ですから非常に長命であり、100年以上の寿命を持つ個体もいます。
この長命こそ爬虫類巨大化の一要因です。
ンデンデキの候補として上記に挙げたスッポンたちは申し分ないのですが、お気づきの方もいるでしょう、アジアに集中していおりアフリカ大陸のものではありません。
(ナイルスッポン)
(image credit by Wikicommons)
アフリカに生息する最大のスッポンはナイルスッポン (アフリカスッポン, Trionyx triunguis)、名前に反してアフリカ以外の中近東にも生息しますが、最大体長は1メートル超え、広大なナイル川で100年以上も生き延びれば、公式記録を凌駕するとんでもないナイルスッポンが生息していても不思議ではありません。
ンデンデキの正体として未知種のスッポン説が一番理想ですが、既知種であれば100歳を超える巨大化したナイルスッポンを推しておきましょう。
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