メッシーという名のUMA (未確認生物) は2種類存在します。
ひとつはアメリカ、サウスカロライナ州にあるマーレー湖 (Lake Murray) で目撃される巨大水生生物で、スコットランドのネッシーにならい「メッシー (Messie)」と呼ばれます。
もうひとつのメッシーは、イングランド北西部、マージーサイド (Merseyside) の下水路で撮影された謎の生物でスペルもまったく同じ "Messie" です、しかし名前の由来は大きく異なります。
マーレー湖のほうはもちろん湖の名前 (Mではじまるから) からメッシーと命名されましたが、イングランドのメッシーは全然違います。
(監視カメラに映ったメッシー)
下水道という不衛生な場所での目撃から「汚物」を意味する「mess」に由来するもので、日本語だと「オブッツー」といった感じでしょうか、間違いなくUMA史上最低の愛称です。
さて、気を取り直して映像を見てみましょう。
撮影したのはイギリス最大手の水道会社、ユナイテッド・ユーティリティーズ (United Utilities)。
下水道という暗い撮影環境の上、対象物がカメラからかなりの遠距離に写っているため、その姿ははっきりと分かりません。
そんな中でも目を引くのがライトに反射し煌々 (こうこう) と輝く両目です。
頭部の輪郭は丸っこく、輝く目と相まってまるでフクロウののようです。
イギリスにはオウルマン (owlman, 「フクロウ男」) なるクラシックUMAが存在しますが、さすがに下水への進出はしないでしょう。
さてこのメッシー、シルエットで分かるのはカエルのようなガニ股で体に比して短い後肢、そして逆に長い前肢、ゴリラ然とした体型です。
下水の側壁に寄りかかっている (もしくは側壁につかまってる?) だけかもしれませんが、後肢2本で立ち上がっており、その姿は二足歩行する獣人タイプのUMAを思わせます。
ユナイテッド・ユーティリティーズ社の地域廃水ネットワークマネージャー、マイク・ウッド (Mike Wood) 氏は「この生物は逃げ出したペットもしくは、動物園から脱走した動物の可能性が高い」とコメントしてます。
いやいや、既知動物にこんな動物いないっしょ。
しかし、実はこれ、トイレに異物を流すと詰まったり、逆流したり、ときにはこんな怪物が育ってしまいますよ、的な、水道会社からトイレへの異物流しストップの啓蒙活動の一環と考えられています、というのも、この映像が発表されたのはエイプリル・フール当日だったからです。
とはいえ、特にエイプリルフールですよ~的発表もないので、メッシーの真偽はみなさんご自由に。
(参照サイト)
ECHO
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