(iamge credit by Robert Markovčić)
■全身皮膜で覆われたクロアチアン・モンスター
クロアチア人のロベルト・マルコヴィッチ (Robert Markovčić) 氏が捕獲した謎の生物。
氏によれば、クロアチアのドラヴェ川 (Drave river) 付近で捕獲したということです。
体長は20センチ程度でしょうか、首から前肢、そして後肢へと皮膜が張られており、前方を向いた大きな目も確認できます。
一見すると爬虫類的で、皮膜があるのでトビトカゲでは?と思う人もいるかもしれませんが、皮膜の張り方がまったく異なりますしヘソらしき突起も確認できます。
やけに首が長いのが気になりますがおそらく子供のヒヨケザルだと思います。
(マレーヒヨケザルの成体)
(image credit by Dermoptère.JPG: Didastephderivative work: Medeis)
ヒヨケザルはフィリピンヒヨケザル (Cynocephalus volans) とマレーヒヨケザル (Galeopterus variegatus) の2種のみ知られており、英語でフライング・レムール (Flying lemur 「空飛ぶキツネザル」) と総称されますが、レムール (キツネザル) の仲間ではなく独自のヒヨケザル目に属します。
皮膜を広げ木から木へと100メートル以上の滑空が可能で、確認された最高記録は446フィート (約136メートル) です。
ただなぜゆえに東南アジアにしか生息しないヒヨケザルがクロアチアで捕獲されたのか、そっちのほうが謎です。
(参照サイト)
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