2020年5月16日土曜日

火を吐くUMAは実在する ~ ニジェール・ファイアスピッター


■火を吐くUMA ~ ニジェール・ファイアスピッター

「兵士たちは僕の故郷のアーリット (Arlit) でそいつは殺したんだ、15年前のことさ。

ヤツがどこから来たのかなんて誰もわからなかった、でもおそらく鉱山じゃないかな (近くにウラニウム鉱山がある)、地震が原因だって言う人もいたね」

「そう、地震か、、、落雷があったと思う、よく分からないんだ、けど地面には大きな亀裂が走って、飛び越えられなかった人もいたよ、とても長い亀裂で1キロぐらいあったんじゃないかな」

「とにかくその地割れにみな恐怖を感じていたよ。そしたらソイツが現れたんだ、羊飼いたちは茂みに隠れてソイツが自分たちのヒツジが襲っているのを見ていた」

「見たことがないヤツだからみんな怖がって叫んでいたよ。

そしたらソイツは火を吐いたんだ。

背中を丸め、背中の鋭く尖ったトゲを全部立て、そして首を低くして火を吐いていた。

兵士たちが背負ってる火を吹く銃器みたいな感じさ」

「兵士たちはソイツを殺して政府の建物に持っていった、みんなに見せるためにね、みんな怖がってたから、ヤツは死んだよってね、でもみんな炭鉱現場に戻るのは拒否してたけどね」

「で、自分の目で確かめたよ。

誰も見たことのない生き物だった。

それからみんなでソイツの母親探しを始めたんだ、だってヤツはとても小さかったから、きっと母親が近くにいるはずだって。

彼らは鉱山会社からフランス人に電話をしてこの生物を知ってるか尋ねてたけど、そんなの無理さ、アフリカに存在しない生物なんだから」

「自分の知り合いが写真を取り始めたんだ、そして僕にいうんだ、ヤツはニワトリみたいに卵を産むって。

それからみんなで至るところを探したよ、茂みもサハラ砂漠もみんな、一ヶ月ぐらい探したかな、でもな~んにも見つからなかった。

その後、兵士たちはこの生物について話すことすら禁じられていると言っていた、みんな動揺していてその場を去るものもいれば仕事に戻りたくないというものもいたよ。

兵士たちは騒動になるのを嫌がっていたね」

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「大きさはどれぐらいだった?」

「そんなに大きくない、これぐらいかな (手振りで60~80センチぐらいを示す)」

「(背中の) トゲは?どこから始まってどこで終わってた?

首から背中にかけて?」

「首?いやいや、首の付け根から尾の付け根あたりまでだね」

「脚 (legs) はどう?」

「四本脚、短かったよ」

「前肢と後肢では長さは違った?」

「いや、全部同じ」

「足 (feet) はどう?」

「ダチョウみたいだった。

とても指が大きくて鉤爪が付いて開いてた。

猫みたいな爪なんだけどもっと大きかった。

地面についた足跡はダチョウそのものだったよ」

「肌はどう?どんな見た目でどんな感触だった?」

「触ってないから感触はわからない。

でもとても丈夫そうに見えたよ、ゾウみたいにね。

砂みたいな色で体の側面には斑点があったよ、ペンキをふりかけたみたいなやつで、赤と白の小さな斑点」

「首はどう?どれぐらいの長さだった?」

「首は長かった。

ワニ (クロコダイル) みたいな頭だったけど目は大きかった、とても大きかったよ」

「尻尾は?」

「尾は長くはなかった、けど太かった、とても丈夫そうだった」

「その生物はどうなった?」

「兵士たちはニアメー (Niamey, ニジェールの首都) にそいつを持っていった、だから分からないよ。

いずれにしても兵士たちはソイツについてあまり話したがらなかったんだ。

誰ひとりそんな生物をそれまで見たことがなかったよ」

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(ニジェールサウルスの頭部骨格)
(image credit by CaptMondo)

これは西アフリカのニジェール共和国で1984年、兵士によって射殺されたUMAについてその目撃者の証言とインタビューです。

西アフリカのニジェール共和国、一般的に日本では今ひとつ知名度の低そうな国ですが、国名を冠し特異な歯列を持つ竜脚類、ニジェールサウルス (Nigersaurus taqueti) 等で恐竜好きであれば馴染みのある人も多いかもしれません。

さてこのニジェールで目撃されたUMAは数あるUMAの中でもかなり突飛な方です。

「火を吐く」からです。

その特徴からこのUMAはニジェール・ファイアスピッター (Niger Firespitter 「ニジェールの火を吐くもの」の意) と呼ばれます。

上記のインタビューからどのような姿の生物を想像したでしょうか?

体長は60~80センチというものの、ワニ顔で目が大きく背中に鋭いトゲがある四肢生物、そうスピノサウルスです。

こういったことからニジェール・ファイアスピッターは「火を吐く小さなスピノサウルス」という像が出来上がっっています。

(キューバワニの赤ちゃん)
(image credit by Brian Gratwicke)

有力な正体としてはワニです。

ワニのような頭部ではなくワニそのものであるというわけです。

ワニの若い個体は相対的に目が大きく、証言のワニのような頭部かつ目が大きい、四肢は短い等の条件を満たします。

背中の棘等は条件を満たしませんから未発見のワニということになります。

個人的にもスピノサウルスはないとして、ワニも有力ですがそれに付け加え以下を提案します。

まずは前提として生物が火を吐くとは考えにくく、あくまで目撃者は「スピット・ファイア (spit fire)」と表現しているので「つばを吐くように火花 (のようなもの) を噴出していた」と解釈します。

(リンカルス (ドクハキコブラ))
(image credit by I, Profberger)

おそらくそれは火ではなく、ドクハキコブラ (Hemachatus haemachatus) のように口中から毒液を吐き出している生物、もしくはサバクツノトカゲ (Phrynosoma platyrhinos) のように目から天敵に向かって血液を飛ばしているような生物だったのではないか。

四肢があることでドクハキコブラはないとして、サバクツノトカゲ (アメリカにのみ生息) のような血液なり毒液なりを天敵に浴びせる未発見の爬虫類、これを正体として提案します。

(参照サイト)
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